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次回予告のようなもの

 「揉んでも抱けない」の更新が終わり、次は同じく週プレモバイルで連載された「奥まで撮らないで!」を出すつもりでいたのである。いや、ホントに。
 しかし、「奥撮ら」は「揉ん抱け」よりも連載期間が長かった。掲載されなかったものも含め、手元には約150回ぶんものテキストデータがある。エピソード数も全部で30。
 「奥撮ら」は「奥まで撮らせて」のタイトルで、二見文庫より刊行された。そこで取り上げたエピソードは6つ。全体の5分の1である。
 つまり、文庫に入らなかった話数は、単純計算で120回となる。「揉ん抱け」の倍だ。毎日更新しても4ヶ月かかる。そう考えたらげっそりして、取りかかる気力が失せてしまった。
 いや、いずれは公開すると思う。だが、今は無理だ。絶対に途中でイヤになる。テキストをコピーして貼りつけるだけの作業ながら、いちおう内容その他をチェックするし、ちょっとは手間がかかるのである。

 そういうわけで、他に何かないかと、未発表・未刊行のフォルダを探した。

 市販性器もとい四半世紀以上もこの仕事をやっていれば、そりゃ色々とあるでゲスよ。書いたけど日の目を見なかった原稿もあるし、書き上げたあとで年齢設定が低すぎると言われ、舞台を〇学校から〇学校に変えたなんてこともあった。そのオリジナル版を公開し、既刊のものと比較してもらうのも面白いかと考えたが、さすがにまずいかと諦めた。まあ、機会があったら版元に相談してみよう。

 未発表原稿には、デビュー作の続編もある。ちゃんと最後まで書いたものの、エロ小説の続編など、簡単に出してもらえるはずがない。結局、編集さんに渡すこともなく引っ込め、一年勃起もとい一念発起して書き上げた2作目が、某週刊誌の官能特集で1位になるなど評価され、作家を続けられる運びとなったのである。人生、諦めが肝腎なこともあると、ワタシはこのとき学んだ。
 その続編をここで公開する予定は、今のところない。そもそもデビュー作自体、様々な事情でカットされた箇所があり、完全なかたちで世に出たわけではないのだ。いずれタイトルも改めて、続編も合わせて再刊行するのがワタシの野望なのである。

 ところで、念のため断っておくが、ワタシはロリコンではない。

 デビュー作のタイトルにも「ロリータ」と付いているし、少女をメインキャラに据えた作品が、かつては多かったのは事実である。けれど、そのほとんどは少女×少年だ。いい年をした大人の男が、いたいけな少女をあーしてこーしてなんて作品は、皆無とは言わないが少ないのである。
 正直、読むのも好きではない。ナボコフの「ロリータ」など、本も映画(キューブリックとエイドリアン・ラインの2作)も気色悪かった。
 ただ、その気色悪さを逆手に取って、大人の男と少女の葛藤を描いた未発表原稿がある。編集さんにも読んでもらったけれど、官能としては売れないと判断され、世に出すのを諦めた。
 それを公開しようかとも考えたが、自分でも虫酸が走るところがあるので、今はまだ無理。改稿して面白くなったら、改めて検討するとしよう。

 そうなると、あとは電子化されていない短編かなとフォルダ内のファイルを開いていたら、妙なやつを見つけた。ライトノベルっぽい内容で、はて、こんなのいつ書いただろうと記憶をほじくり返し、ようやく思い出した。

 かつて、KKベストセラーズが出していたプレリュード文庫なるものがあった。ワタシもその第1弾として「放課後☆LOVE」(つのだ☆ひろかよ!)という作品を書き、さらに2作目の話もいただいた。そうして準備して進めていたところ、レーベルの方針が変わったとかで待ったがかかる。しばらく成り行きを見守っていたら、いつの間にやら廃刊となった。その名のとおり、プレリュード(発端)で終わってしまったわけだ。うまいねどうも。
 ともあれ、見つかった原稿は、プレリュード文庫の第2作目として書かれたものだったのである。未完成ながら原稿用紙換算で200枚以上あったから、終盤近くまで進めてあったようだ。

 つーことで、次回からこの未発表作品をちびちびと出してゆくことにする。20年以上前に書かれたものなので、かなり手直しが必要であろう。時間がかかると思うが勘弁してつかぁさい(岸惠子ふうに)。できれば結末も書き加えたいな。

 ていうか、「放課後☆LOVE」(ダイアモンド☆ユカイかよ!)は絶版になってるし、電子化もされていないから、ここで出してもいいんだよな。Amazonで中古価格が40000円だと? 三文エロ小説にそんな値段をつけられるのは心苦しい。松〇純ちゃんも泣いてるぞ。


イメージキャラクターもいたんだよ。

 それでは、今日はここまで。全員、起立! 礼! 解散!!