通院し始めて1年と2ヶ月。仕事をやめて10ヶ月。今の状態。これから。

2021年7月。僕が通院し始めた頃から一年と2ヶ月たった。仕事を辞めてから10ヶ月。結局初めは休養のつもりだったが辞めてしまった。辞めてしまったことに物凄く葛藤はあったけど僕の場合辞めてしまわないと本当の意味で静養にはならなかったと思う。そして、初めに体の異変を感じてからだと1年と9ヶ月経つ。

今ようやく少しずつ良くなってきた。けど、現在も闘病中に変わりはない。

丸一日体の調子が良かった日(なにもアクシデントの無い普通の日)が最近やっときた。それが何日か続いたが、やはり少し体調を崩しまた少し良くなってと小刻みの波をゆらゆらと乗っている様だ。

まあ、一番酷い時と比べるとかなり良くなってるし失業手当の受付をしに行くのも当初の予定から半年以上遅れてだが申請しに行く気力も湧いてきた。
あと、次にどんな仕事をしようか?と前向きに考えれる様になったことだ。これも追い込みすぎると苦しいのだが、別に死ぬまで勤しむ為の仕事、職場を見つけるわけではない。

子供にいくらかかるから貯金をこれだけしてなくては、保険がどうのこうのとか。実は真面目な僕はかなり手堅くこなしてきた事だが、それを考えるととてもじゃないけどその先に幸せが待っているとは僕の人生の中では思えない。
ただ、こうして長いこと休めているのも自分が働いていた時の蓄えがあるからなのでそれは自分に感謝したい。

とにかく、前向きになってきたが鬱病治療は本当に甘くない事だ。僕の様に仕事を休む決断や辞める決断を長引かせるとかなり時間がかかる。

初めは仕事を3ヶ月程くらい休めば良くなるだろう。なんて思っていた。ナインティンナインの岡村も仕事を休んで半年だし、僕はそれよりかはもっと早く復帰できるだろう。なんて甘く見ていたが、1ヶ月また1ヶ月と全然良くならない自分自身に気持ちがどんどん焦った。ネットで鬱病が治った人のコラムなど見ると半年で治った、とか一年で治ったとか、一ヶ月で治ったとかそんな同じ闘病者がどのくらいで治ったかを比べてしまったり。。比べてもしょうがないのに焦る焦る。。

焦るとどうなるか。もしかしたら違う病気なんじゃ?それとも病気ではなくただ人として甘えてるんじゃないか?甘えだとしたら僕はなんてダメなやつなんだ?そんな僕はいない方がいいんだ!

この負のループは辛い。本当に辛い。

ただ、時間が来ればきっと良くなる。今は冷静にそう思う。今も悪くなる事がある。でも、あっまたきたな!と思う様になってきた。

もうしょうがないな。という感覚かな。病気を受け入れる事に随分時間がかかった。

今は妻と一緒になって「あ、うつ病の薬飲み忘れた!爆笑」2人で冗談の様に笑えるくらいまでなってきた。


ただ、まだまだ1日を普通に送れるとは言い難い。病気になってから一年以上経つが調子が良かった!と言う日は1週間もない。

鬱病や双極性障害は良くなっても、完治とは言わないらしい。

寛解と言う言葉を使う。

結局またいつか発症する可能性が高いからみたいだ。

「寛解の連続」という躁鬱病を患っているラッパーの映画があったのだがタイミングが合わず見にいけなかった?

寛解の連続とは言葉の通り。

僕は生涯この障害とずっと付き合っていく。

同じ病気を患ったゴッホや太宰治、カートコバーンの様に死を遂げず僕は表現に夢中になれる時間を多く作っていきたい。そして、作家の坂口恭平の躁鬱大学の言葉を借りるなら気分の波をうまく操縦して生きていく。


2021年7月3日

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?