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上手く書きたい。どうすれば?「いますぐ書け、の文章法」を読んだ。


ごきげんよう!tackです。


今回も本を読んだので、そちらの紹介をします!


今回の本はこちら!


いますぐ書け、の文章法


ちくま新書から「いますぐ書け、の文章法」です。
著者は堀井 憲一郎さんです。


今回も文章に関する本になります。



前回紹介した「20歳の自分に受けさせたい文章講義」
では、

文章の書き方のポイントに対する部分が多くありました。


https://note.com/tack_qolife17/n/n1aeddd7f2f30



その他、
僕が紹介した本以外にも、文章のハウツー本は数多く存在します。


しかし、これら情報をインプットすることで知識は手に入りますが、

いざ、文章を書く際に



考える書斎の人

結局、どう書いたらええんや?!


と思う事もしばしば。

というのもここで起こる疑問は「書き方が分からない」ではなく、


「書き方が多すぎて分からない」、「どれを使って書くか悩む」です。
これらの影響で、結局文章を書く手が止まる。


皆さんもそんな経験ありませんか?
僕は頻繁にあります笑



きっと同じような思いをしている人たちにはこの本は刺さると思います。


というのも

この本は、初っ端から

”うまくかきたい”とおもわなければいい。この意識に問題があるので、それをちゃんと取り除けばいい

と言っています。


結論、この本はどういう本かというと、


「読んでいる人のことをいつも考えて書けばいい」

これがすべてであり、


ひたすらこれに対して様々な視点から突き詰めた本になります。


”書き方”より”書くときの考え方”が載っている、
これを読むことで、書くときの意識が変化する本です。


文章も著者の語り口で構成されているので読みやすいです。

著者自身も
「この本は湯水に浸かりながら、気楽に読むのがいちばん」

と言っているので、かしこまらずに気楽に読めます。



そこでこの本は、

・うまく書くことに必死になっている人

・自分の考えが先行している人

・結局文章書くのに行き詰っているひと

・文章に対する情報ありすぎる故に動けなくなっている人

・じゃあ、プロの書き手はなにか特別なことをしているのでは?と思ってしまっている人。

・上記一つでも当てはまる人


これらの人におすすめの本です!




上記でだいたいは


どんな本なの?!


という部分は理解できたと思うので、ここで紹介を終わってもいいのですが、



ここで終わるのもあまりに寂しいので、

1-10章で構成されているこの本で、特にグッドと思った章を紹介して終わります。

1章


ここでは、「プロとアマチュアの違い」を紹介しています。


ちゃんとした文章を書こうと思うのがアマチュア
そんなこと気にしないと思うのがプロ

この章ではこれらアマチュアとプロの違いについて、掘り下げて説明しています。


2章「文章は人を変えるために書け」


僕が一番タメになった章です。

ここでは、1章で述べた、
文章はサービス。
過激に言うなら、自分の主張も捨てろ。いままでの考え方を変えろ
と言う部分。


自分の立場から書くのでなくて、
読者の気持ちをリアルに持って書く”意識”に変えるだけで、
いきなり書ける可能性が高くなる。と言っています。


僕自身、仕事での勉強会や会議が多くあります。
そこで、上司の勉強会に参加する機会も多いのですが、

専門用語が多すぎて結局時間を無駄にした感がすごいことも多いです。


なので、自分自身の経験もそうですが、

皆さんも

こいつ、結局なに言っているのかわかんねぇな?!

と思う機会に遭遇したことありませんか?


これ、自分自身もやっているかも…
と思い、一度客観的に自分の文章を始め、伝達方法に疑問を持ついい機会になると思います。


3章 客観的に書かれた文章は使えない


ここでは文章はあくまで「プライベート部分」でしか発信できない。としており、

文章とは、「自分を晒す」ことで、
「自分を晒したくない」、「上手く書けない」、「いい題材が浮かばない」

と言う部分に対して諦めなければ、文章は書けないと言っています。



例えば、ラーメンのレポートをする際、

公私混同にならないよう、営業時間やラーメンの種類など、
マニュアルのような文章を書くが、

結局このラーメンはウマいのかどうか。その人の意見が書いておらず、
肝心の味が分からない文章になる。

日本人として生きていく上では公私混同してはいけないのは正解ですが、
そのルールを文章に持ってきてはいけない。と言っています。


文章は独断と偏見で書かれるもの。
しかし、プライベートな部分だけでも文章にならないので、

”公”と”私”のバランスが大事。
ここについて述べている章になります。


5章 文章は言い切らないといけない


ここでははっきりと

断定するのは読者のため、しないのは、自己弁護のため。

「言い切れないなら書くな」

といっており、加えて

「書いているモノに不安を抱かないのなら、おそらくその文章はつまらないもの」

と言われています。


要するに、
書いた後に、叩かれたり、議論が起こるのが怖く、
文章に保険をかけるやつです。

例えば、
~だと思います。
○○な結果でした。まだ○○回しか実践していないので詳しくはわかりませんが。

みたいなやつです。


僕も無意識によくやりがちなので、すごく刺さりました笑


あと、結論から書く理由としても、
「最後まで読むと、驚きの結末が待っています」


これをやりがち。でも、

「なんで恋人でも友達でもない奴と時間を共有しないとダメなの?!」


そう、
読者の時間軸を考えて文章を書くことが大事と言っています。


これも、冒頭の「読んでいる人のことをいつも考えて書けばいい」

につながりますね。





大抵タメになった部分は5章までが個人的には多くありましたが、


6章の文章で自己表現はできない

では、


オリジナルとは、
過去の存在や作品に大いに啓発され、導かれ、刺激され、考えさせられ、その多くの作品のあとに生まれたモノ

それがオリジナル。

本など書く際は、すでに発表されていることをほとんどそのまま踏まえて、一つだけオリジナルの視点を示せばいい。


全体を書こうとしているその頭がムチャだ。


と言っており、
オリジナルに対しての考え方が大きく変わるなど。


とても大きな意味を持つ章だと感じました。




最後に


今これを書いている僕も、フレーズが間違えていたらと思い、
少し本を読み返してから書いた部分があります。


しかし、本の内容で
自分の持っている言葉で戦うのがプロ。
書くためにいろいろ集めてインプットをしようとするのがアマチュア。

とありました。


これらフレーズは語彙を増やす増やさないで言われてた部分ですが、

今回、一度読んだ本を自分なりに書いてみた結果、引用した部分に助けられている部分が多いと感じました。



この引用部分を自分なりの言葉で伝えられるようにまだまだ精進ですね。













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