揉んでも抱けない<56>
第七十二回 欲情するふたなり娘
「な、ナメないでって……?」
リーダーの美少女に脅す口ぶりで告げられ、アリカは怖じ気づいたように後ずさった。
「水くさいのはアミもそうだけど、アリカ、あんたも同罪だかんね」
「同罪──」
「こんな大事なこと、どうしてわたしたちに相談しないで、ふたりだけで勝手に決めちゃうのよ? たしかにあんたたちは幼なじみかもしれないけど、わたしやレミだってピンクの四つ葉っていう、運命共同体っていうか仲間じゃない。困ったことがあったらどうすればいいのか考えて