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【日中夫婦の日常】国際結婚で苦労した経験〜実話〜

皆さん、こんにちは。たこ焼きと申します。

今回は、国際結婚で苦労した話を、実話を元に紹介します。
モデルは、私たち自身です。

この記事を見てくださっている方は、

・国際結婚に興味がある方
・これから国際結婚をしようとしている方
・実際に国際結婚を経験した方

がほとんどと思います。

そして、Noteで記事を調べているということは、
どこか不安を抱えていらっしゃるのではないでしょうか?

そんな皆さんのお役に立てればと思います。



【自己紹介】


私たちは2019年に結婚しました。

夫:日本人
妻:中国人

コロナウイルスが世界を恐怖に陥れる直前に結婚→同居を開始しました。

知り合いになり交際まで発展した時は、
二人ともイギリスにいました。
その後仕事などの事情で、
遠距離(地球半周分くらい)の交際をしていました。

将来のことを考えた時に、

結婚して「家族」になれば、
就職先がなくても日本で一緒に暮らせる!(若気の至り。。。)

国際結婚をして、家族ビザを取ろう!

という流れで結婚しました。

今でも妻には

「プロポーズがなかった。怒」

と、ことあるごとに愚痴られています。泣


【結論:何が大変?】

一筋縄では行かない。。。
でも、高いお金を払って代行サービスを使う必要はない!

とはいえ、普通に大変だったというのが感想です。

では何が大変だったのか。。。

結婚式の日程調整?
  いえいえ。というか結婚式はやってません。

新しい家探し?
  いえいえ。住めればどこでもいいんです。

両親の顔合わせ?
  これは大変だったので別で書こうと思います。

一番大変だったのは、
 ・どこになんの書類を出すのか
 ・その書類はどこで手に入れるのか
 ・この書類で十分なのか
が、全くわからないこと

でした。

皆さんは「独身を証明する方法」をご存知でしょうか?
知らない方がほとんどではないでしょうか。

実は、公的な証明書として「独身証明書」というものがあるんです。
私が中国人の妻と結婚する際に、
中国の役所で提出を求められた書類の一つです。

そんな証明書あるんだ〜と思うものが
いくつも出てくるのが国際結婚の面白いところ(?)です。

コロナ前なので、少し古いですが、
私たちの経験を皆さんに共有できればと思います。

この記事を読まれている皆さんもしくはパートナーの方のうち、
外国籍の方(片方かもしれないですし、両方かもしれないです)は
すでに日本にいらっしゃいますか?
=日本に滞在するためのビザをお持ちですか?

ビザがある=すでに日本で生活しているかどうかで
難易度が大きく変わります。
ビザがあると爆下がりします。

なぜか?

結婚した後にビザを取得しないと
日本で一緒に生活できないからです泣

加えて、一部の国では、結婚する順序を間違えると「詰み」です。

先ほどご紹介した「独身証明書」は、
日本で既婚になると、発行できません。(当たり前ですね)

その場合、中国では結婚できなくなります。(中国の役所に行った時点で、すでに既婚なので)

結婚証明を出せばいいのでは?とも思いましたが、中国では受け付けてくれないようでした。

私たちは中国で先に結婚。
結婚証明書(中国)を持って日本で結婚しました。
この順序なら両国で既婚になります。

日本では「既婚」、中国では「未婚」なんて
めちゃくちゃ怪しい人になってしまわないようにしましょう。


【国際結婚で押さえるべきポイント:私たちが苦労/失敗したこと】

国際結婚をするパートナーのお二人の間では、
今まで色々なことを話し合い、共に時間を過ごしいると思います。

それでもなお、
認識がズレてしまうのが、国際結婚です。

私たちの経験をもとに、押さえるべきポイントをまとめましたので、
ぜひご覧ください。


<結婚に向けてパートナーと認識確認ポイント>

【「結婚」の捉え方】

認識確認のポイント
 ・結婚における文化の違いはあるか?
 ・結婚における金銭的な感覚/習慣の違いはあるか?
 ・苗字をどうするか?

結婚における文化の違いは、なんとなく話題にはなると思います。
私たちの経験では、次のポイントを確認すべきと反省しています。

・両親の顔合わせの仕方
・結納の有無/やり方
・両親が気にするポイント
・結婚式の規模や風習

結婚における金銭的な感覚/習慣の違いは、
気づかないことがよくあります。

そもそも結婚するための段取りや日程調整に気を取られて、
すっかり忘れてしまっていることがしばしばです。 

例えば、
中国だと男性側が家と車を婚前に準備することがよくあります。

当時の私は、まだまだ社会人歴が短く貯金も全くなかったので、
何も準備できませんでした。。。
(それが正解だったかどうかは、今でもわかりません)

苗字も意外と忘れるポイントです。
日本でも国際結婚の場合、
夫婦別姓が選択できます。

ちなみに、私たちは「夫婦別姓」を選択しました。

【「結婚後」の生活の考え方】

認識確認のポイント
 ・両親との距離感はどのくらいか?
 ・子供の教育方針はどうするか?

両親との距離感は、
意外と見落とします。

結婚後に確認してもいいですが、
第一印象は大切です。

・大人として適度な距離感が必要なのか
・家族として実の子供のように扱ってくれるのか
・あくまで部外者なのか

これから長く付き合っていく家族ですので、
お互いが気持ちよく関係を構築できるように、
パートナーとよく話し合う必要があります。

子供の教育方針は、
かなり議論が必要なポイントではないでしょうか。

子供が生まれる前に、パートナーに確認することをお勧めします。
国籍などは、生まれてからではどうしようもないからです。
(対処法はありますが、とても大変です)

・どの国籍にするか
・どこで教育を受けさせるか
・どの言語を学ばせるか
など

忙しい中で、
これだけ色々なことを話し合う時間を確保することは
なかなか大変だと思います。

これからずっと「家族」として生きていくパートナーですので、
しっかりと時間をとって、話し合いをしていただければと思います。


<結婚するために必要な手続き>

【手続きに関して確認ポイント】
 ・日本とパートナーの国の両方で結婚する必要があるか?
 ・(ビザを持っていない場合)どのビザを申請するか?
 ・結婚によって名前が変わる場合、登記情報などで変更手続きが必要か?

日本とパートナーの国の両方で結婚するかどうかは、
皆さん個人の状況によって変わってきます。

だたし、他国で結婚してしまうと、
結婚の手続きができなくなる国もあります。
日本では既婚、パートナーの国では未婚となる可能性あるので注意です。

ビザの申請する場合、
どのビザにするかによって、手続きは変わってきます。

社会人の方であれば就労ビザのままか、
家族ビザに変更するかなどなど。

私たちは、家族ビザを取得しましたので、
申請の詳細は後日投稿しようと思います。

結婚により苗字が変わる場合、
自国での登記情報等に変更が必要な場合があります。

身近なものだとパスポートなどです。
資産をお持ちの方もいらっしゃると思いますので、
一度確認してみることをお勧めします。


<つまづきポイント>

【結婚に向けてのつまづきポイント】 
 ・文化の違いを軽んじてしまった。
 ・金銭的な感覚の違いを軽んじてしまった。
 ・結婚してからのことを考えていなかった。

文化の違いを軽んじてしまった

結婚する本人達は異文化に慣れています。
でも両親はそうではないです。

結納や結婚の際の贈り物などで、
文化的に重んじる部分やそもそも他国の文化などの違いがわからず。。。

残念ながら、贈り物の価値が伝わりませんでした。。。

どのようなものを贈るべきか、
そもそも贈る必要があるのか、
パートナーとそしてご両親としっかり話し合いましょう。

金銭的な感覚の違いを軽んじてしまった

文化の違いは日々の生活でも見えてくるため、
ある程度は話し合いになると思います。

しかし金銭的な感覚の違いは、忘れがちです。

特に日本人は「お金は汚い」「お金の話は避けるべき」という意識が強く、
家族でもお金の話は避ける傾向にあります。

他国ではかなりオープンなところあり、
ここを話し合わずに、後からもめることは多々あります。

実際私たちはもめました。
家は買わないのか?車は買わないのか?などなど

結論、家も車も買わないことになりました(お金がなかったので。。。)
それでよかったのか、わかりません。。。

結婚してからのことを考えていなかった

私たちの場合、
ビザを取るために結婚した(詐欺ではありません)
と言っても過言ではないので、
ビザなどの生活するために最低限必要な部分で
つまづくことはありませんでした。

しかし、結婚という一大イベントを前に、
その先のことまで考えている余裕はなかなかありません。

ビザはもちろんのこと、
子供の教育方針や両親との関係、金銭的な文化の違いなどは
見落としがちです。

日本人同士の結婚でも、
結婚後に
「思っていたのと違った。」
となっている話をよく聞きます。

国際結婚となれば、尚更です。

ぜひこの機会に、
パートナーやご両親含めて
話し合いの場を持っていただければと思います。

非常に気が重いと思います。
それでも、一生に関わることですので、
是非とも一歩踏み出してください。


【最後に】

今回は
・国際結婚した私たちの自己紹介
・国際結婚に向けて考えるべきこと
を紹介しました。

今後も国際結婚や日本でのビザ取得の経験を発信していきますので、

気になった方/役に立った方はぜひ「スキ」とフォローをお願いします。

それでは次回の投稿でお会いしましょう。

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