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あじあのおんがく

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アジアの音楽に関する記事を集めています
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#アジア

ヘヴィ・メタルはネパールを救う: Metal For Nepal の奮闘

50秒。2015年にネパールで起きた地震はわずか50秒で壊滅的な被害を引き起こしました。その運命的な50秒は、首都カトマンズとその周辺で9000人の死者と2万人以上の負傷者を出し、60万もの建造物を破壊することにつながったのです。エベレスト山では雪崩まで発生し、復興費用は90億ドルとも言われています。この規模の地震は世界中どの場所で発生しても壊滅的ですが、ネパールは世界でも最も貧しい国の一つ。ゆえに、被害と状況はさらに悪化していきました。国連は、この地震のために280万人のネ

台湾最大級の音楽賞にして、「インディー」に焦点を当てたGIMAを、キミは知っているか? エントリーの仕方などを、2022年1月刊行予定『アジア都市音楽ディスクガイド(仮)』収録コラムより一部抜粋してお届け!

金音創作獎(Golden Indie Music AwardsまたはGIMA)とは?音楽賞といえば、世界で一番有名なのが全米のグラミー賞だが、台湾でグラミー賞にあたるのが、金曲獎(Golden Melody Awards)。それに対して、本記事で紹介したいのは「金音創作獎(Golden Indie Music Awards)」(以下、GIMA)だ。「創作」という単語が入っているように、アーティストの創造性にスポットを当てたアワード。音楽に関わる各フィールドのスペシャリスト

注目のベトナム音楽!ヒップホップアーティスト10選【2023年版】

こんにちは、MIDI INC.(ミディ)の関(Twitterはこちら)です。 ベトナムの音楽となると、日本ではまだあまり知られていない領域かもしれません。個人的にも気に入っている曲がいくつもあり、シーンとしてとても面白くなってきていると感じてます。ミディでもハノイ拠点のクエック(Quyech)というバンドの音楽をリリースしています。 そこで、日本の音楽ファンの皆さまとベトナムのナウなサウンドをシェアすべく本連載「Wassup Vietnam?」を始めました(長らく更新でき

タイ・バンコク発 コロナ禍だからこそ、海外進出に向けてやっておきたいこと

先日2/20(土)、沖縄発信の国際音楽カンファレンス「Trans Asia Music Meeting 2021 (TAMM)」にてオンラインで講演しました。 「TAMM」は、沖縄とアジアの音楽ネットワーク構築と、沖縄から音楽を海外発信する試みを続けている国際音楽カンファレンスで、今回は「コロナ禍を音楽・カルチャーで生きるヒント」をテーマに開催されました。また、ショーケースフェスティバル「Music Lane Festival Okinawa 2021」も同時開催され、那覇

世界のビッグバンドを巡る旅 part.2 今回は韓国、台湾、香港、シンガポールとアジア圏行ってみたいと思います。ビッグバンドは日本だけのものじゃありません。

はい、ビッグバンドファンです。今日は以前書いた「世界のビッグバンドを巡る旅」の第2弾ということで、今回は韓国、台湾、香港、シンガポールとアジア圏のビッグバンドを巡ってみました。ビッグバンドは日本だけのものじゃありません、ということで行ってみたいと思います。 ちなみに第一弾の記事はこちら Asian Youth Jazz Orchestraについて 実は2015年に日本、インドネシア、シンガポール、タイ、フィリピン、マレーシアからオーディションなどにより選ばれた、総勢28名

アジアの民族楽器・音楽のことをどれほど知っていますか?

今日もわたしの記事を見ていただいてありがとう♪( ´▽`) わたしは音楽の専門家でもないし ましてや民俗学のことも知らない全くの素人です でも、最近の世界やアジアのことを見たり聴いたりして思うところがありましたので書いてみました 専門家やお詳しい方ならツッコミどころ満載だと思いますので、どうかご容赦願いますね 昨日、このつぶやきを投稿してから思い出したことがありました みなさんは「笙」という楽器をご存知ですか? ご存知の方なら「雅楽で演奏する」楽器であることはす

どインディのバンドマンがインドネシア音楽にハマり発信もする理由

お初の方もそうでない方も。おばんです。ユウキのリーです。そもそもなぜ僕がインドネシア音楽を紹介するようになったか、少し書けたら。 目次 1, そもそもお前誰よ? 2, インドネシア音楽との出会い 3, 想像以上にレベルが高く、多様な音楽シーン 4, 現地音楽シーンで活躍する日本人たち 5, 僕にも何かできないかな 6, ちょっと宣伝 1, そもそもお前誰よ?僕自身は2016年よりFontana Folleという、現在目下アルバム作成中のジャズポップ系インディバンドでベース

「透明雜誌」ってバンド知ってる?  Do you know "Touming Magazine"?

このnoteは台湾・韓国などのアジアのインディーバンドを紹介する記事です。 If you would like to read this article in English, please click here.(この記事の英語版はこちらからどうぞ!) 海外の音楽を聴いてみたいけど何から聴いたら分からない・・・という方は、アジアのバンドがおすすめです!なぜならアジアのインディーバンドは日本の音楽と似ており、洋楽よりも聴きやすいからです。 そして今回のnoteでは台湾の