足を気持ちよく上げる

2022年9月10日

バー、アダージオ、上半身もダウンしてのデヴェロッペ


アダージオで足をデヴェロッペで上げるとき

上半身は腕もアラスゴンの位置に固定したままだと、本当に足の力だけで上げなくてはならず、特にテンポがゆっくりだとキープが大変なので、

ルティレまでもったいをつけて時間稼ぎをしたり、気持ちは上がっても上がらない足を情けなく思って、気まずい時間が流れる。


タカギバレエでは、上半身の助けを借りて足を引き上げる、キープすることを学べた。


例えば、図のように、アダージオでまず、五番プリエのまま体をダウンし、体を下から吸い上げるようにローリングアップしていくタイミングで、足もストレッチからデヴェロッペしていく。足が伸び切るタイミングとボディが真上に引きあがるタイミングを同じにする。これで、軸足ルルベでバランス。


この動きをフロント、バック、サイドとやると、体が気持ちよく伸びて引きあがり、足も気持ちよくデヴェロッペできる。


専門家でない私は、足を上げるために、上半身を縮こめたり、ひしゃげたりして我慢させる部位だと思ってしまいがちだけど、そうではなくて、両方とも伸びて引きあがり、引っ張り合うことで足も上半身も引きあがっていく、そのようにして上げる足は気持ちがいい。


この訓練をすることによって、ダウンまでしなくてもデヴェロッペをするときに上半身にも意識がいき、全身としてみた時の足を上げたポーズが整合的で美しく見えるようになると思う。


一人で自習する機会があるならば、ぜひやってみてほしい。


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