たぎ筆

たぎり屋の随筆。 たぎり屋目線。

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最近の記事

人生とビール。

今まで何本のビールを飲んだのだろう? これから何本のビールを飲むことになるのだろう? ビールには格別の思い入れがある。 焼酎もウイスキーもワインも日本酒もその都度飲むが、ビールだけが特別。 お酒を飲まないひとにはない感覚だと思う。 いや、飲むひとの中でもこれはわたし独自の考え方なのだろうか? 何か大きな行事が控えている時に「終わったらビールを飲むぞ」と思う。 そうと決めておらず不意に舞い込んだ祝杯であっても、やはりビールなのだ。 それはビールが好きだからでしょ?と言われた

    • 機能性アンティーク

      時計に異常なまでのこだわりがある。 それは機能性。 ファッション性を無視しているわけではないが、時刻を知ることの正確性を重視したいのである。 当然その結論は電波時計に落ち着く。 いつ頃からあるものなのかどういったシステムになっているのか知りもしないが、初めてその機能を知った時はただただ打ち震えた。 そんなに便利なものがあるのか、と。 我が家の掛け時計、所有する腕時計2本とも電波時計である。腕時計に至ってはソーラー式で電池交換も必要としない。 掛け時計にソーラーシステムがあっ

      • 愛想の悪い店員。

        日本の接客対応は少々やりすぎなのだそうだ。 私はまだ海外に出たことがないので比べようはないが、日本人のそれは海外からの観光客が見たら気持ち悪がるほどだとか。 とはいえどうせひとと接するなら、愛想良く気持ちよくしたいものだ。 最初に愛想悪いなぁと思った店員は中学校帰りにあるレンタルCDショップだったと思う。 若くて暗いお兄さんがレジに立っていた。 ニコリとも笑わない。 そのくせもしこちらが横柄な態度を取ったら噛みつかれそうな目をしていた。 これは個人的な意見ではあるが、レン

        • たぎ筆外伝【JEEP】長渕剛 考察

          なぜか最近このアルバムの収録曲がよく頭に流れる。 フォーク好きの兄とよく会っているからだろうか。 リール動画に長渕剛氏のそれが頻繁に流れて来るからだろうか。 ふと口ずさむような歌、そういうものが心にあればたいていのことは大丈夫、という思想の下に生きてはいるが、私自身聴くものは洋楽やインスト曲がほとんどなので、最近それに該当する類のものは摂取できていない。 タイトル曲の【JEEP】が頭に流れたことで試しに全編歌ってみたら思いの外自分の現状と重なりなんとなくワクワクした。 ちょう

        人生とビール。

          出不精の告白。

          出不精である。 親に聞くところによると子どもの頃から家でひとりで遊ぶのが好きだったのだと言う。 潤沢にお金があれば、どこへも出掛けずずっと部屋で趣味に勤しみたいという思いもある。 けっこうな都会に住んでいるので一歩出ればなんでもすぐ手に入る距離にある。 それは問題ではない。 玄関を出るのが億劫なのである。 玄関を出る準備を整えることが面倒なのである。 そんな私ではあるが昔からその出不精を打破しようとするきらいがある。 今でも努力はしている。 若い頃はずっとブーツを履いていた。

          出不精の告白。

          玄関のタオル

          先日休日の午前、いつもより丁寧に風呂場の掃除をした。 終わって濡れた足を拭くのにぞうきん代わりのタオルを使った。 足を拭いただけで終わったのでなんとなくまだ使えそうだ、と風呂場出たところに置いていた。我が家の性質上、建前上、便宜上それはちょうど玄関となる。 結局使わないままその日が終わった。 次の日もしばらく置きっぱなしで、いやさすがにもう使わないだろうと洗濯カゴに入れた。 次の日仕事からの帰りは大雨に見舞われた。自転車なので靴も靴下もびしょびしょになった。 玄関にタオルが必

          玄関のタオル

          ペンが走らせる徒然

          ひどい二日酔いで今これを書いている。 昨日は夜勤明けでスタジオ練習に入り、居酒屋を2軒はしごした。 一軒目はずっと昔に通っていた先輩が営むお店で、移転してからはじめて訪れた。 ビールを飲んでいると常連客と思われるサラリーマン風の男性が入ってきて、しばらく入口で立ち尽くしたあと、私の顔を覗き込むような仕草をした。 見上げると、かつてよくこのお店(移転前)で会い共に酒を交わした仲間だった。SNSで繋がっているため、近況はうっすらと知っていたものの、おそらく最後に会ってから8年くら

          ペンが走らせる徒然

          日記のススメ

          私は実は毎日日記をつけている。 もう10年くらいになるはず。 とは言え最近は1週間くらい経ってまとめて思い出しながら書くという感じが多いが。。。 ずーっと糸井重里氏のほぼ日刊イトイ新聞が作る【ほぼ日手帳】に日記を書き込んでいた。 もちろんホントは日々のスケジュールを書き込むものだ。 今ならこの手帳がとても役に立つだろうと思うけど、今はiPhoneですべてまかなえている。 当時の私にスケジュールなどほとんどなかった。 ある時から日記をwebに移した。 スマホで書き込むものだ

          日記のススメ

          たぎり屋水事情

          基本的に水(ミネラルウォーター)かアルコールしか飲まない。 あとはたまにマクド食べる時に炭酸ジュースを飲むくらい。 実家を出てからずっとクリスタルガイザーを買い続けていた。 それも大塚食品を通していない(たぶん)、白いフタの直輸入品 大塚食品のものは青いフタでペットボトルも頑丈。買ったことはないのでわからないがおそらくケースはダンボールだと思う。 直輸入の方は24本をビニルでパッケージされた簡易的なもの。 クリスタルガイザーはアメリカ産なのだ。 買っていた頃はケース買いなら一

          たぎり屋水事情

          チャリ通のススメ

          記録によれば2023年3月からたぎり屋のライブは『立ち』になった。 それ以降に知り合った方々は意外に思うかもだが、それまでたぎり屋は『座り』でプレイしていたのだ。私自身が遠い昔のことのようにすら感じる。 ちなみに『立ち』にした理由は、たぎり屋ライブでは弾き語りライブにしては珍しく、お客さんが立ち上がって踊ってくれる。 自分だけ座っているのは違うと思ったからだ。 立って演奏するのはとても疲れる。 さらにこの辺りからツーマンライブが日常茶飯事となってきた。ツーマンライブは基本6

          チャリ通のススメ

          作詞と作曲2

          (前回の続き) 未だ歌詞がつけられていない(まさに)迷曲がたくさんあるんです。 「これはヤバい曲ができた!」って思っても歌詞ができず、ずっと放置してるものがホントたくさん。 一年越しで歌詞ができた!って曲も実はまあまああります。 ライブでよく取り上げる曲で言えばお相撲のことを歌った【はっけよいろ〜る】 ボサノバ風の曲【ソカルティナ】 これらは曲が出来てから歌詞が出来るまで一年ほどかかりました😅 ちなみに今年の曲では『ひとりドゥワップ』の【Hey!Miss Garcia】がそれ

          作詞と作曲2

          作詞と作曲。1

          今年は調子良く、2月に初産でそこから5月頭までに8曲完成している。 一応記しておくと... ①Hey!Miss Garcia(2/16) ②プラカード(2/26) ③ヒーローとピエロ(3/24) ④U-Da-La-Da(3/25) ⑤第4水曜にくちづけを(3/31) ⑥Nostalgie Alright(4/10) ⑦Happy Time〜動く芸術〜(4/24) ⑧生憎、今宵おいら不在(5/4) あくまで自分の中では、ですが、 わりと全部個性的というか、違うニュアンスの曲

          作詞と作曲。1

          料理最強説〜クルクルもふもふ〜

          『料理人のようなミュージシャンになりたい』 とよく唱えている。 料理人は最強だと思うのだ。 昔はホントに食に興味がなかった。 酒を嗜むからそれが美味くなる料理を求めるほどのものだった。 もう8年になるのか。煙草をやめたタイミングで余った情熱をスパイスカレーに向けた。 そのクリエイティビティに感動し、食に興味を持つようになった。 同じ頃見つけたおでん屋さんで出汁のクオリティ、料理の奥深さに感激した。 常連客が集うL字型のカウンターには毎晩笑顔が絶えない。 これはすごいことだと

          料理最強説〜クルクルもふもふ〜

          建造物を信じるSILENT FIGHTER

          人工的なものに恐怖を覚えない。 例えば吊り橋。遊園地のアトラクション等。 バンジーも未経験だがやってみたいと思う。 高所恐怖症じゃないのにこれらが怖いと思うひとたちは他人の技術を信用していないのかも知れない。 昨日クロマニヨンズのライブに行ってきた。フェスティバルホールで3階の1列目という席だった。 ちょうど真ん中あたりで観やすく、喜んでいたのだが、メンバーが出てきても同じ並びの人たちは席を立とうとしなかった。 確かに僕を含めおひとり様、しかもどちらかと言うと"若い世代"

          建造物を信じるSILENT FIGHTER

          青春、ここにあり。

          中学時代の夏休み、当時在籍していた硬式野球のチームメイトの家にもうひとりの男と泊まりに行った。 1年か2年の頃だったと思う。 彼は将来のキャプテン候補で、誰より真面目に野球に取り組む男だった。 中学生なので当然実家に泊まりに行くわけだが、普段野球部内で見せる真面目な態度の反動か、母親に強く当たっていたのがなんとなく面白く少しショックでもあった。 (その3人組で私の実家にも泊まりに来たことがあったことを今思い出した) 彼の家に泊まりに行ったのは夏の暑い日だった。 壁中のポスタ

          青春、ここにあり。

          直箸オッケー?の話。

          つまりまあ、潔癖症です。 そこまで重症ではないつもりですが、年々増して行ってる感覚はあります。 けど潔癖症にも色々あって。 一括りにはできない。 僕は水回りが苦手です。 汚いのが苦手、というよりは(それもあるけど)、誰が使ったものかわからない、というのがイヤ。 なのでビジネスホテルとかが苦手。 「苦手」です。NGではない。 言ってられないので、その辺はわきまえられます。 大浴場?最悪です。 できることなら入りたくない。 とはいえ入れないわけではない。 温泉宿は大好きですが

          直箸オッケー?の話。