【今週のニュース(海外編)】リモート時代の幕開け
2020年10月27日配信
こんにちは!タエコです。本日は海外編でお届けします。
世界的に、パンデミックの影響で、それに伴った解決力の高さと、動きの速さが成功の鍵を握るIT企業ですが、ほんとうにいろいろなサービスが立ち上がっています。
個人的にはEC業界に長年いるだけに、ECサイト構築のShopifyの注目はめざましく、ここ数ヶ月、日経新聞で目にしないことがないというくらいに、報道がされましたよね。株価ももちろん上昇、日本版ShopifyといわれているBASEの株価も昨年末から10倍と。2020年はこれまでオンライン化が難しいとされたものまで、アプリ元年、本格的なリモート時代の幕開けです。
今週のニュース(海外編)
1 エクササイズコーチングが注目
フィットネスジムも少なからずコロナの影響を受けていると思うのですが、なかなかたくさんの人の中でマシンを使ったり、レッスンを受けるのも大変な時代です。
そんな中で、アメリカで注目なのがエクササイズコーチングアプリ。先日も、コアトレで有名なSIXPADがマシンとプログラムのサブスクリプションをはじめるなど、日本でも注目がされ始めています。スマホやタブレットをみながら自宅でトレーニングすることが当たり前の時代がもうそこまで来ているかもしれません。
2 中古家具のオンライン販売
家具は大きいですから廃棄するのも費用がかかりますよね。メルカリで売れ行きが良いと言われますが、家具専門のスタートアップがアメリカにあります。オンライン化することで、より身近に取引ができるよう準備をはじめているようです。エコの観点からも、注目度高いですね。
3 自社ECサイトの制作をより身近に
ECサイト制作で最近盛り上がりを見せ、Amazonキラーとまで言われているShopify。そのShopify内で使えるわたしもずっと気になっていたアプリがありまして、こちらのShogunといいます。
何ができるかというと、たとえばサイト内でTOP、商品ページ、もしくは個別のイベント用プロモーションページなど、コードの知識がなくてもそれぞれ画像差し込みや商品パーツが用意され、直感操作でだれもが自由にきれいな1枚ページが作成できます。
制作したページはShopifyや、MagentoなどのEC構築サービスと連携ができているので、そのままカートとつなぎこみが可能。商品や注文管理などはShopify側で行います。
これのすごいところは、あらゆる広告や発信内容に応じて、自由で汎用的なページを作ることができるということです。つまり、逆の発想として、Shogunを使用して独立したページを作り、買い物かご部分だけShopifyを使い管理することができるので、ECサービスに依存したデザインの制限を気にすることなくプロモーションの幅が広がるということです。
▼Shopifyについてはこちらにも少し書かさせていただいていますので、ぜひご覧ください。
4 スマートスピーカー
先日もAppleから新商品のHomePodが発表されましたね。あちらのプレゼンをみた方は、興味持たれたのではないでしょうか?コロナ禍で拍車をかけた形かもしれませんが、家でゆっくり家族と過ごす時間が増える中、中国とアメリカの間で熾烈な競争が見込まれ、これで一気に市場が拡大されていくのではと思います。
5 中国で拡大中の教育アプリ
リモートの時代、教育の分野もオンライン化することが急がれます。子供の成長は早いですし、大事な時間を家でなにもせず過ごすなんてもったいないですから。日本で、直接指導なんてこだわっている間に、中国はあっという間に宿題指導アプリが世界でもトップに到達した模様です。これも日本進出もありえるのではないでしょうか?
6 自閉症の人の才能を伸ばす企業
自閉症の方は、一般のひとの能力より、部分的に秀でた才能を持ち合わせている人も多いといわれています。その能力の高さを生かす企業のやり方、参考になるかもです。
自分にとって好ましい作業、コミュニケーション、フィードバックのあり方を申告する。「メッセージへの平均的な返信時間はどれくらいですか?:数分以内、数時間以内、当日」「同僚があなたに建設的なアドバイスをしたい場合、電話で伝えてほしいですか? それとも文章にしてほしいですか」といった質問に答えて、自分のプロフィールを作成するのだ。
さらに、従業員の元には毎朝バイオデックスのBotから、2つの質問が届く。「今日はどの程度、人と“関わりたい”気分ですか」「今日のエネルギーレベルはどれくらいですか?」。これには10段階で回答する。
非常に合理的で、明確な方法を取っています。まどろっこしいと思うかもしれませんが、結果的に作業にかかるコミュニケーションコストを抑えることができるかもしれません。人との会話や仕事上において、リモートワークでオンラインMTGや、チャット活用が増えているいま、一般企業も課題になっていくのではないでしょうか。
7 パーソナライズされた新しいラジオの形
個人的に面白いなと思うニュースで、わたしも最近実はラジオをはじめたのですが、Spotifyはもともと独自のアルゴリズム(AIによって)から楽曲がレコメンドされ各自のプレイリストができる、ということはもうご存知ですよね。
こちらは、Spotifyでストリーミング配信されている毎日のニュースやエンターテイメントといったコンテンツの合間に、さらにパーソナライズ化された楽曲が流れるというものです(スキップも可能)。
各自でオリジナルで生成されるなんとも新時代的なラジオ版リミックス。音声メディアがひそかに注目されつつあるいま、Spotifyポットキャストの拡大とともにリリースされたのではないかと思います。
今週もお読みいただきありがとうございました!
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<TAEKO>
EC歴18年。海外テック、ファッションEC、スタートアップ、仕事の考え方、起業に役立つお話を中心にお届けしております。
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