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春の体質の見極め方

お客様の悩みを聞いて
カウンセリングしたり
その日のベストなオイルを選定する。

「だるおもい、疲れが取れない、やる気がでない、
眠い、頭痛や体の痛み、、、

春はワクワクな季節でもあるけど
最近はこのようなお悩みをきくことが多いです。



春はカパの季節
カパは【冷・重・粘・不動】
だから「だるくてやる気がでない」

しかし!


ヴァータが
乱れすぎている時にも
同じようなお悩みがでます。


ヴァータは【冷・乾・軽・動・不規則】
これが原因の「だるくてやる気がでない」


春、という季節だけでみるとカパだけど
日本の春はかなりヴァータが激しめ。

外に出れば風が強かったり
環境の変化が大きい時(異動、進学、進級、引越し…)

変化、変動、過緊張は
“ヴァータ(風のエネルギー)を乱す”


ということで、春は
カパが増悪しやすいけれど、
ヴァータも乱れやすい時期です!


朝晩はまだ涼しいけど日中はかなり暖かくて
お洋服どうしよう問題。
ちょっとでも厚着したら電車で汗ダラダラ、と思えば
薄着で帰り道寒すぎて泣きたくなる日があったり

意外とあるあるじゃないですか?


むしろ、
お子さんの進学進級があるママさん
社内で様々な変動がある会社員
強風、一日のなかでの激しい気温差

かなり、風の影響を受けてる人が多いです!


ケータイやTV、パソコンなどデバイスを使ったり、
不規則な生活、風を乱す要因に溢れてるライフスタイル。
ただでさえ「風の時代」ですしね!

まさに風が吹き荒れまくっている現代…!

風の増悪は
体力を消耗しエネルギーを奪います。
エネルギー不足の時、
本当にだるくて重たいし常に眠くてやる気に欠ける。
(カパが増悪した時とよく似ていますね!)


ちなみにわたしは
この季節、わたしの中の風が吹き荒れると
「呼吸器が悪化して喘息症状」がでます。
症状だけでみるとカパですよね。
(去年の春の私を知ってる人はわかりますよね)




増えすぎてしまった質を減らし
反対の質を与えることで整える


これがアーユルヴェーダの基本の考え方。

どちらも大事なのは、早急にではなく
時間をかけてゆっくりと整えること。



最近は本やネットなどで
情報はいくらでも「簡単にタダで」手に入ります。
しかし、正しい捉え方やその活用法を
理解できていないと
真逆の対処法をしてしまうことがあります。


「だるくてやる気がでない」
→カパが増悪している、となって

辛くて苦くて渋いものを食べたり、
ガルシャナしたり、頑張って動こう!とすると、

もしもそのだるさが
ヴァータが乱れたことによるだるさだったら、
体の乾燥をより強めて、消耗させてしまい、
気力や体力が回復することを遅らせてしまうことも!

※その場合はアビヤンガで
重くしてストップさせると効果絶大!



情報が手に入りやすい現代だからこそ
表面的な言葉だけで選択してしまうと危険⚠︎

アーユルヴェーダは
対処療法ではなく、包括的な学問。

何かのお悩みに対して
単純に「コレを食べればよい」
「こうしたらよい」というわけではなく、

体質からみた傾向や、
最近の環境による影響、食事、マインド、
など様々な要素がかけ合わさっています。

だからこそ大事なことは、
表層的な情報をたくさんもっているよりも
アーユルヴェーダのベースとなる基礎理論を知り
日常生活で“その視点でものを見ていく” こと。

その積み重ねが、
アーユルヴェーダや自分自身の
理解が深まることにつながり、
心身の健康により役立つと感じています。
(だからアーユルヴェーダセラピストを学ぶと
早いということなのですね!)


自然界をみると今の自分がわかる、
といわれているけれど
この時期は、自分をよく見つめて
本当の声の気付きをあげることが大事。

いま、必要なのは
「ヴァータケア」なのか「カパケア」なのか。

カウンセラーもセラピストも
ご自身でのセルフケアも
しっかり“診て”あげましょうね!