見出し画像

必ず付けて!住宅用火災警報器


壁に設置した住宅用火災警報器


これ、何だか分かりますか?皆さんのお宅の天井や壁に付いている住宅用火災警報器です。

火災のとき、煙を感知して音で知らせてくれる住宅火災の最後の砦です。

日頃は気にすることはあまりありませんが、いざというときに家族の命を守る住宅用火災警報器について少しでも知ってもらいたくて記事を書きました。

火災による死者のほとんどが住宅で発生している

令和2年の火災による死者数(放火自殺などは除く)は1094人でその内、住宅での火災が原因でなくなった方は899人です。

つまり、死者の約8割は住宅での火災で発生しているということになります。

この数字皆さんはどう思いますか。

火災関連のニュースは木造密集地飲食店での火災や大阪北区のビル火災などがピックアップされていて、住宅火災がフォーカスされることはあまりありません。

ですが、死者のほとんどが住宅で発生しているという事実があるんです。

火災に気づくかどうかが明暗を分ける

この死者数のうち約半数が逃げ遅れにより亡くなられています。

なぜ逃げ遅れるのでしょうか
複合的な要因はありますが、煙に含まれる一酸化炭素を吸い込み、中毒により、意識を失いそのまま逃げ遅れるケースが多いです。

つまり、煙を吸ったらアウト。
煙に気づかなければならないんです。

さらに、死者が発生している時間帯は0時から6時と就寝時間帯が最も多いです。

寝ている間に火災が発生するケースが多い。
それに気づかなければ助からない。

じゃあ、どうすればいいのか。
そこで活躍するのが住宅用火災警報器です。

住宅用火災警報器は煙を感知して音で知らせてくれるものです。

これを、適切に設置することで火災の際に気づくことができ、避難することができます。

実際に私が働くまちでも、住宅用火災警報器を付けていたことで、避難することができ、助かったといった事例が年に何回もあがってきます。

いざというとき、音で知らせる住宅用火災警報器を設置して家族の命をまもりましょう。

そろそろ電池が切れるので点検を 

この住宅用火災警報器ですが、電池式のものがほとんどで定期的に点検して、ちゃんと機能するか確かめる必要があります。

やり方は簡単です。
感知器に付いているボタンをおすか、垂れ下がる紐を引っ張るかで確認できます。

全住宅への設置が義務化されてから10年が経過しました。

そろそろ、電池切れや機器不良が起こる頃です。
皆さん、家に帰ったらボタンを押すか、紐を引っ張るかしてみてください。

さいごに

住宅用火災警報器はあまり皆さんに馴染みがないかもしれません。

しかし、現在全ての住宅に設置が義務付けられていて、自分の命や家族の命を守るためには必須の機器です。

ホームセンターや家電量販店で手軽に購入でき、取り付けもドライバー一本で簡単にできます。

どうか、この機会に住宅用火災警報器を設置してください。

そして、気がついたときに点検をお願いします。
やり方は簡単「ボタンを押すか」「紐を引っ張るか」です。

ちょっとした心がけで助かる命があります。
記事を読んでくださりありがとうございました!






この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?