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🏫子どもの純粋な好奇心について

みなさん、こんにちは、旅人先生Xです。

先日学校で、印象に残るエピソードがありました。


今日はその時、子どもから学んだ純粋な好奇心の話について書いていこうと思います💡


この記事は、子どもに関わる方に特にオススメな記事です。


目次は以下の通りです。


1️⃣ハチミツってハチのゲロなのかな?


先日、子供たちに私のところに来て、「先生、蜂蜜ってどうやってできてるんだろう」と話しかけてきました。

ハチミツ2




「どうやって作ってるんだろうねぇ」

「〇〇さんは、どうやって作ってるんだと思う?」

と返しました。



するとその子は、

「もしかしてハチミツってハチのゲロなのかなぁ」

と答えました。



予想外の答えに、私は思わず、笑顔になってしまいました。

ゲロときましたか。

ゲロと。




「そうかもしれないね」と答えた後、

「お家に帰って自分で調べられそう」と尋ねてみると、

「うん、お母さんと一緒に調べてみる」と答えてくれました。

私は、「じゃあまた明日調べたことを聞かせてね」と伝えました。




近くで様子を見ていた子たちが、「盛り上がってたけど何の話してたのー??」とその子に尋ねていました。

それを聞いた子たちは、「蜂蜜はどうやってできてるのか」、思い思いに予想を話していました。




「お腹から出している」とか「手で集めてくる」とか、「やっぱりゲロなんじゃないか」とかいろんなことを話していてとてもほほえましかったです。


✅1人の素朴な疑問から周りの子たちに好奇心が派生していたことがとても嬉しかったです。


「自分も調べてみよう!」と話している子も出てきて、盛り上がっていました。

ハチミツ




2️⃣調べてみたよ!


翌朝、ハチミツのできかたについて話しかけてきた子が、教室に入るなり私のところにやってきました。



「先生、ハチミツのできかたについて、調べてきた!」

と笑顔で話しかけてきてくれました。




「おぉー!!調べたんだね!」と答えると、

「うん。すぐに家に帰ってお母さんと調べたよ。」と教えてくれました。

お母さん、ありがとう😂




「予想は当たった?」とたずねると、「うん。大体あってた!」とその子は、答えました。

「大体?」と聞くと、「お腹で作って、口から出すみたい」とその子なりに調べたことを熱心に説明してくれます。




最後は、

「口から出すから、ゲロと言えばゲロかな」

とその子なりの意見を述べて説明は終了。

「ハチミツ=ハチのゲロ」になってしまいました。




表現の仕方は個性的でしたが、日常?と関連させたとても分かりやすい表現です👏

周りの子たちにも、嬉しそうに話していました。




「お腹で作られてるところはあってたなぁ」とか、「口から出しているんだ!」とか、色んな声が聞こえてきます。

予想をして、調べて、共有するというのは、とても良い勉強になるようです。




子どもたちは、

「ハチミツってすごい綺麗だよね。すごく綺麗なゲロだね」

「作って出すところが口なだけで、ゲロではないんじゃない?」

「牛のミルクみたいな感じかな??」

とそれぞれの意見をいって、盛り上がっていました。

話し合う





3️⃣純粋な好奇心を大切にしてあげたい


子どもたちが抱く純粋な好奇心は、とても素敵だなと思います。


小さい頃は、色んなことが不思議でしたが、いつの間にか、そういった気持ちは薄れ、「こういうもんだ」と思ったり、そもそも疑問に思ったりする気持ちも無くなったりしていきます。

そうした変化はある意味で必要なのかもしれませんが、不思議に思う気持ちは、いつまでも、持っていたいなと感じます。




✅変化をおこしたり、発見をしたりするには、子どもの好奇心のような不思議に感じる気持ちやこれをやってみようという気持ちが大事

だと私は思います。




今回のハチミツ=ハチのゲロ??みたいな話は、表出しないだけで、子どもの中には、沢山あるのだと感じています。

そうした子どもの素朴な疑問を大切にしてあげられる周りの大人や友達の存在が、子どもの好奇心を育み、定着させるのに一役買ってくれると私は思います。




ハチミツの例で言えば、すぐに答えを教えたり、そんなこと言ってないでやることやりなさいといったりせずに、一緒に調べてくれたお母さんの存在は、とてもありがたいと思っています。

また、一緒になって話して盛り上がってくれた周りの子たちにも感謝です。

私も、子どもの素朴な疑問や好奇心を大切にできる人でありたいなと感じました。

不思議





💌読んで下さった方々へ


最後までお読みいただきありがとうございます。


学校で表出した素朴な疑問をひろい、家庭と一緒に育むことができたかなと感じるワンシーンでした。

子どもは、大人が当たり前に感じたり、疑問に思わなくなってしまったりすることに興味津々だったりします。


学校の机の形は、なんでこういう形なの?
黒板は緑だけど、緑板じゃないね
トイレはなんで男女別なんだろう
等々
※これらは昨日、半日で耳にした子どもの疑問です。

本当に様々なことを不思議に感じています。

会話していて毎日とても良い刺激をもらっています💡


形式的な宿題も学習の定着には役立つかもしれませんが、ゆとりをもって生活しながら、素朴な疑問と向き合うような学び方もこれからはより大事にしていくと良いのではないかなと思います。


この記事の内容が、どなたかのお役に立てば幸いです。

これからも学校現場のことや教育、仕事に役立つことを書いていきます🔥

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