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イタリア留学のリアルな話【序章編・1〜2ヶ月目】

たいそうなタイトルで始まりました、こちらのnote。
お待たせしました。
イタリア留学中の現地から初のお届けとなるnoteです。

結局1ヶ月目はバタバタと忙しくて更新する余力は全くなく。
色々話したいことはあったのですがこんな時期になってしまいました。


今回は1ヶ月が経過したイタリアへの日本人留学生が感じた、1ヶ月目の心構え…的なものをお送りいたします。こんな感じだよ、こうなったりするけど大丈夫だよ、といったことをお届けしますので、これから留学に行く・考えている方の安心を少しでも増やせたらと幸いです。


なお、特に下書き等したわけではなく思いつくままに書きますので、まとまりがないのは悪しからず。


イタリア生活編

滞在許可証

3ヶ月以上の長期滞在者はきっと一番不安を感じているであろう。
滞在許可証。
到着して8日以内に郵便局から郵送する必要があります。何が必要かはネット上にたくさん情報がありますので、そちらを調べてみることをお勧めいたします。

肝は『kit』という滞在許可証申請書類セットと、『8日以内』という期間です。

まずkit
こちら、ローマやミラノ留学中の方曰く「どこも売り切れで手に入らない」ということがあるみたいです。フィレンツェのチェントロ(中心街)の郵便局はありましたが、地域によってはそういったこともあるみたい。
なので、早めに郵便局に行ってもらうことをお勧めいたします!

そして『8日以内』という期間ですが、こちらも意外と短い!!!!!!!ついて1週間目は意外と大変です。慣れない生活の中で必要なものを揃えたりしていたらあっという間に8日経ってしまいます。

ですので、滞在許可証の申請は早め早めに行動し始めることを強くお勧めいたします。なおイタリアの郵便局は、中にあるATMのような機械で受付番号を発行して呼ばれるまで待つのが主流なのでお気をつけください。


現地での買い物

「coop」「コナド」「エッセルンガ」が主流なスーパーです。(イタリア全土そうなんでしょうか?)基本的に日本のスーパーと同じように、食料品から生活雑貨まで揃っています。特に郊外のスーパーはかなりの品揃えです。

もちろん歯ブラシや歯磨き粉、化粧品、生理用品、肌着、ペット用品、文房具もあります。爪切りとかも売ってます。なので基本的にスーパーに行けばなんでも買えますのであまり心配する必要はないかなと思います。

ただ、日本より日用品は高い印象です。いや100均が強すぎるんよ。100円で文房具もちょっとした雑貨も買えるの強すぎるんよ。紙、布製品の雑貨は特に日本より高く感じます。

ちなみにフィレンツェには《99cent》というその名の通り99セント均一(100セント=1ユーロ)で売っているお店もあります。
が、日本の100均の品揃えを想定していくと痛い目みます。靴下とかは売ってませんが、タッパーとか変換器とか、文房具、洗剤とかは買えます。
とはいえ現在は円安で1€140円越えという時代なので、実はそんなに安くなかったりします。笑


あと洋服のことを伝えたい。

よく、「あまり綺麗な格好はしちゃいけない」という話を聞きますよね。わかります、確かにスリは存在するしその通りだと思うんです。

でも、そこまでめちゃくちゃ気負うことかというとそうじゃない気がしています!

確かにこっちでも服は買えるけど、結局ZARAで買い物してます。そこら辺にあるブティックみたいな店は70€〜という店が個人的には多く感じ、あまり頻繁に買い物できる店ではないからです。イタリアは日本ほどファッションチェーンブランドはないように感じます。14€均一の店とかあるけど、デザインはそんなに若者向けではない気がしています…

個人的に下記の服はイタリアで日本人に合うものを見つけるのが難しいので、持ってくることをお勧めします。特に「綺麗めの服」は1着は持ってきたほうがいいです。こっちの人、夜になったらびっくりするくらい変身して現れることがあります。現地イタリア人は自身を「シンデレラ」と言ってました。

  • ワンピース:お呼ばれも対応できる優れもの。163センチの私ですら超ロングになってしまうので、こっちで程よい丈のワンピースを見つけるのは困難です。あとどれも胸元が大きく開いているorミニスカなので、露出が苦手な人ほど1着持ってくるべきです!!!!

  • ジャケット:これ、マジで進行形で困ってます。肩幅が全く合いません。こっちで買えると期待しすぎないほうがいいです…ガンダムになります…バブリーどころの騒ぎではありません…

  • ユニクロ商品(季節物のやつ):ヒートテック、ライトダウンジャケットは神です!!!ミラノにユニクロあるけど、びっくりする値段でした。買ってくることをお勧めします!夏ならエアリズム!本当に!


治安

フィレンツェでは治安が悪いと感じたことはないです。特にチェントロには基本的に何時でも観光客がいますので、深夜でも道を選べば賑やかで明るいです。

ただ、フィレンツェSMN駅(フィレンツェ・サンタ・マリア・ノヴェッラ駅)というチェントロの一番大きな駅周辺はやはり「夜はあまり行かない方がいい」と現地人にも言われます。

それでも先日ローマに行った際は昼間でも少し怖いなと感じたので、フィレンツェは留学生活を始めやすい街であると実感しました。

もちろん日本よりは気をつけなければいけませんが。カバンも必ず上着の中に入れ前に持ちチャックが目立たないよう気をつけていますし、流石に23時以降一人で歩くことはありません。必ず2人以上で歩くようにしています。


余談ですが、ローマ・テルミニ駅周辺はどっち側かで治安に随分差があると感じました。マクドナルドがある側…、サンタ・マリア・マッジョーレ教会側は少し混沌としていたので個人的にホテル取るなら逆側を強くお勧めしたいです。


アパート

私は学校紹介のアパートから生活を始めました。水回りは共用、部屋は各個人分かれています。なおエアコンはなく、「リスカルダメント」というお湯を循環させて部屋を温める装置が備わっていることがほとんどです。

同居人は2組。どちらもイタリア人で、一方は家族で住んでいて一方は一人暮らしの学生。どちらもイタリア人で現地で生活している人でした。

大家さんは当日も現れず、迎えてくれたのは家族で住んでいる一家のお母さん。窓の開け方、共用部分の使い方、電車の乗り方、チェントロまでの行き方帰り方まで全部教えてくれました。

平日にはその家族の娘さんが一緒にスーパーに付き合ってくれて、何から何まで教えてくれました。この家族のおかげで私はあの部屋での生活がスタートできました。

イタリア語は全くわからなかったけど、いい同居人に恵まれてラッキーだったと思います。他の留学生もみんな同居人はそんな変な人はいなさそうです。ただ、家の立地にはかなり差があると感じました。

私はかなり遠いけど、明るくて見晴らしもいい、遠くにはドゥオーモも見える部屋。ある子はほぼホームステイのような環境。ある子は同居人みんな留学生で、ある子は立地はいいけど部屋に光が入らなくて暗い。

こればっかりは行かないとわからないので、いく前から色々言っていてもしょうがないかなと思います。

学校側か住所が来たら、とりあえずgoogle mapで見てみることをお勧めします!部屋に光が入るか、学校から近いか、スーパーはあるか。これは生活する上でとても大切になってくると感じました。

また既に渡航前から引っ越しを考えている方へ。

日本にいる間から探すことを強くお勧めします。
フィレンツェのチェントロ、現在家がマジで見つけにくくなってます。私も運よく見つけられただけで、本当に苦労します。特に短期(3ヶ月以下)のかたはかなり見つけづらいです。最低契約数が定められている部屋もあるからです。

事前に探して、いつから引っ越すかもう決めておくのがベストではあります。部屋探しは以下のサイトを使いました。

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日本生まれのイタリア大好き漫画家です。好きすぎて留学してました。漫画をきっかけにイタリアに興味をもち、5年以上とあるカフェでバリスタとして勤務していました。