見出し画像

6年間お世話になったランドセルをアフガニスタンに寄付しました

この春、息子が小学校を卒業しました。そして、6年間お世話になったランドセルをアフガニスタンに寄付しました。

本人に「寄付する?メルカリで売る?」と聞いたところ、「寄付する」と言ったので、本人の希望に沿って、できるだけ早く行動しました。だって、ぐずぐずしていると、押し入れの奥にしまい込んで、あっという間に数年経過しちゃいますからね。

寄付に興味があるお子さんや親御さんが気軽に行動に移せるよう、参考になるNoteになれば幸いです。

使用済みのランドセルは需要がある

画像1

匠の技に惚れ込んで、子ども3人とも同じメーカーで購入しました。

派手さはないけど、仕上がりが美しい土屋鞄です。モノづくりにストーリーや哲学があるものに私は惹かれます。

写真のランドセルは、息子が6年間使ったものです。まだまだ美しい形を保ったままです。傷もほとんどありません。

画像2

「ランドセルは寄付できる」ことを知っていたので、息子に聞いてみました。「寄付するのと、メルカリで売るのと、どっちがいい?」と。

実は、長女の時も寄付するつもりだったのですが、誘惑に負けてメルカリで勝手に売ったという過去があります。メルカリを始めたばかりだったので、売れることが嬉しくて、なんでもかんでも出品していました。

土屋鞄は、リセールバリューがあるので、4,000円くらいで売れました。

しかし、長女には「寄付したかったのに!」とボヤかれました。ごめんなさいです…。

今度こそ、子どもの希望通りにしよう!

私の決意は固まりました。ダラダラせずに即実行するぞ…と。


自分で調べてもらいました

そうは言っても、息子も私に丸投げではダメでしょう。

「寄付したいという気持ちは分かりました。では、どこに寄付したらいいのか・寄付する手順・送り先について調べてください。」と伝えました。

息子は「えー!面倒くさい…。」と文句を言いつつも、ネットで調べていました。

「ちゃんと私に分かるようにノートに書いてね。」とリクエスト。

その結果、提示されたものが、こちらです。

画像3

き、汚い…。

これが中学生になろうとするヤツの字とは思えん…。

メモ書きにしてもヒドすぎる汚字を前に絶句です。


選んだ寄付先:JOICFP(ジョイセフ)

気を取り直して。

息子が選んだ寄付先はJOICFP(ジョイセフ)でした。

「ランドセル 寄付」と検索したら、1位か2位にヒットします。

ジョイセフVISIONより

ジョイセフは、すべての人びとが、セクシュアル・リプロダクティブ・ヘルス/ライツ(性と生殖に関する健康と権利:SRH/R)をはじめ、自らの健康を享受し、尊厳と平等のもとに自己実現できる世界をめざします。

活動の一環として、ランドセルや文具を送っています。

寄付先は、主にアフガニスタンです。(こちらのグラフは、ジョイセフのHPよりお借りしました。)

画像4

2021年1月時点で23万7,880個のランドセルを寄付しています。


ランドセルと一緒に寄付できるもの

息子の汚いメモ書きに、ランドセルの中に入れて一緒に寄付できるもの一覧がありました。

使わなかった文具・新品であれば、一緒に寄付が可能です。

・えんぴつ
・色鉛筆
・ボールペン
・消しゴム
・鉛筆削り(手動)
・下敷き

下の娘に聞いて、好みでない鉛筆や余っている色鉛筆などを袋に入れて、ランドセルの中に入れました。

画像5

*寄付した文具(あ!マジックも入れちゃった💦)

画像6

ランドセルの中に入れました。


自分で送料を負担

ジョイセフにランドセルを寄付する際、倉庫までの送料とアフガニスタンまでの送料の2つを自分で負担します。

アフガニスタンまでの送料は、1,800円です。必要枚数(1,800円分)の書き損じハガキでも支払い可能です。

支払い方法は下記の5つ。HPから手続きができます。

クレジット・郵便振替・銀行振込・コンビニ払い・書き損じハガキ

画像7

HPから上のようなボタンを押せば、手続きが簡単にできます。


最後に、ランドセルをビニール袋などに入れて倉庫に発送します。ヤマト便で送りましたが、かかった送料は1,050円でした。


おさらい:寄付のための3ステップ

1)ランドセルの準備
・付属品(キーホルダー・お守り・防犯ブザー)を外す
・豚革のランドセルは宗教上NG
・ボロボロなランドセルは、さすがにNG

画像8

*本人に内側の汚れを簡単に落とさせました。

2)海外輸送費を支払う
・HPから簡単に支払手続きができます
・書き損じハガキでも支払えます(本部に送る)

3)ランドセルを指定倉庫に送る
・送り先は横浜の倉庫
・送料は自分負担
・ランドセルの中に新品の文具を入れておけば、一緒に寄付ができる

ランドセルの寄付に興味を持った方は、ぜひこちらのHPから!


断捨離活動とともに

後日談。

案の定、準備の1には、すぐに取り組めました。しかし、2と3へ取り掛かることができず、ついに新学期が始まってしまいました。

ランドセル…すぐそこ、目の前にあるんだけど?

そんな状態で2週間が過ぎました。

そして、私はランドセル問題とは別に、急に断捨離を決意したのですが、それが良いきっかけになりました。

メルカリに出品したので、売れたものをコンビニから発送します。発送のためコンビニ通いをする日々が始まりました。

この機会にランドセルも!!!

そんなわけで、無事に昨日、ランドセルを発送することができました。

送料を決めるため、コンビニの店員さんが荷物の大きさを測ってくれました。料金アップになるかならないかのギリギリラインだったらしく、店員さんも困り顔です。

「ちょっとギュッとおさえていい?」と言われ、

「ランドセルなんでいいですよ!」と答えたら、テープでギュッと押さえつけて、少し小さくして、そしてギリギリおまけで下の料金で受け付けてもらえました。

「寄付するんです」と伝えたら

「あら!私もそうすればよかった!」と若い店員さん。

「うち2個も押し入れで眠っている!」と年配の店員さん。

今からでもできますよ\(^o^)/

この度は、1968年設立の歴史あるジョイセフを通して寄付しましたが、寄付できる先は、さまざまあるようです。

手順も説明もわかりやすく、問題なくできたので、どうしようか迷っている方は、ぜひ一歩踏み出してみてください。

ランドセルの寄付については、下のリンクから。


この記事が参加している募集

子どもの成長記録

よろしければサポートをお願いします!