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元マグロ職人が教える、「DHAとEPAを効率的に摂るなら大トロ刺身が最強」って知ってた?

まいど!実は私、元々マグロの解体職人をやっておりました。1年間マグロを毎日食べ続け、マグロの味を舌に覚えこませたのも今ではいい思い出、そんな私がマグロを食べ続けた結果

血液がサラサラになったんです!

っていうのは冗談なんですが(笑)
実は、マグロは魚類中で、もっともDHAとEPAが豊富に含まれている魚種なんです。

そもそも、DHAとEPAってなんやねんって方に簡単に説明すると、どっちも脂の一種です。いわゆる魚油というやつ。
DHAは人間の脳の構成成分の一種ということもあり、特に幼児期の脳の発達に寄与しているのでは??と言われており、EPAは、血液サラサラ効果があります。
グリーンランドの先住民族が、クジラやら海獣類の生肉しか食ってないのに血液サラサラの理由はEPAを沢山とれているからなんです。

DHA→脳の栄養?まだ研究中だけど、幼児期の脳発達にはいいっぽい。
EPA→血液サラサラ効果はすでに実証済み。再現性もある!

詳しく知りたいかたはニッスイさんのサイトが参考になりますので、リンク貼っておきます。

さて、下記の資料を見てもらえれば一目瞭然ですが、クロマグロの脂身がぶっちぎりで高い値です。

スクリーンショット (61)

参照:水産庁資料)https://www.jfa.maff.go.jp/e/annual_report/2012/pdf/04_1shou.pdf

クジラ類がさらに上をいくのですが、なんでクジラやらクロマグロが含有量が高いのかというと

マグロもクジラも食物連鎖の頂点にたつものだからです(笑)

なんのこっちゃと。
要は、マグロの餌もクジラの餌も、DHAやEPAを豊富に含んでいるサンマ、アジ、イワシなんです。当然、DHAやEPAがどんどん濃縮されていきます。摂取されてDHAやEPAは脂なので、マグロやクジラの脂にどんどん蓄積されていっているから、値がどーんと高くなるという訳です。

ちなみに、DHAやEPAの必要な摂取量は大体1~1.5g/日と言われているので、大トロの寿司だったら1貫10~15gなので、2~3貫食べればいい計算になります。
まあ高いから現実的には無理なんですが、DHAもEPAも炙ってしまうとどんどん少なくなりまうす。

だって脂だから。(笑)

だから「生」で食べるの一番なんです。
魚を生で食べる最大のメリットは、余さず栄養素を摂れるからです。

今日も地元のスーパーで、津軽海峡産の天然の本マグロの大トロが100g2000円で売っていました。
いや高いじゃんって思ったそこのあなた!!
普通、並ばないですから!!津軽海峡で獲れたマグロは!!
並んでいたのは、大間のマグロはではなく対岸で獲れた戸井というところのマグロなんですが、ものは全く同じもの。
1kg5000円からが市場の相場で、末端価格は1kg1万円を超えます。最盛期は価格もまさにウナギ昇りです。
大トロ100g2000円なんて価格崩壊もいいところです。
寿司屋さんで大体1貫10~15gくらいと考えると、6~10貫位は握れる計算になります。1貫2000円してもおかしくない代物なので、まさに破格!
ただ、イワシなんかと並んでるから、高く見えてしまうだけ(´;ω;`)

悲しいというかなんというか、まあそれでも高いことには変わりないんですけどね。
最近、目に見えて高級魚がスーパーに並ぶようになってきました。
本当に需要がないという証拠。
ただ、こんな機会はめったにないと思います。
まさに、一生に一度あるかないかの大大バーゲンセール!
もっと魚を沢山食べて、健康な体を目指しましょう☆

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