「ゆっくり」話すこと 思考が深まっていないから、早口になる
どうもこんにちは。崇(たかし)です。
今日は「ゆっくり話す」ことについて、ちょっと考えてみます。
「早口」な自分
ぼくは職業柄、仕事中に人と話をしたり、何かを説明したりしている時間が長いです。
クライアントへの報告・説明。上司への報告・説明。メンバーや部下への説明・確認。
ひどい時は本当に数時間しゃべりっぱなしという時もあります。
ぼくはどうやらかなり「早口」らしいです。
自分ではわりと自然なスピードで話しているつもりなんですが、他人からするとかなり早口なのだそうで、ついていくのが結構大変と言われます。
最近は特にリモートワークになって自宅でオンライン会議などを行うことが多いのですが、横で奥さんがぼくの会議の様子を聞いていて、会議が終わった後によく「早口すぎ!」と注意されたりします。
「ゆっくり」話すことが難しい
なので、最近は意識的に「ゆっくり話す」ことを意識しています。
なのですが、これがなかなか難しい。
どうしても自分の思考のリズムに合わせて話したくなるので、意識してゆっくり話すのはどうにもじれったく感じてしまうのです。
早く歩きたいのに目の前にすごく歩くのが遅い人がいて、その人にペースを合わせなければいけない時のようなもどかしさを感じていました。
会話上手な方の会議を見た気づき
ですが最近、非常に話し方の上手な方のプレゼンや会議の様子を見ていて、ふと気づいたことがありました。
その方はかなりゆっくりとしたリズムで会話するのですが、それでいて聞いていてイライラすることがないのです。じっくり集中して聞くことができる。
なぜなんだろう、と考えて自分が気づいた答えは、「発言の密度が濃いから」ということでした。
的確な表現、適切なメッセージを端的に発している。
なので、同じ時間でも言葉の数は少ない。だからペースとしてはゆっくり。でも、しっかりと伝わっているし、物足りなく感じさせない。
それと比べて、自分が話している時の様子を比べてみると、場合にもよりますが「伝えるべき内容、思考がきちんとまとまっていない」ことが早口につながっているのではないか、と思えました。
整理すると以下のような形でしょうか。
【上手な人】
きちんと伝えるべき内容を整理し、どう伝えるかの思考が深待っている。
↓
端的な言葉で伝えることができる。
↓
結果的に少ない言葉数で済む。
↓
ペースとしてはゆっくりになるが、必要十分に伝わる。
【自分】
言うべき内容は考えてはいるが、きちんと整理されていない状態で話し始める。
↓
結果的に、「話しながら考える」状態になっている。
↓
話しながら考えているので、どうしても話の流れが思考の流れに引きずられて無駄な方向に走ったりする。
↓
結果的に、言葉数が多くなる。
↓
それを所定の時間で詰め込もうとするから、早口になる。
ぼくがゆっくり話すことをもどかしく感じていたのは、「話す内容はそのままに、単純に速度だけを遅くしていた」からなのだと思います。
本当は、「思考を深め、端的に必要なメッセージを伝える」ことにフォーカスすればいい。
そうすれば、おのずと適切なスピードになるし、相手にも伝わりやすいのではないでしょうか。
課題認識を持って優秀な人を見ることで、長年の自分の課題について少しヒントを得られた気がしました。
自分の学びとして定着させたくて、今日はこのテーマでnoteを書きました。
幸い実践する機会は豊富にありますので、これから少しずつ「ゆっくり的確に話す」練習をしていきたいなと思います。
今日は以上です。
ありがとうございました。
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