「自信がない」が口癖になっている人が、習慣的に陥っている考え方の癖とは?
・自信がなくて人と関われない…
・自信がなくて働けない…
「自信がない」が口癖になっているのはわかっていても、自分ではどう解決して良いのか、わからないものですよね。
いつから自信がないのか、なぜ自信がないのか悩まれることもあるでしょうが、その原因のひとつは、「自信を失う考え方」に陥っているからです。
自信をつけて対人関係や仕事にチャレンジしてほしい。
そうした思いから、ここでは、自信を失う考え方を紹介するとともに、自信をつけるために必要な習慣についてお伝えします。
「大したことない」と謙遜する習慣が自信を失わせている
日本語では、控えめな態度をとることを「謙遜(けんそん)する」と言いますが。
自信がない人は、良い結果が出せたり他人から褒められたりした時に、自分を謙遜しがちです。
・真面目な仕事ぶりが評価されても「大したことない」
・人に優しくして褒められても「大したことない」
他人であれば「スゴイ!」と思えるのに、自分のことになると素直に喜べない…
実は、このような謙遜する習慣が、自分に対する自信を失わせる原因になっています。
良いことを悪い風に捉えている「マイナス化思考」
良いことが起こったはずなのに、結果を悪いほうに捉えることを、心理学では「マイナス化思考」と言います。
自分で物事を成し遂げた、他人に褒められた時にいつも「大したことない」と謙遜するのは、まさにそれ。
自分の行いを正当に評価せず、結果を低く見積もってしまうのです。
「マイナス化(思考)」と言われると、悲観的に考えたり、ネガティブな気分になったりすることが悪いように思えるかもしれませんが。
問題は、自分の行いや結果を認めず、わざわざ自分から自信を失うほうに考えてしまっていることです。
物事を成し遂げたら「頑張った」「努力した」、他人から褒められたら「良かった」「嬉しい」といったように。
事実をありのまま受入れればいいだけのことで、それをマイナスに変換する必要はないのです。
「自分を褒める」習慣で自信が身につく
とはいえ、マイナス化思考という自信を失う考え方は、一朝一夕で変えられるものではありません。
なぜなら、マイナス化思考が、自分のこれまでの人生を支えてきたからです。
「大したことない」と自分を低く見積もることで、「あの人は立派だ」「できた人間だ」などと、まわりの人に高く評価されたこともあったでしょう。
そうした成功体験があると、生きる術として、自分のなかに考え方が定着しやすいものです。
では、どのようにすればマイナス化思考を変えられるかというと、答えは、自分を褒める習慣をつけることです。
例えば、、、
・ルーチンワークをやり遂げた自分に「よくやった!」
・残業をした自分に「頑張った!」
・苦手な運動をした自分に「努力した!」
・夕飯の味を褒められた自分に「すごい!」
・休息を満喫した自分に「ゆっくり静養した!」
など
自分が成し遂げたり、他人から褒められたりした事実を正当に評価することです。
自分を褒める習慣がつき、自分を肯定的に見られるようになる。
そうなれば、自信が身につき、対人関係や仕事にチャレンジしやすくなるでしょう。