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名詞を生かした子どもへの声掛け【アイデンティティ・ラベリング】

【1分で読めて役立つ】小学校教員の情報発信🖋

こんにちは、旅人先生Xです。

子どもに声を掛ける時、「よりやる気を引き出せたらいいなぁ」と感じたことはないでしょうか。

今回は、「アイデンティティラベリング」という方法を紹介しながら、具体的な声のかけ方について書いていきたいと思います。

※紹介するアイデンティティラベリングは、Daigoさんの本から私が学んだことです。



この記事は、

✅子育てに関わる方
✅教育に関わる方

に特にオススメの内容です。



目次は以下の通りです。



①アイデンティティラベリングってなに?


相手の行動を促す時、私たちは、「~をしましょう」と動詞で伝えようとします。
しかし、~になりましょうと名詞で呼びかけた方が効果的だそうです。

名詞で伝える方法がアイデンティティラベリングというわけです。

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Daigoさんの著書【超影響力】では、
✅「投票をしましょう」と伝えるより、「投票者になりましょう」の方が効果的だった
という研究が紹介されていました。




どの程度効果的だったかというとアイデンティティラベリングを使った方が、約10%ほど投票率が上がったようです。

この10%をどう見るかは、人によって違うと思います。

私は、声のかけ方一つで、10%も変わるのかと驚きました。

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アイデンティティラベリングですが、先の投票の例で言うと、

✅投票者になろうと言われると、そうしなくてはという義務感が芽生えて行動が促されるというからくりがある

とのことです。

詳しく知りたい方は、Daigoさんの【超影響力】を読んでみて下さい。

ひらめき


今まであまり意識していませんでしたが、確かに、現場でも名詞で声をかけていた時の方が効果があったように感じます。

私が子どもに対して行ってみた声かけを②で紹介したいと思います。




②アイデンティティラベリングの具体的な活用


私が学級で行ったことのあるアイデンティティラベリングについて2つ、紹介します。




1、日常での声掛けの時

普段の生活の中では、

✅成長できる人になろう

と声を掛けています。

動詞だと、「自分を成長させよう」になるのですが、「成長できる人」になろうだと名詞になります。

このような、「~になろう」という声掛けは、汎用性が高く効果が出やすいなと感じています。

年齢がまだあまりいっていない子には、「~博士になろう」みたいな声かけや「~名人だね」という声掛けも効果が出やすいように思います。

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2、学級での話合いの時

学級での話合いの時は、

✅お客様ではなく、参加者になっていこう!

と声を掛けています。

ついつい、学校のように大人数の場で学んでいると、自分が参加しなくても…という気持ちになりがちです。

ですが、

✅自分から参加していく、自分から行動していくという気持ちは大切

だと私は考えています。

そのため、話合いのたびに、自分からどんどん参加していくつもりで臨んでほしいという願いを込めて、こうした声掛けを行っています。

これがアイデンティティラベリングだったと知れたのは大きな収穫です。

話し合う



今回は以上になります。

お読みいただきありがとうございました。

アイデンティティラベリングを生かした声掛けが少しでも皆さんのお役に立てば嬉しいです。



これからも学校現場のことや教育、仕事や日常生活に役立つことを書いていきます🔥

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✅今回の学びをいただいたDaigoさんの【超影響力】です。子育てにも使える学びが多くあり、オススメです!



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