T13|予防系消防士

平成元年世代の現役消防士 首都圏の大規模消防本部から瀬戸内エリアの消防に転職/ 消防…

T13|予防系消防士

平成元年世代の現役消防士 首都圏の大規模消防本部から瀬戸内エリアの消防に転職/ 消防士がキャリアを活かして堂々と副業できる時代をつくることが目標/ キャリアに悩んでいる方/予防業務に興味がある方/防災に興味がある方に役に立つ情報を発信していきます。

最近の記事

予防業務の仕事内容について④外郭団体の育成編

消防の仕事といえば、消火活動や救急・救助といった現場活動をイメージされる方が多いかもしれません。 しかし、消防には影の立役者ともいえる「予防業務」という仕事があるんです。一般の方からすれば、印象が薄い仕事かもしれませんが、私は予防系消防士として、この仕事を世に広めていきたい。 ということで、シリーズ第4弾「外郭団体の育成編」です。これこそ、知る人ぞ知る分野なのではないでしょうか。 そして今回はシリーズの最終編となります。 消防の外郭団体とは? そもそも、消防の外郭団

    • 消防職員意見発表会とは

      知る人ぞ知るマニアックな大会が世の中には溢れていると思います。今回はその中でも唯一無二な存在だと言える「消防職員意見発表会」について書いていきます。 この記事を読めば、意見発表会ついて知ることができ、”消防に興味がある方”、”消防士を目指している方”、”現役の消防職員の方で意見発表に出場するかもしれない方”にとって有益な情報になるのではないかと思います。 消防職員意見発表会とは何か⁈ そもそも、消防職員意見発表会は何なのでしょうか。 これは「全国消防長会」という団体が

      • 予防業務の仕事内容について③予防広報編

        消防の仕事といえば、消火活動や救急・救助といった現場活動をイメージされる方が多いかもしれません。 しかし、消防には影の立役者ともいえる「予防業務」という仕事があるんです。一般の方からすれば、印象が薄い仕事かもしれませんが、私は予防系消防士として、この仕事を世に広めていきたい。 ということで、シリーズ第3弾「予防広報編」です。 シリーズ第1弾、第2弾は「査察編」、「審査・検査編」と一般の方からすれば馴染みの薄い仕事の紹介でしたが、今回の「予防広報編」は比較的イメージがしや

        • 予防業務はタイパ抜群

          今回は『予防業務はタイパ抜群』という話です。 消防士の仕事は警防、救助、救急、予防と様々な業務がありますが、予防業務は時間における費用対効果がめちゃくちゃ高いです。 実は実践経験が1番多い仕事!! そもそも仕事で一人前になるためにかかせない要件としては何があるでしょうか。 努力?環境? いろんな考えがあるかと思いますが、これを構成する要素の大部分を占めるものとして「経験」があると思います。 「実践に勝る訓練なし」という言葉もありますが、この実践の数というものは人を成長させる

        予防業務の仕事内容について④外郭団体の育成編

          意外と知られていない 消防署勤務と消防本部勤務の違い

          一般の方がイメージする消防の仕事いえば火災や救急・救助といった現場活動がメインだと思います。そして、これらの仕事は主に「消防署」が担っています。 しかし、消防署は消防組織の中の一部署に過ぎません。実は消防には他にも様々な部署があるんですね。 今回はその中でも、「消防本部勤務」についてピックアップしていきたいと思います。この記事で謎に包まれた本部勤務について知ることができます。 消防本部勤務って何? 世間のイメージではおそらく消防本部には複数の消防署があり、それらが集ま

          意外と知られていない 消防署勤務と消防本部勤務の違い

          予防業務の仕事内容について②審査・検査編

          消防の仕事といえば、消火活動や救急・救助といった現場活動をイメージされる方が多いかもしれません。 しかし、消防には影の立役者ともいえる「予防業務」という仕事があるんです。一般の方からすれば、印象が薄い仕事かもしれませんが、私は予防系消防士として、この仕事を世に広めていきたい。 ということで、シリーズ第2弾「審査・検査編」です。 今回は一般の方からすれば、「そうな仕事があるんだ」と意外な印象を与えるかもしれないマニアックな仕事である審査・検査業務についてお伝えします。

          予防業務の仕事内容について②審査・検査編

          予防業務の仕事内容について① 査察編

          消防の仕事といえば、消火活動や救急・救助といった現場活動をイメージされる方が多いかもしれません。 しかし、消防には影の立役者ともいえる「予防業務」という仕事があるんです。一般の方からすれば、印象が薄い仕事かもしれませんが、私は予防系消防士として、この仕事を世に広めていきたい。 ということで、シリーズ第一弾「査察編」です。 予防業務といっても、様々内容の仕事があります。今回は代表的な仕事のひとつである査察についてお伝えします。 そもそも査察とは何⁈ ざっくりいうと、消

          予防業務の仕事内容について① 査察編

          自分は自分にしかなれない

          「努力すれば、何者にもなれる。」この言葉たまに耳にします。 しかし、これについて私はあまり共感できません。 これまでの体験から自分じゃない何かになろうとしたときには成果が出ないことを知っているからです。 今回が私の過去の経験から学び考えたことを伝えます。 消防士になったのは救助隊に憧れたから 消防士になろうと思ったのは、漠然と「人生をカッコよく生きたい」と考えたからです。 大学4年の頃、カッコいいと思う生き方がありました。 それは、舞台役者兼ラッパーになることで

          自分は自分にしかなれない

          メモを習慣にして得られたこと

          今回は「メモ」の話です。 私は約8年前から仕事はもちろん、プライベートでもメモを徹底して取り始めました。 きっかけは、仕事内容が現場活動から予防業務という事務方に変化したこと。 忙しさで一日が目まぐるしく進んでいく中で、覚えることも多く、物事を忘れないように「備忘録」として書き始めたことが始まりでした。 そんなこんなで、ただの備忘録で始めたメモがもたらした效果を書いていきます。 ・頭の中がクリアになる 一日忙しく仕事をしていると、頭の中が散らかってきます。 「さ

          メモを習慣にして得られたこと

          育児休業がキャリアに与えた影響

          年末年始、約3週間の育児休業を頂いています。これまで、「転職、転職」と一辺倒だった私の考えが、この育児休業を経て変化してきました。 今回は育児休業中の経験がキャリアの考え方に影響を与えたことについて書きます。 人生の優先順位を再確認 育児休業期間中、当然ですが、家族と過ごす時間が格段に増えました。 普段、私が仕事に行っている間の妻の大変さを肌で感じ、改めてリスペクト 子ども達の存在が生きる活力になっているんだと改めて認識 そして、考えました。 「私は家族のために

          育児休業がキャリアに与えた影響

          みんなで予防技術検定を受けよう!

          今回はマニアックな資格の話です。 その名も「予防技術検定」 現役消防士の方には予防技術検定を受けるメリットを、一般の方には、「こんな世界もあるんだな」といった内容をお届けできればと思います。 予防技術資格者になるための試験 予防技術検定は予防技術資格者になるための試験です。 では、予防技術資格者とは何かというと、 「消防士の中で予防分野の専門家」を証明する資格です。 消防士の仕事は現場活動だけでなく、建物に立ち入り、法律に合っているかを確認し、火災を未然に防ぐ予防業

          みんなで予防技術検定を受けよう!

          noteを始めて変化したこと

          noteを本格的に再開してから約半年が経ちました。 更新頻度は決して多いとは言えませんが、30記事を超えたので、ここまで取り組んできて感じたことを書きます。 インプットの質が格段に上がった ここの変化は自分でも一番驚いているところです。 noteを始める前から、本はそこそこ読んでいましたが、漠然と読んでいたので、定着率という面では微妙だったと思います。 しかし、「noteでアウトプットする」という目的をもった上での読書は圧倒的な定着率の向上につながりました。 読みな

          noteを始めて変化したこと

          アスリート思考でキャリアを考える

          会社に仕える終身雇用の時代は終わりました。 今後は、欧米式のジョブ型雇用が日本でも増えてくることは間違いない事実です。 会社に依存する人ほど、切り捨てられ、転職に困る。いつ会社を辞めてもいいという人ほど重宝される。これは、真理ではないでしょうか。 そこで、これからの時代のキャリア形成において必要な思考を紹介したいと思います。 皆さんもアスリート思考を取り入れてみてはいかがでしょうか。 アスリート思考とは ところで、アスリートの雇用形態を知っていますか。 プロ野球や

          アスリート思考でキャリアを考える

          消防士が集まるオンラインサロンを作りたい。 ・他本部のノウハウを公式ルートじゃなくカジュアルに知れる ・消防士になりたい人は自分が入りたい本部のリアルな声が聞ける ・消防から出たい人は元消防士のリアルな経験を学べる 現役の間は難しいのかな。。 ノウハウあれば教えてほしい

          消防士が集まるオンラインサロンを作りたい。 ・他本部のノウハウを公式ルートじゃなくカジュアルに知れる ・消防士になりたい人は自分が入りたい本部のリアルな声が聞ける ・消防から出たい人は元消防士のリアルな経験を学べる 現役の間は難しいのかな。。 ノウハウあれば教えてほしい

          意外と多い消防士の転職 共通資格制度の導入に期待

          今回は先日私がしたツイートについて関連する内容です。 転職といっても、消防から民間への転職ではありません。消防から別の消防本部への転職です。 これって実は結構多いです。 消防関係者以外の方には消防界隈の転職事情をお伝えします。 消防関係者の方にはこれと併せて、現在検討されている共通資格制度の話を盛り込みながら今後の展望をお伝えします。 消防士の採用は自治体ごとに行われる! これは意外と知らない方も多いかもしれませんが、消防士の採用は自治体単位で行われます。 警察の

          意外と多い消防士の転職 共通資格制度の導入に期待

          必ず付けて!住宅用火災警報器

          これ、何だか分かりますか?皆さんのお宅の天井や壁に付いている住宅用火災警報器です。 火災のとき、煙を感知して音で知らせてくれる住宅火災の最後の砦です。 日頃は気にすることはあまりありませんが、いざというときに家族の命を守る住宅用火災警報器について少しでも知ってもらいたくて記事を書きました。 火災による死者のほとんどが住宅で発生している 令和2年の火災による死者数(放火自殺などは除く)は1094人でその内、住宅での火災が原因でなくなった方は899人です。 つまり、死者

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