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私の思ったこと

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1日の中で、感じたこと、思ったこと、考えたことを毎日更新しています
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2020年9月の記事一覧

救われた言葉

救われた言葉

『感じてはいけない感情はない。』

僕が救われた言葉の一つ。

もちろん苦しいことや悲しいこと、寂しいことがあったときにそれに伴って感じる感情というものがある。

今感じているその感情自体も、もちろんツラい。

しかし僕はその感じていることを、感じてはいけない感情だとして、じぶんを否定していたこともツラかったのだと、上の言葉を聞いたときに初めて気付けた。

こんなことで、ツラいと感じるなんて、悲し

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やさしいということ

やさしいということ

僕は学生時代、よくやさしいと言われていた。

しかしじぶんとしてはやさしくしたつもりなどなく、むしろ相手が言っているやさしいというのは、僕の側から見れば無関心ということに他ならなかった。

無関心だからこそ頷くだけで、同意だけしていた。

じぶんのことを肯定して、いつも認めてくれる人なので、やさしいとなっていたのかもしれない。

しかしいつも頷くだけというのは、とても低カロリーで済んでしまうし、嫌

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「好かれる」と「好き」

「好かれる」と「好き」

例えば好きな人とだったら、公園のブランコに、川辺のベンチに、一緒に座っているだけで楽しくて、フルコースの料理も、高いお酒も、素敵な内装も、実は必要ないかもしれないし、それはオマケに近い。

つまり多くの人が用意している外的要因はその時間を過ごす上での最重要な項目ではないということ。

一番大切なのは、その最初に会いたいと思われていること。

そうすればどこで過ごすどんな時間も素晴らしいと感じやすい

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簡単にムダと判断しない視点

簡単にムダと判断しない視点

『真の発見の旅とは、新しい景色を探すことではない。新しい目を持つことにある。』マルセル・プルースト

僕がSNSなどで、遠い異国のラグジュアリーなホテルや、都心の高級店の料理、アクティビティの体験をアップしただけの投稿に大きく心が動かされない理由を考えていたときに出会ったのが、この言葉でした。

もちろん知らない場所、人、コトを体験する、したい、行きたい、会いたいと思う好奇心は大切だという前提では

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じぶんはじぶんの味方か

じぶんはじぶんの味方か

何か悲しい、寂しいというような、どんより気分が浮かない夜というのは、どんな人にも訪れる。

昼間に理不尽なことを、尊厳を傷付けるようなことを言われた。

小さな、大きなミスをしてしまった。

誰かを傷付けてしまった。

その気分が浮かない原因は、多くは人間関係であり、他者との関わりの中にある。

その影響で矢印が下を向くということはあるが、次の日になると忘れていたり、気にしてしないという人と引きず

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人の魅力

人の魅力

たくさんの本を読んで、映画を観て、日常の中で様々な経験を通して、多くのことを体験し、知っている人というのは、話してもおもしろいし、頼りにもなる。

だからこそ多くの人からお声もかかるし、様々な人の好奇心を掻き立てる。

人気者というのは、守備範囲の広い人、経験知識量の多い人。

どこかにそんな印象はないだろうか?

そのことに間違いはない。

けれど狭い範囲のことを猛烈に愛している人、執着している

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人は人と繋がりたい

人は人と繋がりたい

ここ数ヶ月スマホが充電中に画面が映らなくなってしまう。

特定の条件の元になるわけでもなく、ランダムに訪れるため、充電するタイミングはなぜだかいつもドキドキで、復活は一度バッテリーが0まで落ちると画面が映るようになり、そこから充電するとまた使えるようになるため、まぁいいかと、機種を変えないできている。

最初のうちはスマホが一定時間使えないということで、ソワソワしていた。

LINEなどのコミュニ

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ほんとうのことはわからない

ほんとうのことはわからない

人がほんとうのところ、何を考えているのか。

ということは他の人にはわからない。

「つらい」や「苦しい」も、「楽しい」や「うれしい」も、ほんとうのことだよ。ということはもちろんたくさんあるけれど、それのほんとうのところはわからない。

もしかしたら何か「つらい」や「痛い」を抱えているけれど、でもあなたが笑ってくれていると私は「うれしい」ということだって、たくさんあると思うのです。

そのときその

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残さないと残るもの

残さないと残るもの

先日トトロが大好きな甥っ子と『ジブリ美術館』に行って来ました。

建物は直線を排しているのが印象的で、開館から来年で20年になるのに木材や建物自体の傷みがほとんど見られないのも、日々の掃除、お手入れの賜物という美しい館内だった。

しかしその館内は撮影禁止。

館主(宮崎駿)曰く『主人公はカメラを持っていない。』とのこと。

今という瞬間を五感で味わって覚えていた、残ったものこそが、キミの響いたも

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「涙もろい」は成長

「涙もろい」は成長

歳を重ねると涙もろくなる。と言われる。

でもそれは涙腺と言われるものが、まるで加齢によって弱まる筋肉のように涙が流れるのを止められなくなった、ということではないと僕は思っている。

映画や音楽や漫画などを味わっていると泣きそうになるときがある。

文章やツイートを書いているとき、ふと泣きそうになるときがある。

そんなとき、そこにあった何かが僕の心の奥底の何かに届いたのだと感じる。

つまり涙も

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「助け」がある世界

「助け」がある世界

岩井俊二監督の映画『リリーシュシュのすべて』を観ているとき、僕はヒーローや救世主のような外部から環境を変えてくれる存在が現れるのでは?と人一倍期待しているということを教えられた。

なぜならこの映画では、それらが現れないからだ。

僕は人に相談したり、心を開くのに抵抗がある方なので、相談しなくても、心を開かなくても、「全部わかっているゾ」と言って救ってくれる存在を求めていた。

しかし何も話さず、

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なぜ毎日書くのか

なぜ毎日書くのか

人が後悔していることの多くは、なぜあのとき行動しなかったのか、ということに尽きると思う。

その反対に過去のじぶんよ、ありがとう。と思うことの多くは某かの行動をしたということに尽きると思っている。

つまり「やらない」を後悔だと感じやすく「やる」を選んだことは、じぶんよ、ありがとうになりやすいということ。

そして人は、人の身体というものは変化を嫌う。

だからこそ暑ければ汗をかき、傷ができればか

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ロマンとウソ

ロマンとウソ

ティラノサウルス、最近はティーレックスなんて呼ばれていて、恐竜と言われるとおそらくこの恐竜を最初に思い浮かべるのではないだろうか?

THE恐竜、それがティラノサウルス。

しかしこのティラノサウルス、映画やイラストにはたくさんのウソがあると言われている。

鱗のような皮膚のイメージだが、最近の学説では羽毛であったと言われている。

そしてジュラシックパークを観ていた人には驚きだと思うがティラノサ

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選べないということ

選べないということ

雨に打たれていることを多くの人は快く思っていない。

しかし雨の中を歩きたいと傘を持って外出したり、雨合羽を着て雨の中を散歩したり、傘も差さず雨に濡れたい気分な人はむしろ気持ちがいいと思っている。

つまり雨の日はみんなが不愉快なものだというわけではなく、雨の日にどう過ごすのか選べていないことが、雨の日の不愉快な原因なのだと思える。

僕たちは選べないことに慣れている。

義務教育やもしかしたらそ

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