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だいすきな場所と思い出アップデート。(936文字)


わたしは家にいるのが大好き。
必要最低限しか外出しない。
だからこのご時世でも、大して困っていない。



私は幼少期から両親が仕事で忙しかったため、家で一人過ごす時間が多かった。
習い事や学童保育、遊び先から帰宅し、親の帰宅を待っていた。

優しくて心配性の親からは、
「寂しい思いさせちゃってごめんね」という思いがいつもひしひし伝わってきていたし、実際私もさみしかった。

だから「お母さんがずっと家にいる子」に憧れて、自分は「ずっと家にいるお母さん」になった。


大人になってからも、
「家に一人でいることは寂しい」そう思っていた。
1人家にいると、病むと思っていたし、病みかけたこともあった。


それが今や、

ひとりで家にいるのって、だ~い好き!最高♡


だって、

誰にもじゃまされず、したいときにしたいことができる。
パクチーやカレーも嫌がられずに食べられるし、踊りたくなったら踊れる。
静かに裸で本をよんでもいいし、突然変顔で歌いだしたっていい。
(家族がいてもできるんだろうけど。するときあるけど)

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上海に居たころ、お気に入りカフェを見つけるべくカフェ巡り。
条件は、

*うるさくない
*店内が清潔
*トイレがきれい
*コーヒー以外の選択肢がある
*Wi-Fiがつなげる



いけどもいけどもない。

もういい。
おしゃれじゃなくてもいい。くつろげさえすれば、そう思ってもない。
中国では難しいか。
そうあきらめかけた時、突然見つけた。



自分の家だった。


ゆっくりランチかお茶でもしてきたら?


息子が小さいころ、夫がそう提案してくれることがあった。
私はほとんど行かなかった。
だってランチにもお茶にも出かけたくなかったから。

今思うと、私は家でひとりになりたかったから。



大阪→滋賀→静岡→大阪→上海→大阪。
数年ごとに転居を繰り返して分かったことは、「自分の家が最高!」ってこと。
マイペースですごせ、最高にくつろげる。

そう思うと、小学生のころ一人でいた時間もきっと大好きだった。
何も言われず、おやつをたべたりテレビをみたり、マイペースですごす時間。
誰も家にいない時間もきっと、いや間違いなく好きだった。
いっぱい寂しかったのも本当だけど、いっぱい楽しかったも真実。

コロナが収束すれば今よりは外出機会も増えるかも。
それでもずっとずっとお家は大好きなまま。




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