糖質制限で太りやすくなる⁉️

短期間で痩せられると話題の糖質制限ダイエット。挑戦したことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。確かに、砂糖のたくさん入った甘いお菓子や清涼飲料水のような「糖類」を控えることは、肥満や糖尿病の予防・改善のためには有効です。

しかし、身体に負担をかける間違った方法もよく見かけます。「ご飯・パン(主食)は食べない」「おかずなら、何でも好きなものを好きなだけ食べてOK」と思っていませんか? 主食を抜くような極端な糖質制限は、一時的には体重が減ってもリバウンドしてしまうことがよくあります。

糖質は、身体を動かし筋肉を保つための大切なエネルギー源です。極端な糖質制限をすると、身体を動かすためのエネルギーが不足し、空腹感、疲労感に襲われます。精神的にもストレスが大きく、挫折やリバウンドの原因にもなります。

エネルギーが不足した状態では、筋肉を分解してエネルギーを捻出しようとするため、筋肉が減って基礎代謝が低下し、逆にやせにくい身体になってしまうのです。

おかずを無制限に食べている場合、糖質は減らせていても、タンパク質・脂質が過剰になり、結局は太ってしまうということも少なくありません。また、ご飯を抜いて糖質を減らしているつもりで、主食以外から知らず知らずに糖質をとっていることもよくあります。こってりした濃い味付けが好きな場合、とくにそのような傾向があるようです。

糖質と脂質、どちらが良い悪いではなく、どちらも食べすぎれば当然太ります。「腹八分目に医者いらず」というように、お腹いっぱいになるほど食べすぎず、適量でおさめることが何より大切です。

食欲をコントロールしているのは、脳の視床下部にある摂食中枢と満腹中枢。血糖値の上下によって、空腹・満腹という感覚を生じさせます。食欲に支配されず健康的に無理なくやせるには、この「血糖値」をうまくコントロールし、満腹感を持続させることがポイントになるでしょう。

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