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現役人事部長が語るシリーズ〜人生は「考え方」で差がつく! #9〜

前回は「組織内の役割」でしたが、今回はその続編として、「当事者意識」について共に学んでいきたいと思います。
では、9時間目始めたいと思います。最後までどうぞお付き合いください。「気づき」が多い機会となれば嬉しいです。

■当事者意識とは?


今回は、「村の祭り酒」という題材をご紹介したいと思います。

私もこの題材は、5年前くらいに知りましたが、元サッカー日本代表の岡田監督が大学で講演されたことでも有名ですね。


では、まず「村の祭り酒」をご紹介します。

読みながら、「気づき」を意識してみてくださいね。

「村の祭り酒」


収穫を祈念して、夏祭りをする村があった。


祭りでは、お酒が入った大きな樽を、
みんなでパーンと割って始める風習があった。


ところがある年、貧乏でお酒が買えなくて、
みんな集まって、

「どうしよう、これじゃ祭り開けねえな」
と悩んでいた。



するとある人が、


「みんなが家からちょっとずつお酒を持ってきて、樽に入れたらどうだ?」と提案した。


「それは良いアイデアだ」ということで、

みんなが持ち寄って樽がいっぱいになった。

「これで夏祭りを迎えられる。良かった」ということで、

当日にパーンとみんなで割って「乾杯」と言って飲んだら…



水だった…




これを読んで、いかがでしたか?


何だか、周りのコミュニティでも同じようなことが起こったりしていませんか?


今日のタイトルは、「当事者意識」です。

あなたは自分の役割に対して、
当事者意識を持って動けていますか?


組織に甘えて他人事になり、
「自分1人くらい」と社会的手抜きをしていませんか?


組織は『個』の集合体です。
組織の強さは個の強さに比例します。

何事も当事者意識を持ち、「自分がやらなければ」の使命感を持つ事が、

自分の成長も、組織の成長も加速させます。


もちろん理想は、全員が当事者意識をもって責任感ばかりの人たちの組織があったら最高です。

でも、そんな理想な組織があったとしても、最初からそうなっていることはありません。

自分が、自分たちが力を合わせて協力して創りだすほかありません。

それができるか否かは、一人ひとりの「当事者意識」ほかありません。

自分ひとりくらい…なんて思っていると、「村の祭り酒」になってしまいますね。



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