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ゴジラ怪獣ここが好き 昭和メカゴジラ編その4

ゴジラ怪獣の好きなところを書いていくシリーズ。
今回も、メカゴジラの逆襲に登場したメカゴジラ2の紹介。
爆破!爆炎!盛りだくさんの見どころ紹介。
よろしければご一読ください。

今回もメカゴジラだが?

さて、前回前々回さらにその前とメカゴジラについて綴ってきた昨今ですが。
今回もメカゴジラです。
映画「メカゴジラの逆襲」のなかから、メカゴジラ2の活躍ぶりをピックアップしてご紹介します。
ちなみに昭和ゴジラシリーズは一時期、やたら南国の島が舞台になる映画が続いていました。
それが関係あるかはわかりませんが、シリーズ最後にして鬱憤を晴らすような、ビル大爆破が詰まった映画になっています。

といっても、メカゴジラ2が本格的に動き出すのは映画の終盤。
それまでは、宇宙人の基地で整備されているシーンが続きます。
今作で搭載された新たなコントロール装置を調整する場面も出てくるのですが、この装置が設置されているメカゴジラ頭部の中、結構広いんですよね。
無人機なので広い空間があっても無駄なスペースになってしまうはずなんですが、ちょうど人間が二人、そろって談笑するのに良い感じのスペースがあります。
オフィスビル内の喫煙所くらいのサイズ感ですかね。
仕事中にサボって一服つけたくなる空間デザインです。
まあ、そんな不要な隙間が内部にあるから、毎度毎度首をもぎ取られるような結果になるんでしょうけど。

爆破!爆破!爆破!

さて、整備の完了したメカゴジラ2はいよいよ出撃。
東京を火の海に変えてしまいます。
「火の海」なんて、普通は比喩表現で使うものですが、この映画に限っては言葉通りの意味に。
だって、これですよ、これ。

画像1

ゴジラ(東宝特撮)チャンネル「メカゴジラの逆襲 予告編」より
https://www.youtube.com/watch?v=tgpxRVCNEoI&t=5s

スタッフクレジットごと吹き飛ばさんばかりの爆破。
正直、真っ白でよくわからないのでこの少し前のシーンも。

画像2

ゴジラ(東宝特撮)チャンネル「メカゴジラの逆襲 予告編」より
https://www.youtube.com/watch?v=tgpxRVCNEoI&t=5s

この後、左の建物もすべて吹っ飛び最初の画像になります。
現代ならCG合成で済ませるところ、当時はすべて実写で撮影しているのがスゴイ。
吹き飛ぶ瓦礫も荒ぶる爆炎も、すべてはガソリンと火薬、そして精巧なミニチュアによって作られた、まさに破壊の芸術。
熱風が画面越しに伝わってくるような、異様な迫力のあるシーンです。
予告に入っているシーン以外でも、セットの地面が一瞬浮かび上がるほどの火薬を仕込んだミサイル直撃シーンや、共謀して街を破壊するチタノザウルスにより瓦礫を吹き飛ばすシーンなど、やたらと街をぶっ壊すシーンに気合が入っている今作。
一応、ストーリ上ではこうやってバッキバキに壊した後の街に、ブラックホール第三惑星人たちが住み着く予定なんですが、こんなに街を崩壊させたらまずは基礎工事から取り掛からないとならないでしょう。

そんな街を消し飛ばすレベルの火力ですから、ついに登場したゴジラも苦戦を強いられます。

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ゴジラ(東宝特撮)チャンネル「メカゴジラの逆襲 予告編」より
https://www.youtube.com/watch?v=tgpxRVCNEoI&t=5s

秘境で撮影されたUMAの写真みたいになっているのがゴジラです。
とにかくこの作品でのゴジラ、ミサイルを体内で爆発させられたり、地面に埋められたり、背ビレが燃えたりと満身創痍。
いくらゴジラと言えど、「これは死んだじゃろ…」と思わずにはいられない場面が二、三回出てくるレベルです。
というか、そもそもスーツアクターさんの安否が心配になるほどの熱と爆発。
実際、背ビレが燃えたときは周囲のスタッフさんが慌てて駆け寄り、スーツアクターさんを着ぐるみごと足払いで転ばせて消火したとのことです。

こんなこともあろうかと!

しかし、一瞬の隙をつき反撃を開始するゴジラ。
弾幕攻撃のなかを突進し、前回同様頭部をもぎ取ります。
なんだか、前作よりも簡単にスポッと外れてる気もしますが、その下にメカゴジラの奥の手が隠されているのです。

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ゴジラ(東宝特撮)チャンネル「メカゴジラの逆襲 予告編」より
https://www.youtube.com/watch?v=tgpxRVCNEoI&t=5s

これが、メカゴジラの奥の手「第二の頭部」です。
こんなものを仕込むくらいなら首周りを補強しろとか、そういう無粋なことを言ってはいけません。
生物からかけ離れた異形の姿となってゴジラに襲い掛かる、その様相はまさに悪夢です。
そしてまた、この第二の頭部から撃つビームが結構強い。
ゴジラの皮膚を焦がすくらいの威力があります。
だったらそれを最初から使えよ、という意見もあるでしょうが、やっぱり一番強い武器は最後に残しておくのがカッコいいのですよ。

ですが、さしものメカゴジラも快進撃はここまで。
コントロール装置を内蔵したサイボーグ少女が死亡したことで、動作不能に陥ったメカゴジラをゴジラの熱線が直撃し、爆発。
こういう、弱点を突かれると一気に形勢逆転されるのも悪のロボットらしくていいですね。
往生際がいいというか。
実際、ここでもし粘られたらゴジラが負けていたかもしれません。

以上が、メカゴジラ2の劇中での活躍でした。
個人的には、メカゴジラの中ではこの昭和メカゴジラが一番好きですね。
子供の頃ソフビで散々遊び倒した思い出補正もあると思いますが。
腕を無茶な方向に回して「変形モード!」とかいって遊んでたら腕が取れちゃったんですよねぇ。

さてさて、次回紹介するのは個人的に歴代最強だと思うメカゴジラ。
時代は平成、VSシリーズに登場するGフォースメカゴジラです。


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