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ヨーロッパで行ってよかった場所15選

今回は、今まで訪れたヨーロッパの都市や観光地、カフェなどの中から、特に気に入った場所を紹介しようと思う。

ヨーロッパの歴史や文化が好きで11カ国ほど訪れたことがあるが、あまりにも好きすぎて何回か訪れている街もいくつかある。
観光地も好きなのだが、現地の何気ない場所の雰囲気やカフェなどの空間に魅力を感じる事が多く、お気に入りの場所も多い。

当記事では、個人的に心から魅力的に感じた場所かつもう一度行きたい所を15個に絞って紹介する。

ヨーロッパの魅力的な場所15選

アムステルダムのゴッホ美術館

ゴッホの絵は日本でも展覧会として観る機会が多く、日本人にも特に馴染みの深い画家だと思う。
僕もゴッホの絵や人生が好きで、幾度となく観ることがあったため、ゴッホ美術館は憧れの場所でもあった。

アムステルダムにあるゴッホ美術館には、非常に多くのゴッホの絵のコレクションが展示されている。
館内の展示を通して彼の人生のすべてをなぞるような体験ができるような場所で、非常に素晴らしかった。鑑賞を終えて美術館を一歩出た次の瞬間から、もう一度行きたいと思えるような魅力的な場所だった。

アムステルダムのカフェUn.Common

オランダのコーヒーシーンは非常に面白く、かなりレベルが高い。
美味しいカフェにはいくつか訪れたが、Un.Commonはコーヒーが美味しいだけでなく、店内のインテリアや雰囲気、店員のホスピタリティなど、すべてのレベルが高かった。
北欧にインスパイアされたシンプルでタイムレスなインテリアと、どこか日本的な美しさを感じるような食器たち。ここで過ごす時間は本当に良いものだった。

またコーヒーもさることながら、Un.Commonで食べられるシナモンロール以上に美味しいシナモンロールを僕は食べたことがない。アムステルダムに住んでいたら確実に通い詰めるであろうカフェだ。

ブリュッセルのカフェSEVEN

ブリュッセルの郊外にあるカフェSEVENは、美的感覚が研ぎ澄まされる非常に洗練された空間だった。
開放的で陽がたくさん差し込む空間と、美しいインテリア。淡いグリーンのテーブルがアイコニックだった。

メニューも美味しく、今まであまり知らなかった新しい発見があった。
特にココナッツミルクラテやグレープフルーツのブリュレは、日本のカフェでは体験できる所がほとんどないため、非常に良いインスピレーションを受けた。
またSEVENには野菜を使ったヴィーガン向けのメニューが多く、ヴィーガン食に対する興味がより深まったきっかけでもある。僕自身はヴィーガンではないが、そのようなカルチャーや食のポテンシャルに興味があるのだ。

パリのケ・ブランリ美術館

パリの美術館はどこも非常に素晴らしいコレクションが展示されていて、あまり知られていない小さな美術館にふらっと入っても楽しめることが多い。
ケ・ブランリ美術館は日本人にはあまり知られていないが、コレクションの内容やボリュームが異色かつ充実しておりとても面白いので、また行きたいと思える美術館だ。

大陸別に展示エリアが分かれており、人類の文化の歴史を各地域ごとに学ぶことができる。そして地域によって驚くほど文化が異なり、多様な歴史の面白さを肌で感じられる。
人類が辿ってきた歴史に思いを馳せて、あれこれ想像を膨らますことができる本当に魅力的な美術館だと思う。

早朝のモンマルトル

パリの中でもモンマルトルは個人的に特別な場所だ。
初めてパリに行ったときに泊まった安宿はモンマルトルにあった。冬の寒い早朝にバックパックを背負って転びながら凍った坂道を歩き、サクレクール寺院の前まで向かった。そこでパリの全景を初めて見た際には、あまりの美しさに息を飲んだ。
朝日に照らされ薄もやのかかったパリの町並みは幻想的で、いつまでも眺めていたくなる光景だった。

モンマルトルは治安があまり良くないとされているが、昔ながらのお店が立ち並ぶ下町のようなローカルな雰囲気と、個性的なカフェが多い魅力的なエリア。
過去には名だたる芸術家たちが住み込んで、創作活動に臨んでいた街でもある。今も地元の人達が、そんな歴史にプライドを持って生活をしている感じが個人的に好きだ。

マレ地区

マレはカフェやショップが立ち並ぶエリア。パリの中でもひときわおしゃれな雰囲気を醸し出している。
カフェのテラスでは人々が団欒し、人生を楽しんでいる人たちが多い。どこかお店などに入らずとも、歩いているだけでこちらもハッピーな気持ちになることができるエリアだ。

個性的なファッションの人たちに多く出会うので、ファッション的なインスピレーションを受けることができるのも、何回行っても飽きないポイント。伝統と流行が融合したような、魅力的なエリアだ。

夕暮れのポルト

ポルトガルは町並みや食事、国民性など、個人的にはとても魅力を感じる国だ。
中でも気に入っている街はポルト。街を歩きながら写真を撮ったり、アズレージョの建築を眺めるなど、目的もなくブラブラするだけでも楽しい。

そして街歩き自体も楽しいが、夕暮れの時間帯は言葉を失うほどの美しさ。
ドウロ川の向こうで、オレンジ色に染まる空は忘れられない。
グルメや観光を楽しんで疲れ果てた一日の終わりに、夕陽を見て充実感に浸りたい。

サグラダ・ファミリア

バルセロナのサグラダ・ファミリアは、人生で一度は訪れたい名建築の一つ。
近々完成が予定されているらしいが、建設中のクレーンすらも芸術に思えてくるほどのバルセロナの象徴的な建築。内部のステンドグラスはもちろん美しいが、上部から眺めることのできるバルセロナの町並みも素晴らしい。

完成後にも訪れてみたいが、個人的には完成前にもぜひ訪れておくべき魅力的な建築だ。
バルセロナは他にも魅力的なガウディ建築が多いので、一通り鑑賞した後の最終目的地として訪れたい。

夏のアンダルシア

スペインで最も好きなエリアが、南部のアンダルシア。
エキゾチックな街並みと美味しい食事、そしてレイドバックした空気感があれば、それはもう最高だ。
マドリードやバルセロナの大都市にはないローカル感と、アラブ系の文化が混じった独自の魅力がある。

アンダルシアには白い街並みのコルドバや、美しい建築と素晴らしいバル文化のあるグラナダ、フラメンコの本場であるセビーリャなど、魅力的な都市が点在しているため、とても数日間ではすべての魅力を堪能しきれない。
いつかまた長期間かけて巡ることで、各都市の魅力を再実感したい。

曇りのベルリン

ベルリンはどこか冷たい雰囲気と尖ったカルチャーのある街で、親しみやすくはないがなぜか憧れてしまうような街だ。特に曇りの天気が似合う。

ファッションやアート、クラブカルチャーなど、すべてに新しさを感じる。カフェ文化も最近は盛り上がっているらしい。
街を歩いていると薬の中毒者に出くわすこともちょくちょくあり、少し危険な雰囲気を感じることがあるのもベルリンっぽい気がする。
北部ヨーロッパの都市の中では、比較的物価が安いのも魅力的なポイントだ。

プラハの旧市街

チェコのプラハは中欧の中でも楽しめる人が多い都市だと思う。
旧市街は他の国同様素晴らしい建築物が多いが、特にプラハ城やカレル橋などはリアルで見ると圧巻の美しさ。

比較的治安が良く、ミュシャのアートなどの芸術も楽しめる上、ビールが好きな人は水より安い値段で楽しむことも可能。
あれこれ計画を立てすぎずに、ただただ興味に従って街歩きを楽しみたい。

冬のフィレンツェ

数多くの芸術家を生み出した街フィレンツェ。
人々は自国の歴史にプライドを持って生活しているし、今もなお数多くの芸術家たちが創作活動に励んでいる様子は、資本主義社会と逆行し真のアートを追求しているように思える。

そして、統一感のある赤レンガ色の屋根の建築物群は圧巻の光景。街全体が芸術とも言える。
冬の澄んだ空気を吸いながら、芸術的な町並みを堪能したい。

ヴェネツィアのカーニバル

ヴェネツィアのカーニバルは一年に一回、二月頃に行われる。
待ちゆく人々は皆、仮面を被ったり仮装をして祭りの雰囲気を楽しむ。

祭り的なことはあまり好きではないのだが、ヴェネツィアのカーニバルは異様とも言える光景でとても面白い。そして互いに干渉せず各々がただ純粋に雰囲気を楽しんでいる様子が、居るだけでハッピーな気持ちになれる理由だ。
タイミングを合わせてまた行くことができたら、迷路のような街を迷いながら歩き回ることでカーニバルの空気を堪能したい。

コペンハーゲンのカフェAtelier September

コペンハーゲンのカフェに初めて訪れた際にはカルチャーショックを受けた。
メニューの独創性、洗練されたデザインのインテリア、地元の方たちが友人同士で団欒する豊かな光景。すべてが印象的で理想的なカフェの姿だと思った。

中でもAtelier Septemberは、全てが理想的とも思えるカフェ。
アボカドのオープンサンド「アボカドマッド」をはじめとした様々なヴィーガンメニューや、美味しいコーヒーなどを、シンプルな食器で楽しむことができる。

魅力的なカフェがたくさんあるけれども、Atelier Septemberはコペンハーゲンに訪れた際には、絶対にまた行きたい場所だ。

ルイジアナ美術館

今までいろんな美術館に訪れたが、デンマークのルイジアナ美術館ほどユニークで独創的な美術館はなかなかないと思う。
ジャコメッティなどの有名な芸術家のコレクションから、様々なジャンルの若手アーティストの作品まで、多種多様なアートが素晴らしい空間の中に魅力的に展示されている。

緑の多い庭園も素晴らしく、遊び心満載のギミックが至る所に散りばめられているのも注目すべきポイント。
次に訪れた際はどのように楽しませてくれるのか、楽しみでならない。

まとめ

そんな感じで、ヨーロッパで何回でも訪れたい魅力的な場所を紹介した。
僕の周りでもヨーロッパに行く知り合いが増えているので、今回自分の過去の旅行を振り返ってピックアップしてみたが、編集しているうちにまたヨーロッパに旅行をしたくなってきた。

気に入った場所は何回訪問しても良いものだと思うので、また近いうちに訪れることができたらと思う。

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