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ワンオペやめて主婦がアドレスホッパーをはじめる話 No.03伊那A邸

不登校児、台風、祝日、いろんな偶然が重なり、気がついたら長野県へ子ども達と向かっていたのでした。


キャンプに行こうとしたら長野県の小学校に来ていた

どんどん登校できなくなっていく次男、
わたしをゆるやかにそして確実に追い詰めていく毎日。

学校に行きたくなければ行かなくていいと思うものの、家にずっと子どもがいる状況は想像以上にストレスなんですよね。
混沌とした先の見えない、コロナ禍の一斉休校を思い出しました。

わたしの唯一の癒しが酒とキャンプ。
大自然を浴びて、酒を浴びて、元気になりたいのだーーー!
本人が一番つらいのはわかるけど…
母だってつらいんだぜ…

次男の登校渋り編はこちら↓

6月2日金曜日、横浜市は「横浜開校記念日」ということで、横浜市民だけに与えられた、6月としては貴重な祝日なんですよね。

よって、元々早くから憧れのキャンプ場を予約し万全の体制で心待ちにしていました!!

ところが、一週間前から完全に雨予報…
ていうか、台風直撃予報…

マジか…
これはキャンセルだなぁ…
うぅ、無念すぎる…
明日からわたしは何を支えに生きていけば… 泣

と、そこへ神のお告げのごとく
突如おりてきたメッセージ

「あ、小学校見学行こう!」

平日じゃないと授業は見れないですからね〜!
むしろ、こんな日は二度とあるまい!!と思い
早速気になっていた小学校に問い合わせしました。

デュアルスクールを検討しだした頃のお話↓

当初、デュアルスクールの検討箇所では新潟の佐渡を想定していたのですが
いろいろ情報を集める中で、やはりデュアルスクールとしての実績や、各自治体としてのサポート体制などを考えると、徳島県か長野県だなと思うようになっていました。

デュアルスクールとして一番盛んな徳島県は当然気になる大きな存在。
しかしながら、わたし自身あまりにも縁もゆかりもなさすぎる土地だし、
距離もやはり遠い…
なんか不安…

ということで、やっぱり長野だなと!
新潟県民なので、昔からお隣の長野はどこか馴染みがあるように感じちゃうんですよね。方言も似ているし。

「塩尻市立楢川小中学校」と「松本市立大野川小中学校」

まだ雨が降らない早朝に横浜市を出発し、午前中に「塩尻市立楢川小中学校」へ。
ここは校舎がとても特徴的で木の温もりを随所に感じるとても素敵な学校でした!
地域住民の方々が非常に熱心で、学校のためのサポートや協力をかなり積極的にやっている印象でした。運動会も学校主体というより地域としての一大イベントらしいです。
校内で使われている給食食器は全て職人の手作りの木曽漆器で、なんと一式3万円以上のもの!こちらも地域住民からの提供品とのこと。

素敵すぎるランチルーム
(ランチだけの部屋がこれって贅沢すぎる…)
ランチルーム入口には池田満寿夫氏による
「山中に学ぶ」の書
廊下までも木でできてるなんて感動…
壁はヒノキ、床はナラ、階段はクリ、机椅子はナラ材とのこと

外観もとっても素敵だったのですが、
とにかくこの日は雨風強すぎて写真撮れず(だって台風ですから…)

そしてその後、完全に携帯カメラが壊れることに… 泣

台風上陸と共に、午後からは更に山奥にある「松本市立大野川小中学」へ。
乗鞍高原のふもと標高1200mにあります。

全く写真が撮れなかったので…
大野川小中学校がより詳しく紹介されている動画を貼っておきます。

結果的に、わたしと次男だけで8月中旬から一ヶ月間この「大野川小中学校」へデュアルスクールをはじめることにしました!

その辺りの経緯はまた別でお知らせしたいと思います!

ADDress二拠点目は「伊那A邸」

前段が長すぎて拠点紹介がこんな下になってしまった…

ADDressの長野拠点は、辰野A邸、塩尻A邸、松本A邸、松本B邸、豊丘A邸、そして滞在した「伊那A邸」を入れて現在6箇所もあり充実しています。
本当は学校見学に行った、松本か塩尻に滞在したかったのですが
予約できず、ちょっと離れた伊那A邸へ滞在することとなりました。

が、結果とても良かった!!

ADDressは2名までのお部屋が多く、3名以上予約可能な拠点は案外限られています。伊那A邸も2名までのクイーンサイズベッド一つのお部屋しかなく、2名以上の予約がシステム上できません。

クイーンサイズベッドでも私たち親子3人は問題なかったので、
デュアルスクール見学で子ども2人とわたしの計3名で、なんとか滞在をお願いしたい旨を熱量込めて予約時にご相談しました。
この辺りの判断は各家守判断によると聞いていたので、ドキドキしながら待っていると…

現在、仕様変更中の二段ベッドのあるお部屋もありますので、お部屋の組み合わせはご到着してから考えていきましょう。現状の予約で構いませんので、まずはお越しください。

伊那A邸 家守さんからの返信

い、いい人だぁぁ…
間違いねぇ…
かなり、グッときました。
また、ひとつ長野が好きになってしまった…


一階が板前割烹、二階がまちやど、三階がADDressという複合施設になっている「伊那A邸」
@ADDressより
仕様変更中で予約停止中のこの部屋を特別に貸していただきました!めっちゃ広っ!!
@ADDressより

到着後、早速家守さんから「このお部屋もこっちの部屋も、なんなら両方使っていただいてもいいし、お子さんはその方が楽しいでしょ」というありがたすぎるお言葉。
家守さんのご友人が他県でデュアルスクールの運営を進めてるということで理解あるお話も聞けたり、ちょうど「伊那 呑みあるき」という街のイベント日だったらしく「このチケットもあげましょうか」と声をかけていただいたり…

かつて、こんなに優しくわたしは他人にできていただろうか…
感謝しかなく自分の生き様までを反省してしまいました。

またもう一つの素晴らしい小学校を知ることになる

夕食は家守さんおすすめのお店「おばんざいカフェ ひらり」に行きました。
家守さんいわく「小さいみんなのアイドルがいますよ」ということで、なんとお子さん4人育てながらママさんがやっているお店とのこと。

行ってみると、小学高学年らしき男の子と、低学年らしき女の子が裸足で駆けまわる1歳くらいの女の子の面倒見ながらも店内でくつろいでる様子。
一番大きいお姉ちゃんはお手伝いなのかな?厨房に入っています。
とにかく「小さいアイドル」が可愛すぎて、みんな飲みながら食べながらちょっかいだしつつ和んでいます。

そして、どの料理も美味しすぎる!!!
定食セットのボリュームたるや!!
メイン以外の長野野菜のサラダ、冷奴、ポテサラ、味噌汁、白米…
どれもこれも、う、うまい…

絶品ハムカツに夢中でかぶりつく長男
その奥に裸足のアイドルがチラ見


お腹空きすぎてずーっと不機嫌だった息子達も「明日もここきたい!」と言うほどです。

お会計を済ませ帰りがけに店主ママが「移住とかで来られたんですか?」と声をかけてくれ、デュアルスクール見学で来たことを伝えると「伊那小学校」のことを教えてくれました。

わたしはその存在を全く知らなかったのですが、教育移住を考えている方々にはすでに有名な小学校のようでテレビ番組で紹介されたり、すでに伊那小学区は移住者がとっても増えているということでした。

早速検索、ちょっと調べただけでもゴロゴロ記事が出てきます…
なぜ知らなかったのだ、自分…
公立であるのに探求型教育の先駆けと言っても過言ではない「伊那小学校」

公立でこんな小学校が存在するのかぁぁ!!
とっても衝撃でした!!
しかも昨日今日の話ではない、60年の歴史ある教育方針。


あぁ長野、色々が豊かすぎてやべぇっす…


きっと住環境としては横浜と大野川小中学校はガラリと変わるでしょう。
でも、教育内容として次男がもし「つまらない」と引き続き感じるのなら
伊那小学校も選択枠に入ってきました。

今回はいろんな教育環境の選択枠が具体的に見えてきて、これ以上にない充実した長野旅となりました!


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