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あじあのおんがく

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アジアの音楽に関する記事を集めています
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#Spotify

Spotifyデータでシティポップの音楽地図を可視化してみる

先日Spotifyのビッグデータを使って藤井風さんのアーティストネットワーク分析を行った記事を公開したところ、思いのほかたくさんの方に読んだりRTしたりしていただきました。御礼申し上げます。特に最新の音楽シーンに詳しい方からのコメントのおかげで、僕も新たな気づきを多くいただきました。 今回は、松原みきさんを起点としたアーティストネットワーク分析を通じて、「シティポップ」がどのようにリスナーに「発見」されているのか?を探ってみたいと思います。 分析用データは前回同様、Spot

プレイリスト 初めての台湾音楽 アオハルロックMIX on Spotify

台湾音楽を紹介するために作り始めた、Spotifyプレイリスト 第二弾は、こちら 「初めての台湾音楽 アオハルロックMIX」 ロックと言っても、たくさんの楽曲があるのは、台湾も同じです。 そこで今回は、オルタナロックからパンクの雰囲気もあるような、聴いていいて "青い" 感じがする、アオハルなロックを集めた2時間のプレイリストです。 Fire EX. (滅火器)、透明雑誌、拍謝少年(Sorry Youth)などが、日本でもよく知られていると思います。ゼロ年代から活躍して

Coldiac - "Beautiful Day"(私とインドネシアの音楽)

私にとって「インドネシア」は切っても切れない国の一つだ。勿論一度も足を運んだこと等無いのだけど、かつて私が唯一立ち上げたアジアの音楽ばかりを演奏する為のユニット「mocha」発足の切っ掛け‥、それがインドネシアの音楽だった。 当時の私は「インドネシア歌謡」と「マレイ歌謡」の区別が付いていなかった。そんな折、記憶では1997年の秋だったか‥、島田歌穂のレア・アルバム『Malacca』の中の『Denpasar Moon』が私の脳天を突き抜けた時の、あの痺れた感覚を今も忘れること

【元祖日本語ラップ?】美空ひばり / お祭りマンボの「3つの凄さ」

以前、このnoteでは洋楽邦楽において、いつからラップを取り入れ始めたのかという記事を2つ書きました。 その中で、 「ヒップホップはいつから始まったのか」という起源を書いてます。 1973年8月11日 ヒップホップの誕生日 1974年11月12日 ヒップホップの概念提唱 そして1979年に発売されたこの曲からメジャー・シーンでのリリースが出始めました。 なので、だいたいヒップホップの歴史って1979年から扱われます。 The Sugarhill Gang - Rappe

加山雄三 | 愛を語る#2

皆さん、加山雄三は聴きますか? 私は今までに日常的に加山雄三を聴く同年代に出会ったことがないのです。 だからこそ同年代に伝えたい、加山雄三の魅力を!!! 「加山雄三って古くね?おじさん?演歌歌手?」 私が最初抱いていた加山雄三さんへのイメージ。皆さんはどんなイメージを持っていますか? ちなみに加山雄三さんは今年で84歳です。おじさんというよりむしろおじいさんですよね。美空ひばり、阿久悠、笑福亭鶴瓶と同い年です。 曲を出したのは1960年代。思ってたよりも古い。 勝手に

世界の音楽 - マレーシアの音楽について

先週までロンドンにおり、今週からはインドネシアに向かう予定でしたが、様々な影響で、一旦インドネシア行きは延期です。 さて、私たちAmPmの新曲が3月4日にリリースされます。 “Is This A Game”というタイトルの楽曲で、ボーカルはマレーシアのTalitha.。 トラックメーカーには、シンガポールのEvanturetimeと、AmPm曲ではお馴染みChocoholicを迎えた楽曲です。 特に今回は、初めてマレーシアのアーティストとの作品になりますので、マレーシアの音楽

世界の音楽 - シンガポールの音楽について

3月4日に、AmPmの新曲 “Is This A Game”をリリースしました。この楽曲は、マレーシアのシンガーソングライターTalitha.と、シンガポールのトラックメーカー Evanturetime、そして私たちAmPm曲ではおなじみのChocoholicと制作した楽曲になります。 前回は、マレーシアの音楽について簡単にご紹介しましたが、今回はシンガポールの音楽について書いていきたいと思います。 | はじめにシンガポールは、東南アジアに位置し、シンガポール島及び60以上

日本初!一般投稿による台湾音楽のおすすめアルバム/プレイリストを公開中です。

4月30日(木)、台湾を中心にアジアの音楽を紹介するメディア系ブログ、Tapioca Milk Recordsにて、日本初*の投稿企画、「ミュージック・マガジンに載らなかった台湾の(大体)100枚」を発表致しました。 *Webプラットフォームを用いて、台湾の音楽アルバムに関する推薦文を募集する企画として日本初 当企画は、3月23日~4月18日の約3週間、台湾の音楽を愛聴している方を対象に、おすすめのアルバムならびに推薦文を募集したものです。 ジャンルの制限をあえて設けず

台湾最大の音楽賞!「第31屆金曲獎:2020 Golden Melody Awards」ノミネート作品のプレイリストを作りました!

こんにちは、中村めぐみ @Tapitea_Rec です! このたび、7月15日に発表された、台湾の音楽賞「第31屆金曲獎」ノミネート作品を一挙にチェックできるSpotify Playlistを作成しましたのでお知らせいたします! 昨年は、あの『ゆず』もゲストとして参加した金曲獎。その存在が台湾好き&音楽好きに少しずつ定着してきている…とはいえ!まだまだ!知名度の伸びしろがありまくりますよね! というわけで今回は「金曲獎」そのものについて簡単におさらいするとともに、Spo

「透明雜誌」ってバンド知ってる?  Do you know "Touming Magazine"?

このnoteは台湾・韓国などのアジアのインディーバンドを紹介する記事です。 If you would like to read this article in English, please click here.(この記事の英語版はこちらからどうぞ!) 海外の音楽を聴いてみたいけど何から聴いたら分からない・・・という方は、アジアのバンドがおすすめです!なぜならアジアのインディーバンドは日本の音楽と似ており、洋楽よりも聴きやすいからです。 そして今回のnoteでは台湾の

レー・クエンをSpotifyで聴こう

(5 min read) 日本でも(一部で?)熱狂的なファンを持つヴェトナム歌手、レー・クエン(Lệ Quyên)。いつのまにか、Spotifyで主だったアルバムが聴けるようになっています。これはすばらしい。言うことなし。CDがなかったり、持っていてもパッとすぐ聴けるという状態にないばあいなどでも、手軽にパソコンでもスマホでもレー・クエンが聴けるっていう、こんなにうれしいことがありましょうか。 思えばレーのアルバムCDを日本で買えるショップは、東のエル・スールと西のプラン