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GRIIIxで撮影するGUCCI COSMOS

京都市の岡崎にある京都市京セラ美術館にて、GUCCIの展覧会「GUCCI COSMOS」が行われていたので、訪れてきた。

僕は別にGUCCIのプロダクトを持っているわけではないし、今のところ特にほしいとも思わない。しかしファッションは好きだし、映画などでブランドの歴史についてはなんとなく知っていた。
そしてGUCCI発祥の地であるイタリアのフィレンツェにも過去に訪れたことがあるが、街全体から感じられるクラフトマンシップへの敬意に魅力を感じていたため、そのような場所から生まれ世界へ羽ばたいたブランドの哲学に非常に興味があった。

歴史のあるブランドから生まれる服は、もはや単なるファッションに留まらずアートピースのような意味も持ち合わせていると思う。
実際に過去のプロダクトを見て歴史を辿ることで、自身のアートに関する視野も広がるのではないかと思い、今回の展覧会へ訪問した。

展覧会は写真撮影OKだったので、RICOHのGR3xを持っていき、身軽に撮影をしてきた。
写真がかなり多くなってしまったが、印象に残った作品群を記録として残しておこうと思う。


GUCCI COSMOSで印象に残った作品たちの写真

演出

展覧会のコンセプトカラーは深い赤。展示会への入口からGUCCIの世界観が表現されていた。
最初の部屋では、GUCCIのフィロソフィーを体感できる映像作品を鑑賞できる。
映像が終わると年表が記された幾重にも重なる円が現れ、展示が始まる。
円形の展示場は斬新で、鑑賞しやすかった。
年代ごとに移り変わるスタイルの変化を追うことができる。
乗馬と関係の深いGUCCIならではの映像作品もあった。
展示室同士の間にはコンセプチュアルな言葉が記載されている。
圧巻のドレス群。
GUCCIプロダクトの代名詞的なバンブーを用いたバッグが、美しくディスプレイされていた。
バンブーといえば京都の嵐山竹林を連想する。
京セラ美術館所蔵作品とのコラボ的な展示室もあった。
GUCCIの赤をテーマとした部屋も素敵だった。
最後の部屋はブランドのDNAである糸にフォーカスした内容。

バッグ

ファブリックを使用したバッグ。和っぽさのあるデザイン。
ジョジョとのコラボ。
真っ赤なバッグ。
竹でできたクラッチバッグ。
GUCCIといえばこのストライプ。
雰囲気のあるレザーの質感と個性的なデザイン。
GUCCIのモノグラムがデザインされたファブリック。
ドラえもんとコラボしたインパクトのあるバッグ。
花柄が繊細で素敵だった。
高級感がある。
ビビッドなイエローが素敵。
バンブーを使った渋いデザインは、漆で仕上げたもの。
黒レザーとバンブーの相性も良かった。
素材感が特徴的なワインレッドのカバン。
キラキラしてる。
形が独特すぎる。
鮮やかで華やかな赤。
クラシックで上品な色味とデザイン。
心臓をモチーフにしたクラッチバッグ。
完成度の高さがすごい。

ドレス

素敵な柄デザイン。
胸元のチェーンが素敵。
光沢感が良い攻めたデザイン。
ビタミンカラーとシルエットが素敵。
和のテイスト。
サーモンピンクっぽい色が素敵。
インパクトのあるモノグラムのコート。
カジュアルな服も。
首元の花が素敵。
キューブ柄の面白いデザイン。
鳥の羽根を纏ったドレス。
ド派手な光沢。
歩きにくそうだけど、紫が良い色してる。
ショート丈のデザインが好き。
若干モンドリアンのアート的な雰囲気があるコート。
重厚感のある赤のレザーがかっこいい。
存在感抜群の真っ赤なドレス。

その他

フォルムが素敵な光沢感のあるハット。
ディスプレイの仕方にグッと来た。
プロダクトのスケッチはとても勉強になった。
スカーフのデザインはどれも素晴らしかった。
履くのに勇気がいりそうなビビッドピンクの靴。
ポートフォリオやカタログなどの資料も保管されていた。
植物からインスピレーションを受けている作品が多かった。
モノグラムの靴。
豪華なギターケース。
ゴルフグッズのコレクションがかなり充実していた。
渋めの赤と厚底のバランス感が良い。
デザイン性の高すぎるアイウェア。

まとめ

そんな感じで、GUCCI COSMOSで撮影した中で気に入った作品群の写真を紹介した。

ファッション史にはあまり詳しくないものの、歴代のGUCCI作品を見ているだけでインスピレーションや学びをもらえる良い展覧会だった。
本物のブランドは一朝一夕では創られることはないし、小手先のマーケティングだけで成り立っているブランドとは深みも違う。フィロソフィーの深化と今までにないクリエイティブな価値の追求を積み重ねた結果、今のGUCCIのブランドが創られたのだとしみじみ感じることができた。

ちなみに京都とフィレンツェは姉妹都市であり、どちらも素晴らしい伝統を持つ街でもあるため、根源的な部分では文化や技術に関する考え方にも共通する部分があると思った。
GUCCI COSMOSは、2024年12月1日まで京都市京セラ美術館で開催されているようなので、機会があればぜひ訪れてみてほしい。

ではまた。

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