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それでも見上げれば虹があり希望で溢れてる


プロローグ これは何処にでもいる唯一の男の物語


もし、あなたが女性で、自分とは無関係の話だと、感じたとしても、ちょっとだけ、読み進めてみて欲しい。

多分、幼少期の不仕合わせは、誰もが体験してるに違いない。

人は自身の両親の轍を踏むまい、と想いつつ、同じ過ちを犯してしまいがちな存在であるらしい。

「親父みたいなよ〜、酒呑みなどには──」
という歌のフレーズがあるが、幸いにして、自分は酒がなくても、生きていけるタイプの人間でいられている。

おらあの父は次男坊で、結構複雑な家庭環境にいたらしい。

それで、彼は「自分は幸せな家庭を築く」そう誓って、母と結婚したらしい。

だが、この世界には「ミイラ取りがミイラに」という言葉がある。

その父の息子である自分は「ミイラにはなるまい」という強い意思がある。

であるが、父に風貌が似てきた昨今、自分も同じ絶望の轍は踏みたくはない、と想いはすれ、それが実践出来るか否かは不透明のように想えている。

いいんだ。

もし、間違えたら、謝って、行いを改めて、相手と話し合いながら、お互いに歩み寄れる所はそうして、出来ない・どうしてもしたくないことは素直に告白し合い、共にどうすれば上手く一緒に生きていけるかを探り合いながらも、自身と相手を大事にして、邪な思いや行為をせずに、共生していくこと・過程を人生としていけば──。

或る人がおっしゃってた。

「有名人でもないあなたの話を聴きたい人などいない」と。

それならそれでもいい。それにも関わらず、聴いてくださってるあなたは、おらあにとっては特別な人だ。

だって、哲学の道で有名な自身の子を次々と亡くし、
「哲学の根柢には〈悲しみ〉がある」と言った哲人は
「理解したいということは〈愛〉だ」とも言っていた。

此処まで労を厭わず、読んできてくださったあなたは
「愛溢れる人」で非ずして何者であろう。

何気ない出逢いが、その後の人生の大きなターニング・ポイントとなることがある。

それを必然だという人もいる。自身の描いて来たプログラム通りである、と。

出来事は「必然か偶然か」「決定されているか、それ共、自由意志によって如何様にでもなり得る」のか❓

そんなこたあ、なんちょでもいい。

おらあ、世界中の人が、他者を排除・抑圧・収奪し合うことなく、楽しく生きていられれば、そう想像しただけで、想いが両眼から、溢れて来る。

「どうすれば、喧嘩し合いつつも、協力し合って、概ね平安に多くの人と生きて行けるのか」物心ついたときには、既にそのことをズッと想索していた。

幼少の頃から、両親の喧嘩で胸を痛めて来た自分は
「温かい家庭を築き、幸せを溢れさせる」
それも、大きな夢だった。

だが、感動的な恋愛ドラマを見ても
「自分には関係のない世界だ」
と、感激することを拒否していた。

一生涯、独り生きてくのなら、恋愛は不要だ。何故なら、寂しさが増幅され、自身が不幸である、という感じに蝕まれるから……

これから、急がず、ゆるりと文を紡いで行こう。

幸せな結末で、終わらせたいが故。

自分の宿願とも言える強い切望が、実現されることをこの上なく熱い想いを込め念じつつ、本日はこれにて──

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