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店長論_01

いきなりですが、「店長」という役職は何なのでしょうか?
私の経験上、「店長」という役職を勘違いしている人がいました。そのような人は「店長」という役職を「権限」と思っているように見えました。

「店長」になると、下記のようなことが可能になることが多いと思います。
 ・シフトを自由に作れる
 ・店舗で自分が着たい服が着られる
 ・ショップ経費を使用できる
このようなことができることを「権限」であると勘違いしてしまうこともあるようです。私の考えは以下のようになります。

『 「店長」という役職は、「権限・特権」ではなく、
「責任」である」 』


では、店長は何に対して「責任」を負っているのでしょうか。
その答えを「売上」と考える方もいらっしゃると思いますが、私は「売上」は「結果」であり、責任自体は違うものにあると考えています。
それは「店の成長」です。

店が成長し続ければ、「売上」は必ず上がります。成長している店は「まわりの要因」に左右されにくいことが特徴として挙げられます。この「まわりの要因」とは外部環境の変化です。コロナ禍や地震などの天災やリーマンショックなどの景気動向など、自分たちの手には負えない状況下であっても成長し続けている店は売上が下がりにくい傾向があります。また、景気が良い時期などまわりも好調な時は他のお店以上に売上が上がる傾向があります。

ただ「」とは単なる場所を示しているだけで、店自体が成長するわけではありません。ここでいう「店」とは抽象的なものであり、その中身はやはり「」になります。よって、店長の責任とは「人の成長」ということになります。

店長同士ではよく「人の成長」について話すことがあります。この場合の「人」とは「自分以外の部下」を指しています。「部下があまり育たないんだよね」、「彼女(彼)はかなり伸びてきたよね」など、店長にとって「部下の育成」は重要な仕事の1つです。

ただし、店長が「人の成長」を考えるときは、2つに分類をして考えるべきだと私は思います。それは「店長(自分自身)」と「部下(自分以外)」です。
次回は、自分自身の成長についてお話ししたいと思います。

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