Ayuko

5歳からバレエを習ってきました。20歳で高木俊徳先生に出会い、クラシックバレエのレッス…

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5歳からバレエを習ってきました。20歳で高木俊徳先生に出会い、クラシックバレエのレッスンの魅力に取りつかれ、25年レッスンに通い続けました。2009年から先生の言葉を記録するようになりました。プロのダンサーにはなれなくても、クラシックバレエが大好きな人、知りたい人に届けたい。

最近の記事

はまる位置にアチチュードをする

2022年9月17日 「はまる位置にアチチュードをする(Y先生)」 アチチュードの時に、正しいポジションに手足それぞれが配置されるとカチっとはまる場所があり安定してバランスを取れる。 タカギバレエでは、アチチュードでバランスを取るときに、①②③の3か所を結んだ三角形を意識すると良いと教わった。どうしても足の形ばかりを意識してしまうが、重要なのは全身で形作るポーズを意識することだ。 タカギバレエでは、アチチュードの曲げた足のかかとが、なるべく下方に向くよう意識することで

    • 足を気持ちよく上げる

      2022年9月10日 アダージオで足をデヴェロッペで上げるとき 上半身は腕もアラスゴンの位置に固定したままだと、本当に足の力だけで上げなくてはならず、特にテンポがゆっくりだとキープが大変なので、 ルティレまでもったいをつけて時間稼ぎをしたり、気持ちは上がっても上がらない足を情けなく思って、気まずい時間が流れる。 タカギバレエでは、上半身の助けを借りて足を引き上げる、キープすることを学べた。 例えば、図のように、アダージオでまず、五番プリエのまま体をダウンし、体を下か

      • エカルテの足を美しくあげるために

        2022年9月3日 足を美しく、高くあげたいと思った時に、 例えばリンバリングをして、手を離してキープする訓練や アチチュードで膝を上げて、腿を腕で持ち、膝から下をストレッチする訓練などを行う。 でも、上げた形をキープすることはできても、 自分でデヴェロッペして足を持ち上げていくのは、 余計なお肉がたくさんついた重い脚の私には難しい。 そんな時に、タカギバレエのアダージオのアンシェヌマンで、 図のように、最初、片方の足を軸足にかけて床を突いた状態で、 上半身

        • 軸足は5センチ長いと意識してみる(Y先生)

          2022年8月27日 「すべての動きにおいて、軸足が5センチ動いている足よりも長いと意識してみる。特に足を戻すとき、大事」 軸足の付け根を常に引き上げておく意識はとても大切だ。 動いている足に重心を取られないように体幹を保つために。 また、出した足を戻すときに、軸を引き上げながら戻すと きれいにスムーズに足をしまうことができる。 どうしても動いている足、先っぽを何とかしようとばかり考えてしまうけれど、 本当に大事なのは、軸であること。足の先端ではなくて、根本であ

        はまる位置にアチチュードをする

          エカルテプロムナードは軸側の腰に乗る感覚で

          2022年6月3日 「エカルテプロムナードをするときに、軸側の腰に重心を持ってくれば、バランスを崩さずに回ることができる。」(Y先生) この注意があった後に考えていたのは、軸側の腰に体重を乗せるためには、 どこを意識すれば良いのかということだった。 タカギバレエの記憶をたどってみると、エカルテプロムナードの時に意識するのは、「足と反対側に伸ばした二の腕の張りに体重を乗せる感覚」であり、 図で示すところの腕の矢印の部分に重みをかける感じ。 ただし、この時に首から腕の

          エカルテプロムナードは軸側の腰に乗る感覚で

          アラスゴンに足を上げるとき、胴体も前にもってくる

          2022年6月25日 正面を向いてアラスゴンにデヴェロッペで足を上げるとき 「足を付け根から開くように足を上げていく(Y先生)」 デヴェロッペで足を開こう、あるいは開いたように見せようとすると 腰をゆがめて軸足の方を少し内股気味にすれば 上がった足が開いたように見えるかもしれない。 例えば図の左下のように。 これであると体は沈んでしまい、軸足の前ももに力が入るので足が太くなるかもしれない。 タカギバレエにて注意されたのは、足をデヴェロッペするときに、 胴体も

          アラスゴンに足を上げるとき、胴体も前にもってくる

          音楽の力を利用する(Y先生)

          2022年7月31日 「もっと音楽の力を利用する。音の聞き方で踊れるようになるから」 アレグロの細かいステップが連続するときに、カウントを数えて、それにパを入れ込もうと意識すると足がついていかなくなってしまう。 そういえばタカギバレエのアレグロで、音の取り方について 2020-03-26「アレグロは背中でリードする」があった。 確かに、 「早いアレグロは順番を追うのに忙しく、前のめりに順番をこなしていく足技のように思うかもしれないが、実際はカラダの重心のすばやい移

          音楽の力を利用する(Y先生)

          膝のウラを延ばすことで、背中も伸びる。Sの字のように

          2022年6月17日 長い期間、自習をしていて背中が落ちて丸くなっていた。 そんな時に、Y先生の言葉「膝のウラを伸ばせば、背中も伸びる。Sの字ね。」 背中を伸ばそうとして意識を背中だけにもっていくと そっくり返ってしまいがち。 それよりも膝のウラをまず意識してピンと伸ばしてみると 不思議なことに背中も自然に伸びるのを感じる。 体はつながってSの字のようになっていて、 下の湾曲を伸ばすと自然に上の湾曲も伸びるみたい。 「膝」と言えば、タカギレッスンで膝を伸ばす

          膝のウラを延ばすことで、背中も伸びる。Sの字のように

          自分でレッスンしていくことの難しさ

          2018年12月、先生が旅逝く前から始めた自習は、2020年4月の緊急事態宣言以降、他のクラスに通えなくなった私にとって、唯一のバレエらしき動きをする時間だった。週に2回、ラジオ体操のように生前に受けていたアンシェヌマンをただ、繰り返すことをやってみて4年、やはりバレエを踊る魅力は、自分だけでは完結しないこと、言いえれば「人と踊ること」、そして「人に観てもらうこと」(例え先生でも)なしでは、成り立たないということを実感した。 コロナ禍で舞台のなくなったダンサー、オンラインで

          自分でレッスンしていくことの難しさ

          グランワルツ 足が前に出ていかないと腰がつまってしまう

          2010年1月7日 「(グランワルツのときに)それぞれのパのつなぎで どんどん足が前に出ていかないと腰がつまってしまう。 足は胴の動きを先導していく。」 クラシックバレエのレッスンでは、足の動きの鍛錬が多く、ポールドブラを動かす機会が少ない。そのような中、レッスン最後のグランワルツは腕を大ぶりに動かして、最もバレエらしい動きをできる絶好の機会だ。 そのせいもあるのか、腕の動き、上半身の動きに関心が集まり、足の動きが後追い的にちょこまかして見えることがある。まるで水泳のクロー

          グランワルツ 足が前に出ていかないと腰がつまってしまう

          肉体を鍛えるのでなく、イメージする力を鍛える

          2015年4月23日 「意識と肉体について、 意識・イメージすることが一番大事。体はそれについてくるだけ。 肉体を鍛えるだけでなく、イメージする力を鍛えよ」 継続的なレッスンは、バレエを踊りこなすための強靭な肉体を鍛えたり 表現を広げるための柔軟性を保つために欠かせない。 ただ、鍛えた自分の体がどのような状態にあるのか あるいは、鍛えた自分の体をどのように使うのか つまり体を動かすために、頭を鍛えるという訓練も忘れてはならない。 例えば、デヴェロッペ一つをとっても 「花が

          肉体を鍛えるのでなく、イメージする力を鍛える

          手のかかとと足のかかとがしまっている状態に

          2011年10月11日 「人間はもともと四つ足歩行をしていたのだから、 手の動きと足の動きは、同じように考えることができる。 手のかかと部分は親指の付け根のふくらみがそれに該当する。 アームスを形作る際に、足のかかとと手の『かかと』が 常にクロスしてしまっている状態を意識するとバランスが良い」 クロスしてしまっている状態とは、右腕に対して左足、左腕に対して右足 がそれぞれターンアウト(内側から外側に向かって開いてること)することで、 全身で作るポーズが安定するということ。

          手のかかとと足のかかとがしまっている状態に

          トウシューズのエシャペは少し前方に弧を描くように

          2016年12月15日 エシャペする時は、真横に足を出すイメージをつくって動かす。 この時「一直線に真横に出すこと」だけにこだわりすぎると 例えば、かかとは後ろを向いて、お尻も締まらないで出てしまう。 あるいは、過剰に骨盤を前にして足を真横に出そうとする結果、 バランスを取るために、背骨が後ろ側に湾曲し、猫背のようになってしまう。 真横にこだわるのでなく、少しだけ前方に弧を描くように 両足を出すイメージを持ってみよう。 真横に出すときよりも、楽に足を出すことができ、 その

          トウシューズのエシャペは少し前方に弧を描くように

          5番の脚は肩甲骨の下に収納する。

          2011年8月4日 5番を後ろから見る。特に後ろ側のしまい方について、 「5番の脚はクロスする背中の肩甲骨の下に収納されるようにして5番にいれる。足は足の付け根から伸びるのでなく、背中の下から伸びていくようにイメージする。」 足の付け根の意識を、本来ある付け根の位置よりも高い場所にイメージすると足を長く見せることができる。 例えば、タンジュで後ろ方向に出した足を5番にしまう時、 足の付け根に向かってしまうと、戻した衝撃で背中がたわみ、 お腹が前に出てしまったり、背中が動かな

          5番の脚は肩甲骨の下に収納する。

          ジャンプは解放である。

          2014年10月28日 「シャンジュマンのジャンプは下に落として上にあがること。 軽くしたければ、下に押す。ジャンプは解放である。 下半身の押しの力で跳ね上がる感じ」 ジャンプは上に向かって自分の気持ちもイメージも持ち上げるものだと思っていた。プリエはおざなりにして、飛んだあとに体をいかに天高く突っ張り上げることばかり意識していた。まるでロケットが炎を出して飛び出すように・・ しかし、本当に意識すべきはジャンプの前のプリエをいかに深く、弾力を発するように踏み込むのかという

          ジャンプは解放である。

          腕が動くのではない。背中の動きに腕がついてくるのだ。

          2011年8月4日 ポールドブラ(腕の動き)について 「腕が動くのではない。背中の動きに腕がついてくるのだ。 腕だけが動くのは手旗信号である。」 ”腕を大きく動かしなさい。”、”腕を背中から使いなさい。” という注意は幼いころから聞いていて、あくまで、一生懸命に「腕」を動かしていた。ところがタカギバレエで知ったのは、そもそも腕ではなくて、 背中に意識を向けて、背中の動きに合わせるように腕が動く、あるいは動かすという意識だった。 私にとって画期的なこの一言で、ポールドブラ

          腕が動くのではない。背中の動きに腕がついてくるのだ。