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あじあのおんがく

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アジアの音楽に関する記事を集めています
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2021年5月の記事一覧

U Tunes Track 05 : モンゴリアン・デス・ワーム

前回はアフリカだったので、大陸を北上しスエズ運河を超えてアジア大陸へ。六大大陸で言えばユーラシア大陸という括りであるが、西側のUMAはヨーロッパ編に乞うご期待、ということで今回は東側のアジア編。 我々UMA CREWによる調査によると、アジアで目撃されたUMAは15体以上に上り、得体のしれない生物、人間を襲う生物、神の化身とされる生物など様々いるが、その中でも遭遇したくない恐ろしいUMA、「モンゴリアン・デス・ワーム」をピックアップ! モンゴリアン・デス・ワーム ゴビ砂

【モンゴルのクラシック音楽〜開発コンサルが見たモンゴル文化〜】②クラシック音楽家との出会い

↑国立オペラ劇場の外観。戦後、日本のシベリア抑留者の方々が建設に携わった。 モンゴルの音楽というと、チェロに似た馬頭琴のソロ、楽団とか、一人の歌い手が同時に二つの旋律を発してハモらせるホーミーとかがよく知られている。私が初めてモンゴルに行く前は、それすらも知らなかったが、行って驚いたのは、国立のオペラ劇場があり、専属の指揮者、歌手、オーケストラ、合唱団、バレエ団が定期的に公演を行っているという事実であった。1995年当時の日本では、初台の新国立劇場がまだ建設中で、オペラ

Withコロナ時代のアジアビジネス入門㊶「インド北東7州とJ-Popのサウンド」@インドロックバンドAvora Records.

モンドロイド系のセブン・シスターズ  不覚にも紅茶の産地で有名なインドのアッサム州はネパールの南側に位置すると思い込んでいました。地図を見ると、インドの“飛び地”のようにバングラデシュ、ミャンマー、ブータン、中国に囲まれた北東部にあります。同州をはじめ“飛び地”の北東7州(アッサム、アルナーチャル・プラデーシュ、メガラヤ、ミゾラム、シッキム、ナガランド、マニプール)は「セブン・シスターズ(Seven Sister States)」と呼ばれています。この地域の人々は日本人とよく

「REI HARAKAMIの時代」 日本のエレクトロニック・ミュージックの可能性を切り開き、40歳の若さで惜しまれつつ逝去したレイ・ハラカミ の音楽と その時代を振り返る。

By 原 雅明 以下は、2016年にRed Bull Music Academyのサイトで公開された原稿です。当該サイトで公開されていたコンテンツ全てが現在では閲覧することできなくなっているため、ringsのnoteで転載をします。原稿は掲載当時のまま、手は加えていません。なお、英語ヴァージョンはまだ公開されています。the english version of this article. レイ・ハラカミが音楽を担当したプラネタリウム作品『暗やみの色』が、その初上映からち

【日本・台湾・韓国】三拍子の曲を集めてみた!

皆さんはポピュラー音楽で三拍子の楽曲を聴く機会はありますか? なかなか聴く機会はないと思います。 そこで今回は、私が印象に残っている三拍子のポピュラー音楽を紹介します。 ♢ 1.「雫」スキマスイッチNHKの大人気アニメ『獣の奏者エリン』の主題歌としても知られるこの曲は、聴くたびに素晴らしいと思える一曲である。 三拍子であることだけでなく、キャッチーな数十秒のサビは大作を予感させ、見事に多くの若者がアニメに引き込まれた。 そして、アニメの放送が終了した今でも、この楽曲は懐か

ラオスでの騒音について、ふと思ったこと(前半)

まず、前提として、私は「音」に関して、敏感ではない。 「音楽を聞くこと」に関しても、特にこだわりはない。スピーカーとか、イヤフォンとかについても、正直、よっぽどじゃない限り、だいたい何でもいい。音がいい、とか、悪い、とか、あんまり良く分からない。 「音楽がないと生きていけない」とかでもない。多分、生きていける。 好きなアーティストとかいない訳ではないけど、家にいる時は、基本的に音楽を聞くことは、ほとんどない。音が欲しい時は、PCでテレビとか動画とか流してる。音楽を聞くのは、移

レトロな世界観のタイの音楽レーベルRats RecordsとPhum Vimprit/むしゃむしゃデザインニュース

デザイントーストのチーフメンターほりが、毎日ちょこっとデザインニュースを紹介します。おやつにどうぞ! 今日ご紹介するのは、 Rats Recordsさんと、Phum Viphuritのクリエイティブ。タイ・バンコク発の音楽レーベルです。 有名なのはPhum Viphurit氏のMVRats Records のInstagramはこちら。 タイで大人気のPhum Viphurit(プム・ヴィプリット)氏のMVを多く手掛けます。 Phum Viphuritさんてどなた?とい

知られざる中国インディーバンドのクオリティーが超すごい。

これまで、インドネシア編、タイ編、台湾編とアジアのバンドを紹介してきましたが今回は中国編です! 今回は武漢のChinese Footballと厦門のThe White Tulips。 そして、その二組に関わる四つのレーベルのバンドを紹介します。 プレイリストも作ったのでぜひフォローしてください! Chinense Football最初に紹介するのは武漢のバンドChinese Footballです。 過去に来日ツアーもしているので特にエモ、インディーロックが好きな方はご存

台湾的音楽 政大金旋獎GoldenMelody 大学主催の音楽アワード

台湾のアーティストを紹介するシリーズだけど、今回は番外編。 さまざまな台湾アーティストを調べていると、何組かのアーティストのプロフィールに、「政大金旋獎 GoldenMelody」という言葉が出てきます。何かの賞であることは分かるのですが、台湾で有名な音楽アワードと言えば、金曲奨(Golden Melody Award)と金音奨(Golden Indie Music Awards)の2つです。では、これは一体どういうものなのか?が気になりました。 結論から言うと、「政大金旋