”微笑みの国”で人生一番のピンチを経て、気付いたこと①〜プーケット市内観光編〜
コロナが流行る少し前、向かったのは“微笑みの国”で有名なタイはプーケット。実は初の東南アジアだった。
とにかく自然や海、タイ料理が大好きな私にとっては、あの綺麗な海を見れて、コスパ最強で美味しい料理が食べられるらしいプーケットが楽しみで仕方なかった。
例の如く、出発前夜にもたもたと準備を始め、携帯とお財布とパスポートがあればなんとかなる!と思いながら友人2人と3泊5日の弾丸旅行に出発。
まずは乗り換えのバンコク、ドンムアン空港に到着。行きは乗り換えに7時間ほど時間が空いていたので、バンコクを散策する予定だった。なぜか私はすんなり税関を通れたが、止められた友人。タイ語でなんだかよく分からなかったが、私を通してくれた税関の人が適当すぎて怒られていたよう。どうやらトランジット客を一度出させることはあまり推奨されていないようだった。
今回はラッキーなことに出られたものの、ドンムアン空港付近は何もなく、周りの屋台を見たが暑すぎて近くのホテルでカフェでもしようと思って、入ったのが空港直結のアマリホテル。入ったもののカフェなどはなく、おとなしく空港に戻った。まさかこの時は、この下見が役に立つとは思ってもみなかった。
今回は珍しくツアー会社を介して予約していたため、プーケットに到着するとなかなか面白い日本語を話すツアーガイドさんが待っていてくれた。プーケット国際空港からホテルまで送ってもらった。そこはクラブ街の中で、「え、窓開いてる?」と何度も確認してしまうほど音漏れが凄まじかったが、安かったし仕方ないなと思い、疲れていたのでほぼクラブの中状態でも余裕で就寝。
さてやっと楽しみにしていた3日間、1日目はold town散策とカフェ巡りの予定。まずはトゥクトゥク交渉からスタート!あまり相場を知らずに行ったので、どうやら私たちが提示していた価格は安すぎたらしく、誰も乗せてくれない。時間も勿体ないので、なんとなくよく目の合うタクシードライバーの元に行き、結局割と安めにしてくれたタクシーに乗ることに。そこで出会ったのが滞在中とてもお世話になることになるトニー。
DAY1:市内観光
①Old Town
トニーにまず連れてきてもらったのが、Old Town。見てください、このカラフルなかわいい街並み!!着いた先のOld Townは想像よりも斜め上をいったおしゃれな街並みでした。
カメラを向けたら咄嗟にポージングしてくれる花柄にトラ柄のズボンを履くハイセンスなおじさまがいたり。
暑いプーケットにぴったりのフレッシュフルーツを使った映えるカフェを見つけたり。マンゴーは日本と比べ物にならないくらい美味しかった!
さらに歩いていると、私が大好きな横丁的なものがあった。なんとなく居酒屋でも雑貨屋でも、小さい店が並んでいるとワクワクする。
そこではこんな感じで手作りの雑貨や、ピアス、イヤリングなどカラフルでアイキャッチ―なものが並んでいた。どこの店が、というよりも歩いていると至る所でこのように並べられているので、女子3人は夢中になってアクセサリーを爆買い。なんといっても、この可愛さで1つ300円~600円くらいで買えるのだから、この時点ですっかりプーケットの魅力に虜になっていた。
②Three Monkeys Restaurant
Old Townで2時間ほど買い物をした後に向かったのが、インスタで見つけてどうしても行きたかったThree Monkeys Restaurant。
ここは何がいいかというとオープンエアで、ちゃんとしたご飯からデザート、カフェのみでも利用できる。少し高台なので見晴らしもとても良い。(残念ながらいい感じの写真がなかった)
Monkeyと言っているだけに至る所でかわいいMonkeyが出てくる。ご飯はOld Townで軽く食べてしまったので今回はケーキとコーヒーのみ。お店のスタッフもとてもフレンドリーかつ笑顔でタイ人がさらに好きになった。最強のチルスポで2時間くらいぽけーっとしていたが、この間もタクシードライバーのトニーは私たちを待っていてくれた。この辺からトニーとの絆を感じ始めた。
そして夜はサンセットバーに行く予定だったので、一度ホテルに帰る前に一瞬Big Cというスーパーに行くことに。市内のスーパー付近はこんな感じ。
ボクシング?の宣伝では選手らしき人たちがトラックの上で戦いながら通り過ぎていたり、日本と違う宣伝方法で面白いなと横目に見ながらスーパーにダッシュ。
待っててくれるというトニーのためにも、凄まじい勢いでスーパーを駆け巡りドライマンゴーや、トムヤムクン味のカップラーメン、トムヤムクン味のスナックなどお土産を買った。
無事ホテルに戻り、絆が生まれ始めていたトニーとは明後日の観光日も乗せてもらうことになった。ずっと待っていてくれるし、少し約束時間を過ぎてもウィンクで返してくれるトニーが大好きになってきた。
ホテルについて急いでサンセットバーに向かうための準備をしていてふと気づいた。「あれ、パスポートない・・・?いやいやそんなわけない」と思いながらかばんをひっくり返してもない。こんなに楽しい1日目の終盤に来て、大事件が発生しました。どんなに探してもパスポートはなく、さすがに焦り始めた。日本でPASMOとかを失くしたことはあったが、パスポートはさすがに人生初めてだ。
焦っても仕方がないのでホテルのフロントに行き、パスポートをなくした旨をスタッフに伝えてまずはトニーに連絡。タクシーの中にも落ちていないらしい。今日行ったすべての店を思い出し、電話番号を見つけてはスタッフにかけてもらった。今日行ったところは大体電話してもらったがない。明日はピピ島ツアーの予定だが、果たして行ってる場合なのだろうか。そもそも調べたところ、プーケットには残念ながらパスポートを再発行してくれる領事館がない。私は明後日の夜に帰る予定。「終わった」と思いながらも、見つからないので警察署に行くことに。
金曜の18時ごろに警察署に向かったので、「Friday nightに誰だ??」といった具合で睨まれつつ、どこから来たか聞かれたので日本人だと伝えると、なんとか掛け合ってくれた。心底「日本人で良かった・・」と思いながらも、やった手続きは簡単な紛失届を書いただけ。
今日出来ることは全てやった。トニーへの連絡、お店への連絡、警察で紛失届をもらう。後は連絡を待つだけ。こんな大事件が起きてしまったので、サンセットも既に沈んでしまった。結局サンセットバーには行けず、ホテルの隣のHard Rock Cafeで夜ご飯を食べることに。ロックがメインなのに、突然切ない音楽も流れてきて、友人にも申し訳ないし、笑いながら泣きそうになった。
そんなこんなでプーケット1日目が終わった。
②に続く。
(ライター:Lisa)
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