1/大衆

大衆の一人による備忘録、または戯言です。思慮が浅かったり、未熟だったりする部分もあると…

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大衆の一人による備忘録、または戯言です。思慮が浅かったり、未熟だったりする部分もあると思いますが、ご容赦ください。

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もう少し考えてみてもいいのではないだろうか

最近イーサリアムについての本を読んでいる。読み終わったら記事にしようと思うので今回はブロックチェーンについての話。 今現在どのくらいの人がブロックチェーンについて知っているのだろうか。おそらく聞いたことはあるけどなんだかよくわからない、という人が多いのではないだろうか。私も最近までその一人でなんとなくすごいらしいというのは聞いたけど何がすごいのかよくわからないし難しそうと思っていた。 ビットコインという概念が2008年にサトシ・ナカモトと名乗る匿名の人物か団体によってネッ

    • もう人間じゃん

      キャロル・スタイヴァース著、「マザーコード」(早川書房)を読んだ。本屋で手に取ってあらすじを見てバイオ兵器とかの話なんだな~くらいの感じで買ったがめちゃくちゃ面白かった。ちなみにこの小説はコロナウィルスが流行する直前に出版されている。 こっからネタバレあり。 アメリカがどこかとの戦争でバイオ兵器を使った結果暴走して世界中に広まってしまうことになった。その対策の一つとして遺伝子操作され免疫を持った子供たちをそれぞれ人工知能搭載のロボットに預けるというのがこの小説のあらすじだ

      • ローコストで楽しめる

        この前友人何人かと一緒にゲームをやった。 何種類かやってみたけれどその中では"Unspottable"というゲームが一番面白かった。 まずゲームが始まると画面の中にたくさんの同じキャラクターがいる。その中でまずコントローラーを操作してなりなんなりして自分のキャラクターを見つけ出す。次に自分と同じように他のプレイヤーもそのキャラクターの中に紛れ込んでいるため、他のプレイヤーが操作しているっぽいキャラクターをパンチして倒す。こうして一人のプレイヤーが生き残った時点でゲームは終

        • 死んでいないから笑えるのであって

          ミカエル・ニエミ著、「世界の果てのビートルズ」(新潮社)を読んだ。原著はスウェーデンで大ベストセラーになった作品らしい。スウェーデンの人が書いた小説は読んだことないし、タイトルにビートルズって入っているから、という理由で買って読んだ。 ここからはネタバレ含む。 スウェーデンの北の村、パヤラ村は北極圏に入る。この村で主人公がビートルズに出会う前後の少年期から青年期に入る前までを描いたお話だ。 特におおきな展開があるわけでもなく主人公がゆっくり大人に近づいていくようにゆっく

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          遊戯

          ロジェ・カイヨワ著、「遊びと人間」(講談社)を読んだ。最近私は遊ぶということに少し興味を持っていて、遊ぶというのはどういうことなのかと考えることが多かった。例えば私は学生時代に運動部に所属していてある程度真面目に活動していたのだが、私よりも少し遊びながら練習していた友人のほうが大会の成績が良かった。このような経験を持っている人は少なくないと思う。遊び心というものは効率の先を行くものなのかもしれない。何か遊びに関してヒントになればいいなと思って本書を手に取った。 こっからネタ

          ふわふわした話なのかな

          フィリップ・K・ディック著、「逆まわりの世界」(早川書房)を読んだ。以前、電気羊は読んだことがあるのだけれど個人的には世間が言うほど名作なのかな、自分はよく読めていないのかな、と思っていたのでフィリップ・K・ディックは少し避け気味だった。しかし、いつも本屋に行くとハヤカワ文庫のフィリップ・K・ディックの背表紙は目立っていてなんとなく気になっていて、ある日タイトルを順番に読んでいくと「逆まわりの世界」というタイトルがあった。気になって表紙を見てみると黒の背景に白字で時計っぽいデ

          ふわふわした話なのかな

          vox

          クリスティーナ・ダルチャー著、「声の物語」(早川書房)を読んだ。この小説の原題は"vox"。この単語は声という意味のラテン語で英語圏では馴染みがありすぐに意味が理解できる単語らしい。本書の表紙ももちろん素晴らしいのだが、原書の表紙は女の人の横顔の口の部分にvoxと印刷されたxの部分が重なるようになっているみたいだ。とても素晴らしい表紙だと思う。 ここからはネタバレ込々! あらすじは現代のアメリカで女性が言葉を奪われた世界についてのお話。 最初は読んでいて女性蔑視の言動を

          知らないことを偉そうに言うなよ

          最近"Kazu Languages"というYouTubeチャンネルを発見して全部ではないけれど、結構な数の動画を見た。Kazumaさんという人がオンラインで様々な人(海外の人)と話していくというチャンネルだ。 知ってる人は分かると思うけど、このkazumaさん多言語話者で今ネットで調べたら12か国語を話せるらしい。今でもたくさんの言語を勉強しているらしいので今現在私がこの記事を書いている瞬間も新しい言語を勉強していてもっとたくさんの数の言語を喋れるようになっているかもしれない

          知らないことを偉そうに言うなよ

          一人で勝手に突っ走らない

          ケヴィン・デイヴィス著、「ゲノム編集の世紀: 「クリスパー革命」は人類をどこまで変えるのか」(早川書房)を読んだ。 本屋さんに行って何か科学系、特に生物系についての本を読みたいなと思って探しているときに見つけた。ゲノムって遺伝子に関連したものなのか、くらいの知識しか私は持ってなくて、そもそも私は生物に全く詳しくない。それでも本の表紙がかっこいいのと、遺伝子を操作するってどういうことなんだろうという疑問からこの本を買った。 この先ネタバレあり。 とても長かった。最後の参考文

          一人で勝手に突っ走らない

          もうとっくに幼年期ではないかもしれない

          コテンラジオというポッドキャストの番組を見つけた。歴史について話しているラジオらしい。今回は民主主義の歴史について話しているシリーズを聞いた。といっても、このシリーズかなり長くて大体一回30分を余裕で超える上に全部で12回もある。そして私はまだ5回目を聞いている途中だ。本当は全部聞いてから記事にしようかと思ったけど、内容がかなりボリューミーだったので、とりあえず聞いたとこまでをふまえて今回の記事を書く。 まず、この民主主義のシリーズ、導入のあとになんと古代ギリシャから説明が

          もうとっくに幼年期ではないかもしれない

          どう使われるか

          ミハイル・ブルガーコフ著、「犬の心臓・運命の卵」(新潮社)を読んだ。二つの中編?小説が入っている本だ。前情報はほとんど無くて、本屋に並んでいた背表紙が気になって手に取ってみると新潮社のstar classicsというシリーズの一冊だった。このシリーズ他の新潮文庫の海外翻訳と少し表紙の質感が違う。普通はスベスベした感じなのだが、このシリーズは少しでこぼこした感じの質感だ。O・ヘンリーのシリーズとかこんな感じだよなと思いながら手に取ったことは何度もあるけれど、実際に読んだことはな

          どう使われるか

          おもちゃでいっぱいの世界

          おお〜、読み切ったぞ〜 マセマの微分積分、なんとか読みました。少し前に線形代数を読んだあとに次は微積かなと思い読んだ。 最初は前回線形代数をヒイヒイ言いながら読んだから今回も大変かもなと思って読み進めた。思った通り大変だったのだが後半から急に読みやすくなった気がする。 前半のイプシロンデルタ論法とかテイラー展開とかは昔から知ってたからまだわかったけど、他はなんだかわかったようなわからないようなみたいな感じだった。sinhとか見たことあるけどこんな意味なのか~とか思いながら読

          おもちゃでいっぱいの世界

          時代に選ばれた人

          「映像の世紀 バタフライエフェクト」というテレビ番組で田中角栄について紹介されているのを見た。 余談ですが、この番組のテーマソング?の「パリは燃えているか」という曲、めちゃくちゃかっこよくないですか。ちょっと怖い感じがする、という意見も聞いたことがあるが、個人的にはかっこよくて好きだ。 田中角栄。名前は聞いたこともあるし、学校の授業でも習ったがほとんど覚えていなかった。学校の現代史ってなんであんなにさらっと流しちゃうのだろうか。学期末や学年末にやることが多いからって駆け足で

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          ちゃんとしてますね

          アニメ、ドクターストーンの宝島編を見た。これは確かな情報ではないのだが、ドクターストーンの一期の円盤の売り上げはあまりよくなかったらしい。しかし配信サイト(Netflix)などで人気だったため、アニメ化のプロジェクトが頓挫することなく、ここまで続いたらしい。昔はアニメの続編を作るかどうかは円盤の収益によって決められていたが、時代は変わって今はそれだけが決めてではなくなったようだ。面白い作品が映像と音楽と声優さんの演技、そして表からは見えないスタッフさん方の力によってアニメとし

          ちゃんとしてますね

          カオスで意味がわからなくて、センスオブワンダーのあふれた世界

          エリザベス・ムーン著、「くらやみの速さはどれくらい」(早川書房)を読んだ。SFのタイトルってかっこいいものが多い気がする。「くらやみの速さはどれくらい」って単純にかっこよくないですか。ネットで他の方が「原題は"The Speed of Dark"だから直訳すると"くらやみの速さ"のばずなのにそれに"どれくらい"を加えるのが粋」みたいなことをおっしゃられってて確かにな~と思った。 たくさんの方が作品の内容上「アルジャーノンに花束を」と比較されているうえに、私は「アルジャーノン

          カオスで意味がわからなくて、センスオブワンダーのあふれた世界

          理解不能でも楽しい

          「地球外少年少女」というアニメを見た。以前からNetflixでは配信されていたみたいだが最近NHKでも放送されていたので私はテレビで放送されていたものを録画して見た。 漫画や小説からアニメ化された作品ではないため、原作はなくアニメオリジナル。全部で6回、1回30分なので普通のアニメに比べると短い。一つのお話を最初から最後まで見るのにそんなに時間がかからないのはありがたい。主人公の少年役を藤原夏海さんが演じられている。女性のキャラクターを演じているときもあるけれど、少年の役を

          理解不能でも楽しい