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日常生活に行き詰まったら、外の世界へ旅に出よう

旅には、自分の中にある価値観を一旦リセットしてくれる力があると思います。

日常生活を送る中で行き詰まった時は、足を動かして旅に出るようにしています。
世界を見る角度を変える事で、ふだんと違う考えが生まれたり、拓ける人生があると実感しているからです。

旅がもたらす力

旅に出て家に帰ってきた時、自分の部屋なのに新しい家のように感じることがありませんか?
それは、一度外で生活することで、感覚がリセットされているからではないでしょうか。

旅には、そんなマンネリ化した景色に新鮮な空気を送り込む役割があります。

大人になった今こそ旅に出よう

JRの駅に貼ってある「おとなび」というポスターを見た方も多いと思います。
ポスターに写る伊藤蘭さんを見る度に、生き生きと旅を楽しめる大人って素敵だなぁと憧れます。

noteで以前紹介した山脇りこさんの『50歳からのごきげんひとり旅』は、50歳を機に一人旅を目覚めた著者がその魅力を綴ったエッセイ本です。
大人になった今だからこそ、自分のために時間やお金を使って自分の足で旅をしようという内容に私自身とても共感しました。


旅のマイルール

旅をする上でなんとなく決めているルールがあります。

①自分の体力を過信しない
②時間にはかなり余裕を持つ
③交通費を節約しない
④新しく出会ったモノにお金を使う

①は、私は意識せずにいると休憩をとらずノンストップで歩いてしまうので、なるべく1時間おきにどこかで休憩するようにしています。
旅は体力勝負なので、無事に帰れるまで体力を温存しておくのが大事です。

④について、私は1つハマるとそればっかり食べる習性があるので、旅先ではなるべく現地の色んな種類の食べ物をいただくようにしています。


人生の喜び、旅の思い出

これまでの人生の中で、特に印象的だった旅の思い出を記録しようと思います。

✈️17歳:イギリス

高校生のときイギリスへ短期研修に行きました。参加の目的は「とにかく海外に行ってみたい!」という想いから。
初めての海外だったのでドキドキワクワク。リュックに荷物をパンパンに詰めて出発しました。

ホームステイ先のお家は、給湯器から使えるお湯の量が1日で決まっていたため、とても気を遣いながらシャワーした事を思い出します。

✈️19歳:北海道

大学生になった記念旅行として、父方の祖母が住む北海道・根室に1人で訪れたことがあります。

初めて1人で乗る飛行機は、とりあえず搭乗口に向かうことで精一杯。
空の上でどんな風に過ごしていたか全然覚えていません。
伊丹→羽田→釧路の空路を経て、釧路空港で親戚と落ち合った時、安心感で膝から崩れそうになりました。

釧路空港からさらに車で4時間。根室の最東端にある祖母の家は、海辺に建つ小さな建物でした。
祖母の家には何人か親戚が集まってくれていて、そのほとんどが初対面。
夜お寿司を取ってくれたのですが、慣れない環境ということもあり緊張で味を感じれませんでした。

自分のルーツを知る

でっかい自然と、ちっぽけな自分
現地で見た摩周湖の大きさに、自分の存在の小ささを思い知らされました。
あまりに雄大な自然を目の前に、頭を打たれた気分に。ちっぽけな自分に出来ることってなんだろう。

写真引用元:弟子屈なび

北海道の自然を目の当たりにして、ある意味挫折のような気分を味わいました。
そして、人間の力が到底及ばない、自然の怖さを知りました。

現地では他にもたくさんの出来事があり、この北海道旅行の経験が19歳の私を大きく成長させてくれました。

✈️27歳:釜山

先週、3泊4日で釜山に行ってきました。
昨年6月のソウルに続き、今回は釜山を訪れました。

港町・釜山
海の潮風が気持ちいい港町・釜山は、穏やかな海と美味しい海産物で観光地としても人気です。
海雲台からトンベクソムに向かってビーチを歩くと、潮風を感じられて気持ちよかったです。

海雲台ビーチ
広安里海水浴場

海岸に沿って建つビルには飲食店が立ち並び、夜遅くまで活気があります。
若者からお年寄りまで、ビーチで音楽を聴いたり浅瀬で無邪気に遊んでいる様子が印象的でした。

民楽洞にあるMILLAC THE MARKETは、海沿いに建つ商業施設です。

赤レンガが港町に映えます

室内は倉庫のような造りになっていて、ガラスの壁から外の海を眺めることができます。
若者向けのHIPなお店もたくさん。

滞在2日目、ANANTY at Busan Coveというリゾートホテルに宿泊しました。
波音も静かで、地平線までひたすら続く海はぼーっと眺めるだけで癒されます。

部屋のベランダから望む釜山の海。
夜遅くになると漁船が走る様子が見れます。

海を眺めていると、ふと根室の海を思い出しました。そういえば祖母の家前にある浜辺で聞いた、静かな波音と似ているなぁ。

海を起点に街が発展して、生活が営まれている港町にはどこか懐かしさがあって好きです。山に囲まれて育ったのに、海をみると郷愁に駆られます。


釜山での食事
釜山っぽい食事で言うと、ANANTYで食べたイタリアンが印象的でした。
イカやタコ、エビがプリプリしていてとても美味しかったです。海鮮一つ一つが大きくて、とても満足感がありました。

左下のサラダには
大きなタコの足が2本隠れています。


新世界百貨店で食べたマンドゥスープがとっても美味しかったです。スープがすこぶる美味しくて、全部飲み干したかったです。
似たような味を日本でも食べたくて、出汁パックをスーパーで買って帰りました。

連れて行ってもらった焼肉屋さんで食べた韓牛は、脂身が少なくてとても美味しかったです。ソースを付けなくても味わい深かったです。

左下の網に載っているのは大根で、
この上に焼けたお肉を置いていきます。
大根にはお肉を柔らかくする作用があるそう。

釜山で育った牛なのかなと思ったのですが、韓国は産地で牛肉を分けないようで、韓国で育った牛はすべて「韓牛」と呼ぶそうです。

「韓国のメロンだよ〜」と紹介してもらった果物。
あれ…これ、実家で育ててたマクワウリだ!と気づき、
懐かしくなりました。


釜山の印象

チャキチャキしている人が多く、車の運転も勢いがあり時々手に汗握ることもありました。

興味深かったのが、接客業につく全ての人が「個」として尊重されている文化でした。

釜山の店員さんは、みんなフランクでした。「お客さんと企業のスタッフ」という関係より、人と人、あくまで1対1のコミュニケーションをとっているから必要以上に干渉しません。

お客さんが何をしていても、店員さんは基本放っておいてくれます。必要な説明をしたら、あとはご自由にどうぞ!という感じが、私にはとても楽でした。


当たり前のありがたさ

普段の生活範囲を飛び越えることは、平穏で何気ない毎日を送っていると忘れがちな当たり前のありがたさをもう一度気づかせてくれます。

あったかいご飯を好きなタイミングで食べれたり、ゆっくり湯船に浸かったり、安心してくつろげる寝床がある幸せは、外に出て不確実になるからこそ ありがたく思えるものです。

日常生活がしんどいなぁ、辛いなぁと思った時こそ足を動かして外の世界へ旅してみませんか?🕊️



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