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プレイングマネージャーの秘訣は「斜め上から自分を見下ろす」こと

どうもこんばんわ。崇(たかし)です。
今日は「プレイングマネージャー」についての話です。

プレイングマネージャーとは

プレイングマネージャーとは、「管理職(マネージャー)」でありながら、自らもいちプレイヤーとして担当を持ち、作業も行うという立場です。

わりとこのような立場にある管理職の方というのは多いんじゃないかなと思います。
営業課長でありながら自分のお客さんも持っている営業マンの方などがこれに該当します。

で、このプレイングマネージャーというやつ、響きはカッコいいのですが、やってみるとなかなか難しかったりします。

マネージャーにはチームを管理する責任があります。具体的には

  • メンバーの作業状況を把握し、間違った方向に進んでいないかを確認する。

  • チームに課題がある場合には、率先して対応する。

  • メンバーからの相談等に乗る。

  • チームの状況を整理し、上位層に報告する。

というような業務をこなす必要があります。
一方で、「プレイヤー」としても自分の担当をこなす必要があります。

よく「名選手、名監督にあらず」なんて言われますが、この「プレイヤー」としてのスキルと「マネージャー」としてのスキルは全く別のものです。

ですので、それをバランスよく両立させるのは結構難しいのです。
往々にして、

自分の作業に手いっぱいで、チーム状況が把握できない

チーム全体のパフォーマンスが下がってしまい、その火消しでさらに自分の時間がなくなる

とか

チームの管理に手いっぱいで、自分の担当作業が終わらない

メンバーの仕事は回っているが、自分の仕事は残業頼み

とかいう状況に陥ってしまいがちなのです。

斜め上から見下ろす

ぼくもマネージャーになりたての頃、まさに同じような悩みを抱えていました。ぼくの場合はどちらかというと「自分の仕事に没頭して管理が疎かになる」タイプでした。

そんな時に、自分が非常に尊敬している先輩のマネージャーの方から言われたのがこの言葉です。

マネージャーとしての君が、プレイヤーとしての君を斜め上から見下ろすような目線を持ちなさい。

この言葉をぼくはこのような形で理解しました。

・プレイヤーとしての自分もまた、マネージャーとしての自分が管理すべき「メンバー」である。
・マネージャーとしての自分が、プレイヤーとしての自分が「いつ自分の仕事をするか」を判断して決めなければいけない。
・プレイヤーとして仕事をする際も、「斜め上から見下ろすマネージャーの目線」を数%は残しておき、必要以上に没頭していないかをチェックしなければならない。

もちろん最初は頭で理解しても、自分の仕事に没頭する癖はすぐには直りませんでした。
ですが、時間をかけていくうちに少しずつ、「プレイヤーとしての自分」と「マネージャーとしての自分」を切り替え、チームと自分の両方をグリップすることができるようになってきました。

いまでもプレイヤーとして作業をしないといけない場合には、「斜め上からの自分」を心の片隅に置いて仕事をするようにしています。
マネージャーなりたてで苦しんでいた自分にとっては、とても「刺さる」アドバイスだったと考えています。

今でもアドバイスを意識している

ちなみに、最近はまたぼくの仕事では「プレイヤーとしての自分の仕事」の重要性が増してきています。

きょうは「マネージャー」として「プレイヤーとしての自分」が午後のあらゆる会議に参加しないで済むよう調整をした上で、自分の作業に没頭する時間を捻出しました。
おかげで何とかチームとしての品質を下げずに自分の作業を進めることができました。

その時に前述のアドバイスのことを思い出したので、こうしてnoteに書いてみました。
誰かのお役に立つことができたら、幸いです。

今日は以上です。
ありがとうございました。

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