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読書152 『ふがいない僕は空を見た』

    窪美澄著

・コミックマーケットで知り合った女性と関係を持つようになった男子高校生。

・子どもができないことに、姑から責められ続け、アニメのキャラクターに救いを求める女性。

・好きだった彼とつきあえると思った女子高校生。彼が突然、バイトにも学校にも来なくなってしまう。

・祖母と暮らす男子高校生。生活費のためにアルバイトをかけ持ちするが、祖母の認知症に困り果てていた。そんなときに・・・。

・産院をしながら、ひとりで息子を育てて来た助産師。

連作短編集です。
人を色眼鏡で見る大人が悪いし、相手の気持ちを考えない人たちが悪い。

どうしたらいいのかわからない。
どうしてあげたらいいのかわからない。

ようやく進めたと思ったら、また戻ってみたり。

みんな一生懸命で、だけど、巻き込まれたり振り回されたりして、苦しむ中で、それでも何かを掴んでいるんじゃないかなと、感じました。

「性と生」がテーマだと思いました。
描写が細か過ぎたりストレート過ぎたりして、刺激が強い場面はありますが、それはそれでリアルに人間くさい印象でした。
私は読めてよかったです。

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