セカンドハーフ通信 第56話 採用面接の心がけ

採用面接の心がけ

長く人事をやってきたのでものすごい数の採用面接を行ってきた。1000人以上は面接している。自分の経験から採用面接で一番大切なことは、ありのままの自分を出すことだと思う。

ありのままの自分とは、自分自身や今までの実績を説明する際に過大にも過小でもなく事実ベースで話をすることだ。仕事に対する熱意はアピールすべきだが、自分の実績については客観的であることがよい。

応募者にとって一番重要なことは、自分が長く活躍できる会社かどうかを見極めることだからだ。だから会社との相性をみることが重要で、そのためにはありのままの自分を会社に知ってもらうことも必要だ。

合格するため自分をよく見せてもいずれ帳尻があわなくなる。会社のカルチャーが自分にあわないとだんだん苦しくなってくる。概して面接での受け答えがよかった人が、その後入社して思うように活躍できなかったケースがある。これは面接時に過大な自己アピールをしたために起きることだろう。

採用面接は対等な立場で相手との相性を探すお見合いの場と考えればよい。だから自分のありのままをだして意見が合わなければご縁がなかったと考えることだ。


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