聞き上手って甘やかすことなんですかね

社会人と学生のカップルってまぁ、いると思うんですよ。

年齢が離れていなくても、短大卒と大学生とか、大学卒と大学院生とか、付き合いにも様々な形ってありますよね。

そして男女関係なしに、社会人のパートナーっていうのはだいたい会社での愚痴を聞かされるものです。

多分、話している相手が望んでいることって、話を聞いてほしいとか、「大変だったね」と言ってほしいとか、そういうところだと思うんです。逆の立場だったらそう思います。

だから、普段からそうやって返してあげるようにしているんです。我ながら良い彼氏だと思いますよ。本当は違うんじゃないかと思っていても常に彼女の見方に立って話を聞いてあげるって、話者の願ったりかなったりじゃないですか。最高ですよね。

しかし、聞いている側にも気持ちは存在します。今回私が彼女を甘やかさなかった原因は、相手の気持ちの変わりようです。

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彼女はよく、職場の先輩について愚痴を言ってきます。例えば、私は悪くないのに、疑ってきたり最悪の場合叱られたりすることや、できることをみずに、できないことばかりを指摘してくることなど、、、。

まぁ聞いていて私も、『そんな先輩にあたってしまってかわいそうだな』なんて思ったりしているんです。なんなら、同情しきって、その先輩のことが嫌いになるレベルです。普通後輩が入ってきたら、優しく教えるべきでしょうし、褒めるところはしっかりと褒めるべきだとそう思っているのです。

そう、だから私と彼女共に、その先輩のことが嫌いだったので、この愚痴は成立していました。

しかし、ある日のこと。

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彼女：「（先輩）さんと今度ご飯食べに行くことになったから！」

私：「え？（彼女）ちゃんって（先輩）さんのこと嫌いじゃなかったっけ？」

彼女：「いや、最近（先輩）さんも大変なんだろうなって思ってきてさ。しょうがないなって思ってきたんだよね」

私：「え、あ、そうなんだ～（白目）」

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とまぁ、こんなことがありましてですね。

まぁ、イラっときました。普段聞かされていた愚痴はなんだったのだろうかと。二人でいる時間を削ってまでされたあの話はなんだったのだろうか。と怒りに燃えてきました。なので、さすがに彼女に言いました

「(先輩）さんとご飯行くのは(私)嫌だなぁ～」

しかし、むかつく相手とは言え、先輩は先輩。そういった付き合いも大切になってくるでしょう。だから、まあいいやと思う反面、『私はいつまでも（先輩）さんのことは嫌いだからな！』と思いつつ承諾しました。

しかし、時間が経ってもなかなか消えないもやもや。

これはもう（先輩）さんの話題が出るたびにイライラするなと思ったので、彼女に、「もう（先輩）さんの話はしないでくれ。イライラして、喧嘩になりそうだ。喧嘩になるくらいなら、話をしない方がましだ」とはっきり言いました。彼女はしぶしぶ了解しました。

しかし、会うたびになんか愚痴なんだか、うれしいことなんだか（先輩）さんをちらつかせるような話をしてくる。『まぁ、仕事のストレスが溜まっているのだろうな』と思い、気付いていないふりをしていた。まぁ、最終的には『（先輩）さんも大変だと思うからさ』とまとめてくることも分かっていたので、軽く受け流しておいた。

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しかし、今夜。電話で

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彼女：『（先輩）さんまじで意味わかんない』（泣いてます）

私：『いや、どうしたん(イライラ)』

彼女：『（先輩）私の悪いところしか見んし、私だけ自立できないんだ』

私：『そかそか（イライラ）』

彼女：『私もう仕事辞めたい』

私：『わかってるよ、仕事辞めたい症候群だもんね（イライラ）』

彼女：『2年経ったら辞めるから～』（まだ泣いています）

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『いや、まじで辞める前提で話しているのは、それは違う。社会をなめすぎている。』

そう思ったんです。今までも、何回か『社会なめてるな』と思う節がありました。そして今まで何回も、その気持ちを押し込めて、「つらいね～」と、まぁ言ってしまえば、甘やかしていました。

しかし、今回に限っては、私の大嫌いな先輩さんのことも絡んできて、彼女はまた、先輩のことが嫌いになっていて、もう振り回されるのはごめんだと思ったのです。

だから、「それは、社会なめてるよ」とはっきり言ってやりました。

そしたらどうでしょう。彼女は切れだしたんですよ。はい。

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彼女：「いつもそうだよね」

私：「いや何が」

彼女：「仕事の話をするとき、だいたい冷たいし」

私：「いや、そんなことないでしょ。ちゃんと「つらいね～、頑張ってるね～」って言ってるよね」

彼女：「まれにね」

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いや、これには私も切れました。もう愚痴とかどうでもいい。彼女の「まれにね」のその発言に切れました。しかし、私も大人です(学生ですが)。ここは大人な対応を見せました。

いや、大人というより、狡い対応ですかね。厭味ったらしい対応をしました。

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私：「いや、この前会った時も「大変だね」って話聞いてて、しかもあなた、話したからすっきりしたとか言ってましたよね？」

彼女：「あの日はね」

私：「あ、じゃあ。いつもの私の対応が冷たく見えたんですね。すみませんでした。」

彼女：「私が、会社の愚痴を言っているのが悪いんですよ。もう話さないです」

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中学生かって(笑)

さて、パートナーがいる方、そしていたことがある方なら分かると思いますが。もちろんここで、「そうだね。もう話さないで」と答えてしまったら、恐らくそこで、関係は終了です。だいたい、ヒステリックになっている相手に、さらに塩を塗るような行為は、ダイナマイトコースです。

なので、ここは引き下がり、私が悪いということに落ち着かせました。

しかし、（先輩）さんの話はもう一生聞きたくありません。それか、彼女の(先輩)さんへの感情を一定にしてほしいのです。なので、それを伝えたら。彼女もそこは分かってくれました。ヒステリックも、時間が解決してくれます。様子を見計らって言うべきですね。

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さて、ここで怒りを覚えつつ、疑問がでてきました。

タイトルにもあるように「聞き上手は甘やかすことなのか」ということです。

聞き手にも感情はありますし、それは違うだろと突っ込む資格はあります。しかし、多くの場合、相手が彼女や彼氏であったら、相手の立場を尊重して話を聞いてあげることが常となっていると思います。

それって正しいのでしょうか。

たとえ相手が間違っている考えや発言をしていたとしても、それを認め、夫婦漫才みたいなことをしていればいいのでしょうか。

私は「見苦しい」とさえ思います。間違っていることは間違っていると。あっていることはあっていると素直に言える関係がいいのではないでしょうか。

ひとそれぞれ価値観がありますから、物事の正否を強要することは違いますけどね。でも「私はこう思う」とさえ言えないパートナーなんてどうかとも思いますよ。

支え合いそして、修正し合う仲が最高なのでは？

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