【2023年 南アフリカ里帰り④】ケープタウンで英国風ティータイム
楽しみにしていた出産前の日本旅行がキャンセルになり、急遽南アフリカ里帰りとなりました。
前回の記事はこちら↓
今回私が妊娠中ということもあり、パートナーの家族側の(義)お姉さまやお母様達に、おしゃれな英国風ティーレストランに招待してもらった。
【多種多様な文化の南アフリカ】
ケープタウンはもともとスパイスなどの貿易のためオランダ人によって開拓された(オリジナルはコイサンという先住民族だが)。その後イギリスやフランスの人たちによってさらに街が発展されたと聞く。
その証拠にケープタウンでよく使われる"アフリカーンス語"はオランダと大変似ており、さらに南アフリカ共通語である英語はイギリス英語だ(アクセントは南アフリカ特有のひびきがある)。そんな多種多様な文化の上に成り立ったのが南アフリカという国だ。
【人生初のティータイム】
場所はケープタウン中心街から車で約1時間。自然溢れる豊かな住宅街のDurban villeという街にある『Chocolat BISTRO』。
イギリスに1時間で行けるフランスに1年半住んでいながら、一度もティーレストランに行ったことがない私。紅茶なら家で飲むので十分と思いながら今までやってきた私。。
ショコラ ビストロは郊外にありながら口コミが4000以上ある、大変人気なティーレストラン。ケープタウンの人口を考えると人気店でも1000越えない位だから、相当の人気が伺える。
店内に入るとそこはイギリス、、というかフランスっぽい見覚えのある風景。ケープタウンのラフな生活に慣れてきた所なので、かなり豪華に感じ怖じけつく。
予約された席につくと、さっそく豪華な(今まで使ったことのない)食器がお出迎え。
各席のティーカップは色ちがい。うわぁ、テンションが上がってきた。自分はこうゆう女子っぽい物に興味がないと思ってきたが、意外に楽しめている(*´ー`*)
【お飲み物】
なにはともあれ飲み物を頼む。てっきり紅茶のみだと思っていたがコーヒーも色んな種類があった。私だけでなく皆普段来ることがないから、どれを頼もうか真剣に悩んでいる。
みんなの注目の的になった"Seacret Cup Of Love"。これは一体何?コーヒーの"何か"ということはわかるけれど。。
南アフリカのフレンドリーな店員さんに、それぞれのドリンクを聞いてオーダー。しばらくするとでっかいティーカップがきた。
どうやらこれが"Seacret Cup Of Love"らしい。コーヒー大好きな義母は大容量に大喜び。
中身はラテにチャイをミックスしたものだった(と思う。)。皆で、私もそれにすれば良かったー。と呟く(笑)
170cm越えの義母が持ってもやはりでかい(笑)
10数年の繰り返される乳ガンに戦いながら、いつも笑顔を絶やさない義母。ピンクが大好きで本日は全身ピンクでとてもご機嫌だった。(いや、いつもご機嫌だけどw)
少し遅れて到着したのは私が頼んだ"レッドルイボスティー"。普通のルイボスティーをエスプレッソ用に凝縮して抽出し、それにミルクを足した濃厚なミルクティー。もちろんノンカフェインだ。原産地の南アフリカでもレッドルイボスティーの存在を知らない人が多い結構レアな飲み物。
【お食事】
飲み物を飲みながら会話に花を咲かせていたら、ドスンドスンと豪快に食べ物が置かれた。こ、これがあのティータイムのやつか!(若干の憧れはあったw)
"色んな種類をちょこちょこと"を好む日本人にぴったりな食事だ!
<上段>
*サラミ・オリーブ
*2種のチーズ・サーモン・きゅうり・トマト
<中段、下段>
*ミニバーガー
*生ハムとアプリコットジャムのラスク
*ステーキとタルタルソースのラスク
*春巻き(?!)
アジア人の私を配慮してくれた(そんな訳ない)春巻きが入った豪華な食べ物。先程までおほほほ~♪(*^O^*)とお行儀よくしていたレイディーズの目の色が代わり一気に食事モードへ。
サラミとオリーブでオントレを楽しむ。そこにチーズで口をまろやかにする。さっ、メインに取りかかろう。
生ハムのラスクをかじってみる。サックっとした食感に生ハムのしょっぱい味が入り込んでくる。そのしょっぱい味を丸め込む甘い何か。思わず癖になってしまい、おかわりをする。どうやらアプリコットジャムがラスクにかかっていたようだ。この甘じょっぱい組み合わせは日本人ならみな大好きだろう。虜になる。
そのまま春巻きにかじりつく。パラパラっとこぼれる春巻きの皮。ナイフとフォークで食べるより、手でもってかじるのが一番食感を楽しめるだろう。見た目なんて気にしてられない。手でばくばくと中華味を楽しむ。
バーガーに取りかかる。こんな小さくてもパティの味付けと焼き方は、さすが南アフリカだなという美味しさだ。
仕上げに取っておいたステーキのラスク。南アフリカといえば美味しいステーキ。150gで食べたくなるような程よい柔らかさのステーキはやはり南アフリカ、絶品だ!タルタル系のソースと一緒に一口で食べると、全ての美味しさを丸ごと味わう事ができる。
【デザート】
一息つき、デザートに取りかかるレイディース。みな好みの物を取っていく。
*ピンクのマカロン*
ブラウニー*タルト
*ストロベリーのスコーン・ホイップのせ
*レアチーズ
*チョコソースがかかったシュークリーム
どれも普通に美味しく、色んな味を楽しめた。
個人的にはデザートはフランスでいつも食べているのと同じなので、驚きはなかったが、食事の方はフランスでなかなか食べられないので、デザートはそこそこにして食事に戻る私。
何度食べてもステーキがうまい!
サーモンもいいお口直しになるので、会話を楽しみながらも皆が残した食事をちょいちょい摘まんでしまった。。
【ベイビーシャワーをしてもらった】
せっかくの女子会なので、経験豊富なお母様達に出産・育児について聞いた。
私が一番嬉しいのは彼女らは育児の面で一方的に意見を押し付けないことだ。南アフリカでは普通にやっている事も、日本、ましてやフランスでは絶対にやらなかったりもする。
義母はとくに、私の国は南アフリカとは大変異なるのを理解してくれて、聞いたら答えてくれるけれど『絶対にこうしなさい。こうするべき。』という事は一度もなく(人の意見をあまり聞かないわたしにとって)ストレスがなかった。
そして次から次にテーブルの下から出てくるベイビーグッツに大変驚く私。フランスではどちらの両親もいないし、親しい知り合いも少ない中、パートナーと2人だけでやっていかないといけないので、このようなベイビーグッツは大変助かり感謝している(本当に)。
【食後のコーヒー】
皆でコーヒーを頼む。私はデカフェにした。妊婦でも(ヨーロッパの規定では)1日2、3杯はカフェインを取っても問題ないので普通のコーヒーを頼めば良かったかなぁ(゜ロ゜)
デザートは全種類食べられなかったので、家で待っている男性人(パートナー、パートナーの兄、兄の2人の息子、)に持ち帰りにした。とくにパートナーはチーズケーキが好きなので、チーズケーキは残しておいた(優しい私w)。
皆で話す。
『今頃、男性人はなにをたべいるんだろう?(゜ロ゜)』
『どうせピザでも頼んでゲームでもしているでしょうよ(´Д`)』
ピザとビールにゲームがあれば幸せ。
日本人男性に比べて、南アフリカ男性はさらに単純だなぁと思った私でした。(この家庭だけ?!)
単純だからこそ、気難しい私とうまくやっていけるんだろうなぁ。とパートナーにも日々感謝している(゜o゜)\(-_-)
しかし、人生初のティータイムは大変おいしかった、、
いや、おしゃれで女子力がアップした良い1日になりました(*^^*)
続く
<南アフリカ記事>
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