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育児休業がキャリアに与えた影響

年末年始、約3週間の育児休業を頂いています。これまで、「転職、転職」と一辺倒だった私の考えが、この育児休業を経て変化してきました。

今回は育児休業中の経験がキャリアの考え方に影響を与えたことについて書きます。


人生の優先順位を再確認

育児休業期間中、当然ですが、家族と過ごす時間が格段に増えました。

普段、私が仕事に行っている間の妻の大変さを肌で感じ、改めてリスペクト

子ども達の存在が生きる活力になっているんだと改めて認識

そして、考えました。

「私は家族のために仕事をしている。」ではなかったんだなと。
「私は家族のおかげで仕事ができている。」のだと。

自分のキャリアについて、悩んでいたことがバカらしくなるぐらい、「家族」が私の中で一番大切なものだと知りました。

分かってはいたんですが、日々の雑音の中にいると、本質が見えなくなる時があります。

私の中の優先順位ナンバーワンは間違いなく「家族」であり、このコミュニティを守るための意思決定をしなければならない。

「30代中盤に差し掛かる、このタイミングで転職しなければ。」そう考えていて、正直焦りもありました。

自身のキャリアだけを考えれば、すぐに動くことが最善だと思います。

ただ、家族ベースで考えれば、今は違うと気づくことができました。

これは、見方次第では「逃げ」とも取れるかもしれません。

しかし、私の家族を考えた時に今はタイミングではなく、何より自分自身が今は環境をかえたくないと思ったのです。

組織人であることに感謝  

この育児休業期間中に妻の友人に会いました。
その方のご主人は個人事業主でこれから起業しようとしている人でした。

しかも、元消防士です。

また、SNSでこの方の活躍は知っていたので、「元消防士でここまでバイタリティーのある人がいるのか。」と憧れがありました。

当日、ご主人にも会える予定だったのですが、新しいビジネスの案件で忙しく動き回っているようで、お会いすることができませんでした。

この出来事から、「自由を手にするには厳しさが伴う」ということを感じました。

同時に、自分は相当組織に守られているんだと、再認識させられました。

3週間働かずとも、給料が保証されていて、家族との時間を過ごすことができるありがたみってスゴいなと。

個人事業主や民間で成果主義の会社であれば、常に頭の片隅にはビジネスがよぎり、時には家族との時間も犠牲にしなければならないのだろうと。そう感じました。

公務員という、安定した船に乗せてもらっているからこそ「家族との時間」や「心の余裕」が生まれているなと実感します。

キャリアという大海原を自分の舟で航海したい思いは捨てきれません。
しかし、今は大きな船に乗る私の部屋の隊員達の生活を守りたい。そんな、イメージを抱いています。

キャリアチェンジを諦めたわけではない

育児休業を経て、人生においての優先順位を再認識し、さらに組織にいる有り難みを感じることができました。

その結果として、「今は転職しない」という考えにいたったのですが、私のキャリアに対する考え方の軸は変わりません。

それは、「自分軸で働くこと」です。

過去の記事でも書かせてもらいましたが、自分が一番力を発揮できる環境に身を置き、社会に貢献することがベストなキャリアのあり方だと考えています。

私にとってはそれが、今の仕事ではない。

今は幸運にもやりたいことがやれる環境に居させてもらっていますが、それは一時的なものです。

最終的には自分が一番力を発揮できる、分野と場所で働きたいのです。

そのためには「転職」だと考えていましたが、今は難しいです。

これから数年は、将来自分が行きたい場所に繋がる活動をひたむきに取り組んで行きたいと思います。

noteの執筆もそのひとつ。

会社にすがるのではなく、自分ビジネスを意識して、仕事で得たノウハウを発信していきます。

記事を読んでくださりありがとうございました!




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