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本の紹介

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僕が読んだ書籍の中でも、学びの多かったものを選択して紹介しています。
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記事一覧

感謝の言葉「在り難う」〜とても大切な哲学の話〜

感謝の言葉「在り難う」〜とても大切な哲学の話〜

 みなさんは「哲学」という学問に対して、どのような印象を持っているだろうか?

 難しそう?役に立たない?いろんな意見があるでだろう。

 僕の哲学に対する印象を言ってしまうと、
それは「難しい」学問であり、「役に立つ」学問であると思っている。

 自分自身、哲学に関連する書籍はそれほど読んでないだけども、勉強すれば理解が進んで簡単に感じる様になるかも、と思って少しばかりの関連書籍を読んでいた。

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聴く力〜他者と良好な関係性を築く傾聴の技術〜

聴く力〜他者と良好な関係性を築く傾聴の技術〜

 我々、理学療法士の様な医療関係者は、それぞれに高度の専門性を有している専門職者です。それゆえに、それぞれの領域の知識や技術に目が行ってしまうことが多い様に思いますが、医療関係者の全ての職種において、共通して重要なスキルがあります。

それは、「コミュニケーション」である。と思います。

 当たり前やん、という声が聞こえる。
そう、当たり前のことです。

 しかし、この当たり前の「コミュニケーショ

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メルヘン翁(おきな)に学ぶ、家族の在り方

メルヘン翁(おきな)に学ぶ、家族の在り方

「メルヘン翁」というワードを聞いたことあるでしょうか?

 普通に毎日生活をしていれば聴くことのない表現だと思います。「翁」とは男性の老人を指す敬称だとされていて、それが「メルヘン」なんだから普通のはずがない。

 これは、ちびまる子ちゃんの作者として有名な、さくらももこさんのエッセイ「もものかんづめ」のなかに掲載されている話の一つです。

 そう、これは作者であるさくらももこさんの翁、おじいちゃ

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人間同士の対立で疲弊したくない!!「前提」を共有する大切さ。

人間同士の対立で疲弊したくない!!「前提」を共有する大切さ。

 日々、多くの患者さんに関わり、他の医療従事者と一緒に仕事をしていると、どうしても価値観の違いや、意見の食い違いで対立するような構造になってしまうことがあります。みなさんはどうでしょう?仕事中のこういった対立関係が続くと心身が疲弊し、仕事に行くのが嫌になってしまう方もいるのではないでしょうか?

 患者さんはある日突然、急に自身に降りかかってきた病気や怪我を何とか早く治して家に帰りたいと願いながら

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