タイラダでん

男女問わず殴ったり蹴ったり斬ったり手からビーム的な何かを出したりとか大好きおじさんです…

タイラダでん

男女問わず殴ったり蹴ったり斬ったり手からビーム的な何かを出したりとか大好きおじさんです。とりあえず逆噴射小説大賞に応募するために20年ぶりぐらいに小説書きました。書き続けられるといいなあ。ツイッター https://twitter.com/tairada

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    無数の銃弾: 創刊号 (ユダン・ナラナイ・パブリッシャ)

    城戸圭一郎
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マガジン

  • 【満員御礼】短編パルプマガジン【千客万来】

    ぼちぼち書いてきた短編たちです 面白いですよ ぜひご一読あれ

  • 雑記のようなもの

    映画の感想書いたり、旅日記書いたり、まあいろいろです。

  • 白磁のアイアンメイデン

    お嬢様がカンフーで敵を蹴散らしたり、オートマタ執事兼強化外骨格を身にまといドラゴンのあたまを爆発四散させたり、挙句の果てに巨大ロボットでおおあばれしたりする、作者の「スキ」だけで構成された小説です。第1部完結済み。

  • 逆噴射小説大賞2020 投稿作&プラクティス作品

    タイトル通りの代物です 読むと良いことありますよ いい感じの石を拾えたりだとか

  • 投稿小説

    「逆噴射小説大賞」をきっかけに書き始めた小説です。ペースは遅いですが書き続けていこうと思います。

最近の記事

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白磁のアイアンメイデン 目次 #白アメ

◇千客万来◇ こちらは『第1回 逆噴射小説大賞』投稿作を改稿したものです。内功を操るお嬢様が強化外骨格を着込み、並み居る敵をカンフーで粉砕! 挙句の果てには巨大ロボットでおおあばれ! そのようなちのうしすう低めのお話にございます。それでもよろしければお楽しみくださいませ ◇共存共栄◇ ヘッダ画像は安良さんに描いていただきました。圧倒的感謝。 第1部 「”忌み野”の章」第1話(完結) 1  2  3  4  一気読み版 第2話(完結) 1  2  3  4  一気読み版

    • 戦争の最果て #逆噴射小説大賞2023

      「貴様らは死ぬ。だが正しき時と場所にて死なねばならぬ。祝福はそこにこそあると知れ」  教主様の御言葉を拠り所として、俺たちは赤い泥濘の中に腰まで浸かりながら歩く。灼けた泥と鼻をつく悪臭が、容赦なく俺たちを削り取っていく。魔導機兵に乗っている連中が羨ましくなる。空調の効いた棺桶の中は、死ぬのに相応しい場所かどうか怪しいというのに。  閃光。  二機の魔導機兵が爆散した。続いて隣にいたジェドが音もなく倒れ、泥に沈んだ。  狙撃だ。俺たちは即座に、板切れよりマシ程度の防御結界を展開

      • 神饌を供す #逆噴射小説大賞2023

         尾頭さちと尾頭さえの姉妹は巫女装束に身を包み、深々と平伏して待っていた。部屋の寒さに、吐く息が白く染まる。遠くで鳴り続ける鈴の音が、耳に届く唯一の音であった。  彼女らの前には一本の包丁が置かれ、さらにその前には純白の布地が広げられている。布の上には、一糸まとわぬ姿の女性が寝かされていた。  少女というのがふさわしい女性の、それは死体であった。  鈴の音が消えた。姉妹の体がわずかにこわばる。  ぎしい。音が響いた。  使いが、降りていらした。さちは平伏したまま笑みを浮か

        • おうまの写真を撮っている4~第2次北海道・おうま見学旅行記

          ドーモ、タイラダでんです。よくいらっしゃいました。 1日め 佐賀~福岡空港~新千歳空港~帯広市そういうわけで、待ちに待った撮影旅行である。前回と違い、今回は本当に競馬にまつわる場所にしか訪れない、我ながら一本筋の通っている旅行だ。 さて、その初日である。ということは、飛行機に乗らねばならないのである。僕は色々なところで、この飛行機というものに対するヘイトを書き散らしているのだが(でかい鉄の塊が空を飛ぶなどという、非科学的極まる代物に命を預けるなんて!)、北海道に行くとなれ

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          大決戦! アクズメさんVS深海潜神教団! #AKBDC2023

          「ウナーギッギッギッギ!(笑い声) 恐れ入ったか、下等な人類どもめウナ。我等、深海潜神教団Ku-EELーulhuの神域を汚した罪、万死に値するウナ! そもそも、あのような醜悪きわまる鋼鉄の塊に頼らねば海を渡れぬその脆弱さ、正視に耐えぬおぞましさウナ!」 「「「「ウナーギッギッギッギ!(笑い声)」」」」 「うわっ?! いきなりなんなんだお前ら! あっやべ、ちょっと汁こぼしちまった。洗って落ちるかなコレ」  新聞片手に辛い麺を啜る男の前に現れたのは、アンバランスなまでに長い手

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          古書専門店”アグ・マグル”における、とある日の出来事の記録

           店に入ってきた男を目にした老店主は、我知らず口笛を吹いていた。  濃緑色のローブに身を包んだその男は、無数の書籍が整然と並べられた書棚の間を音もなく歩み寄ってくる。老いてはいるが、ずいぶんな長身の男であった。店のカウンター越しに店主の目の前に立つと、昏い瞳で、店主の顔を見下ろしてきた。その間、男は一言も発さなかった。  店主は男の視線を正面から受け止めると、やがて苦笑した。  「旧友よ。久々の来訪、とても嬉しく思うよ。しかし我が店に訪れてからの君の一挙一動は、まあ不審者とし

          古書専門店”アグ・マグル”における、とある日の出来事の記録

          おうまの写真を撮っているEX~おうまの映画を見ている

           ドーモ、タイラダでんです。よくいらっしゃいましたね。  さて、僕はライトな競馬ファンだが、ライトな映画ファンでもある。最近はもう胸を張って映画好きですオタクです、と名乗れるほどの数は見てはいないが、映画館で映画を見ることをためらわない(そしてペプシやパンフに払う金をためらわない)程度には映画が好きである。  そうなると当然「競馬の映画を見よう」という結論になるわけで、見たからには感想を出力したくなるわけであって。  つまるところ、これはそういう記事なのである。 1『ドリ

          おうまの写真を撮っているEX~おうまの映画を見ている

          おうまの写真を撮っている2~2023年ヴィクトリアマイル観戦記

           ドーモ、タイラダでんです。よくいらっしゃいましたね。  さて、前回の記事で希望していたヴィクトリアマイル観戦。当日の指定席が取れたので、東京へと遠征してきたのである。今の最推し馬であるソダシを撮るためだ。  朝5時に置き、心底嫌いな飛行機(飛行機は本当に苦手で、人類は一刻も早くでかい鋼鉄の塊が空に浮かぶなどという非科学的で非常識極まりない乗り物を撤廃し、新たな交通・輸送手段を構築すべきだと思う)に乗り、一路東京へ。  羽田から電車を乗り継ぎ、ついに憧れの東京競馬場に降り

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          老人と犬、ところにより廃墟 #むつぎ大賞2023

          35年と118日。 「ここにしようか。おいで五郎丸」  その日、老人が指さしたのは、かつて地下鉄と呼ばれた交通機関、しかし今となっては日の光届かぬ深い地の底――地下迷宮物件と成り果てた場所の入り口であった。  五郎丸は応えるように一声吠え、階段を軽やかに降りていく。数段降りたところで老人を振り返り、追い付くのを待ち構える。五郎丸は尾を左右に振りながら、進んでは待つことを繰り返す。  対して老人は、遅いがよどみのない足取りで階段を下りていく。硬いコンクリートに打ち付けられる杖

          老人と犬、ところにより廃墟 #むつぎ大賞2023

          こんなん歌ってました(また歌いたい)2023 [GWカラオケ2023]

           ドーモ、タイラダでんです。よくいらっしゃいましたね。  たまたまお見かけしたこちらの企画に参加させていただきます。  歌えようが歌えなかろうが構わず、とにかく好きな曲を3曲紹介しましょうね、という企画だそうで。ですがせっかくですので、僕がカラオケによくi行っていたころに愛唱していた曲をご紹介して「私もこの曲、よく歌っていました!」みたいに盛り上がれたらいいなあと思います。 それでは参りましょう。 1. Deep Purple - Burn  『紫の炎』、またはタマ

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          おうまの写真を撮っている

           ドーモ、タイラダでんです。よくいらっしゃいましたね。  さて、僕は生き物の写真を撮るのが好きである。よく動物園や水族館にでかいカメラ抱えて行ったり、近所の公園をでかいカメラ抱えて歩きまわったりしている(フルセットで3㎏以上ある)。  そして僕は競馬が好きである。サラブレッドたちが走り競い合う姿は何度見ても最高のものだ。訳あってしばらく競馬からは離れていたが、2年ほど前からまた、のめり込むように楽しんでいる。連れ戻してくれてありがとう『ウマ娘』。  と、なれば。  当然のよ

          おうまの写真を撮っている

          【習作短編】雪と月と桜の夜に、僕は君を殺めよう

           如月の夜。粉雪舞い散る山道を、一人の少年が駆けている。  彫りの深い顔つき、均整の取れた肉体。それらが秘める若さ、瑞々しさ、そして荒々しさを、詰襟の学生服で無理やり抑え込んでいる……そういった風情の少年は、名を雪代氷衛といった。  氷衛は荒く息を吐きながら山路を駆け上がる。癖のある黒髪が揺れる。舞う粉雪が、氷衛の息に当てられて姿をなくしていく。  風が舞う。粉雪が風に煽られ、不規則に舞い踊る。氷衛はその雪の欠片の中に、薄く色づく何かを見とがめる。  氷衛の口元が、ぎりりと歪

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          【競馬】初心者向け競馬講座~「このレースを見ろ」【ウマ娘】

          ドーモ、タイラダでんです。よくいらっしゃいました。 さて皆様、競馬エンジョイしていますか? 僕は『ウマ娘』のおかげでかつてのトラウマを克服し、20数年ぶりに競馬を楽しめるようになりまして、ただいま現在進行形で楽しませてもらっています。競馬サイコー。超サイコー。 同じように『ウマ娘』からリアルの競馬を見るようになった、という声もチラホラ目にするようになりました。 しかしそこはそれ、それなりに長い歴史がある競技ですから、「興味はあるけれど、どこから入ればいいのかわからない

          【競馬】初心者向け競馬講座~「このレースを見ろ」【ウマ娘】

          2022年の良し&悪し

          ドーモ、タイラダでんです。よくいらっしゃいました。 ◇ というわけで、2022年も最後の日、残すところあと数時間となりました。そんなタイミングですので、皆様がする一年の振り返りといふものを、してみんとてするなり。 良し① 競馬をエンジョイした 『ウマ娘』をきっかけに、昨年から数十年ぶりに競馬観戦を再開したのですが、これがまあ面白いこと面白いこと。自分でも驚くくらいハマってしまっております。今年だけでも「初めて北海道に旅して引退競走馬たちに会ってきた」「初めて中央競馬の

          2022年の良し&悪し

          Holy-Night Shooters! #白アメ #ppslgr

           目を閉じて、深い呼吸を一つ、二つ。ゆっくりと目を開く。雲一つない、抜けるような青空。空に近い場所は、やっぱり落ち着く。故郷の木々を思い出すから……もっとも、こんなに高い場所まで枝を伸ばす大樹は、そうそうなかったけれど。  私は足を進めると、自分の立つ建物の屋上、そのへりから眼下のターゲットを見た。斜め下方、暗い裏路地の隅で、落ち着かなさげにあたりの様子をうかがっている。ギクシャクした動きは、なんていうか、「挙動不審」の見事なお手本ってところ。  深い呼吸を、もう一つ。そのと

          Holy-Night Shooters! #白アメ #ppslgr

          『白磁のアイアンメイデン』外伝 「相応しき贈り物を、聖夜に」

           紅い光が、闇の中を駆けていく。  北欧、白夜の国――フィンランド。常ならば国土全てを包み込む静寂が、今宵は瀑布のような音に妨げられていた。  轟音の主は、追われる一頭の獣と、追う十数匹の獣である。  逃げる獣はトナカイ。追うは群れをなす十数匹のムース。深い闇夜に白銀の煙を巻き上げながらの、一対多、命がけのチェイス。  トナカイの息は荒い。当然であろう。なにせ彼女はこの五日五晩、不眠不休、飲まず食わずで走り続けていたのだから。  尋常の生き物には不可能な、超長時間の逃走劇。だ

          『白磁のアイアンメイデン』外伝 「相応しき贈り物を、聖夜に」