2023年の気になるスイーツはこれ! トルコの伝統菓子「バクラヴァ」
みなさんバクラヴァと聞いてすぐ味が想像つきますか?
食べたことがある方は思い出しますよね、あのジュワワ〜と滲み出るバターと脳を刺激する超絶甘いあのお菓子です。
2022年11月に松屋銀座に期間限定でオープンし、注目を集めた「バクラヴァ」。中東へ旅したことがない人にとってはもしかしたら初めて出会うスイーツかもしれないですが、行列ができるほど話題になったそうです。
ブームにいち早く乗りたい!ということで、早速トルコ在住スタッフにバクラヴァ情報を聞いてまいりました!かなりホットな情報です。(2023年2月取材)
ー甘いのが正義!バクラヴァにうるさいトルコ人
有名で長い歴史を持つKaraköy Güllüoğlu社, Hafız Mustafa社, Emiroğlu baklava社などの大手バクラヴァ屋さんから、個人営業のバクラヴァ屋さんまで、街中どこを歩いてもたくさんあります。どこのバクラヴァ屋さんが美味しいかどうかはトルコ人は結構うるさいですね。
作り置きしてないか。作り置きはベタベタする、作り立てはパリパリ、あとは甘さがポイント(甘いが正義)です。
やはり!甘いが正義のお菓子なのですね。超絶甘いと表現したのはそれは褒め言葉だったということでホッといたしました・・!
ーホームメイドより専門店で
家で作る人はほとんどいないです。作るのは難しいですし(日本でいうと和菓子のような職人技!)専門店で買うのが主流です。ただしスーパーでもバクラヴァの材料は売られているので、お料理上手な方は作ることもあるかもしれません。
薄いパイ生地を何層にも重ねるのには鍛錬が必要そうです!日本で作るとなると大量のピスタチオを入手する必要があるのでなかなか難しいかも!?
ー気合いが入った来訪用にバクラヴァを
断食明けのお祭り、結婚式や出産祝いなどのお祝い事、自宅訪問時の手土産としてなど。ちなみに企業訪問でも気合が入った訪問はバクラヴァです(通常はチョコレート等を手土産にすることが多いです。)
特別感があるのですね、バクラヴァをお土産にいただいたら、特別なんだ!とちょっと嬉しくなっちゃいますね。
ーオスマン帝国時代のお菓子
バクラヴァの歴史は明確ではなく、元は古代ギリシャか中央アジアのトルコ遊牧民、あるいは、ペルシャから伝わってきて進化したものがオスマン帝国時代のバクラヴァの形になったという様々な説があります。オスマン帝国のスルタンは、ラマダン(断食月)明けの祝日のためにバクラヴァ職人を集めて作らせていたと言われています。(諸説あり)
ー本場の食べ方はこれ
かなり甘いスイーツなので、チャイ(紅茶)やトルココーヒーと合わせて食べるのが一般的です。他にも、トルコアイスと一緒にさらに甘くして食べたり(冷たいと甘さ分からなくなりますからね)やカイマックというクロテッドクリームのようなものを添えて食べる方法もありますよ。
一口サイズのバクラヴァは、上下ひっくり返して、バターが下に滲み出てくるように食べるのが美味しい食べ方のポイントらしいのですが、かなり通のお作法のようで、知っている人は少なく、街中でこの食べ方としている人は、あまりみられないです。
ーピスタチオ以外のバリエーションもあるんです
クルミ入り、チョコレート生地、シロップに浸す代わりにミルクに浸したもの、ヘーゼルナッツやアーモンドのものもあります。角切りになっている定番の形以外にも、ケーキのスライス切りのものもあり種類豊富。
2023年のバレンタインに人とは違ったスイーツを贈るのも面白いかも!?
食べたことない方は、ぜひトライしてみてください。
丁寧に説明されているこちらの記事おすすめです!併せてご覧ください。
最後になりますが、トルコ・シリアで地震による非常に大規模な被害が発生しております。被害にあわれた方にお見舞い申し上げます。一刻も早い復興を願っております。
トルコの美味しいものは南東部にあり!?新しい記事追加しました(2022.2.22追記)
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