見出し画像

小学校時代の漢字テストと達成感の話


【1分で読めて意味のある情報】


こんにちは、旅人先生Xです。

先日、実家の大整理をしていたら、小学校時代の漢字テストが発掘されました。

懐かしい10点のテスト。(100点満点中)

それにまつわる思い出が蘇ってきました。

そこで今日は、「漢字テストの思い出」について書いていきたいと思います。

小学校時代を思い返せるような記事にしていきますので、子育てに関わる方もそうでない方もぜひ、お読みください!

目次は、以下の通りです。


①私の小学校時代の漢字テストのこと


私は、漢字を覚えるのが苦手です。

直前にちょっとみてできるタイプの人が、心底羨ましかったです。

途中から尊敬の念を抱くレベルでした。




よく小テスト?みたいなものをやったと思うのですが、私の通っていたクラスでもありました。

ちなみに、私はよくて70点、平均50点くらいの実力でした。

ひどい時は、10点とか20点だったと思います。

それくらい漢字を覚えるのが苦手と言うか嫌いと言うか、やりたいくないというか、そんなマイナスな気持ちでいっぱいでした。




しかも、私のクラスは、間違えたら一文字につき100回練習するという謎の超絶望ルールが存在していました。

漢字の小テストの度に500文字近い練習が発生して、そのたびに白目をむいていました。

今思えば勉強すれば済む話なのですが、

✅ゲームとローラーブレード、そしてミニ四駆に夢中になっていた小学生の私にそんな選択肢は存在しなかった

のです。

そんな小学校時代の私にある事件が起こります。





②漢字テストで起きた事件


ある日の小テスト、100点満点中、10点をたたき出した私。

900文字の漢字練習が発生しました。

今でもよく覚えていますが、過去最低得点をたたき出し、絶望白目状態で、記憶を失いかけました。

記憶を失いかけた記憶があるというなんとも皮肉な思い出です。

画像1




当然、900文字とかやっていられないので、適当にごまかそうと思いました。

しかし、あまりに量が多すぎて、誤魔化すという行動すら起こせず、漢字練習の負債を踏み倒そうと考えました。

何度か先生に「だいじょうぶか~」と確認されましたが、生返事をしてしのいでいたと思います。

そしてしばらくたったある日の日曜日、事件がおきます。




家に電話がかかってきたのです!!

オーノー!!!

「漢字練習の課題が終わっていない」みたいな内容だったようですが、詳細は不明。

分かっているのは、母親の頭に角が生えているということと逃げられないということの2点のみ。

あの時、チョコボの不思議なダンジョンというゲームをしていたのですが、リアルの迷宮に迷い込んだと思いました。




その後、親に連行されて、学校に連れていかれた私。

寒くて雨も降っていたので、絶望感もさらに上昇。

確実に先生に𠮟られるとドキドキしながら教室に向かっていったあの日の光景が今でも思い出されます。

画像2




③絶望が達成感に変わった経験


教室につくと私同様、サボっていた仲間が3名ほどいました。

直接は聞きませんでしたが、おそらく彼らも連行されてきたのでしょう。


教室につくと先生が「よくきたなー!ハハハッ」みたいな感じで出迎えてくれました。

「いや、あなたが私をよんだんじゃないですか・・・」とか考えながら生返事をします。




他のメンバーもきたばかりのようでした。

先生が、「寒いだろ」といって、石油ストーブを付けてくれました。

みんなでストーブの周りで温まりました。

「めっちゃ叱られる」と思ってきた私は火を見て温まりながら、なんだかちょっと安心しました。




その後、漢字練習をひたすらやりました。

✅もはや逃げ場も言い訳の余地もなかったため、やるしかありませんでした。

先生が「覚えれば良し」といっていたので、100文字は書かずにすみました。

「いや、最初からそうしてくれよ」と思いましたが、余計なことをいって量増えたら困ります。

多分、漢字練習監獄仲間の3人も同じことを思ったのでしょう。

全員で「やったー。」「いいんですか!?」という乾いた喜びを表現しました。




練習をした後、確認のテストをすることになりました。

まさか・・・また間違えたら、100文字か!?と脳内に電流が走ったのですが、それはなしとのこと。

あんしん、あんしん。




とりあえず、テストを受けてみました。

するとどうでしょう。

わかるじゃないですか!漢字が!!

いつも掲示物を必死で見て、「どっかに答えないかな?」と探していた私が自力でわかるのです。




驚きました。

✅確認のテストは90点だったのですが、すごい嬉しかったのを覚えています。

もう一度やって、全部書くことができました。

この時、私は、「やればできるじゃん!!」と達成感を感じたのをよく覚えています。

✅今振り返ってみれば、この時の経験がその後の勉強に向かう姿勢を大きく変えたのだと思います。

嬉しいよ




その後、終わった人たちで、確認テストが終わっていない人を応援しました。

なんとも言えない一体感というか、みんなでやってやろうという雑草魂(漢字再テスト魂?)がそこにはありました。

無事、全員覚えられた時は、大喜びしました。




日曜日の雨で寒い日のお昼前、私は謎の喜びを感じたのです。

自分でもよく覚えているなぁと思います。

今考えたら、1文字の間違えにつき100文字の練習とか、日曜日の呼び出しとかちょっとやりすぎだなと感じます。

ですが、頑張ることから逃げていた私にとっては、とても大きなターニングポイントになったことは確かです。

画像5


④子どもたちとの触れ合いに生かしたいこと


あれから時が過ぎて、私も学校で働くようになりました。

当時の私の先生の行為を真似しようとは決して思いませんが、

「子どもを温かく見守ること」
「できるようになる喜びや面白さを味わってもらえるようにすること」

は私も実践していきたいと思っています。




特に、あれこれ言うわけでもなく、「寒いだろ」といってストーブをつけてくれたあの時の感じやできるようになった時に一緒に喜んでくれた姿は私も真似していきたいです。

小学校では、「小学校の勉強はできて当然!」みたいなことを言われたり、感じたりしている子が少なくないようです。

100点満点中、10点とってた私からすると「小学校の勉強だって、小学生にとっちゃあ大変よ。」と思います。

だからこそ、

✅どういう結果でも捉え方次第で、楽しい活動に繋がっていく可能性がある

ということを伝えていきたいと考えて日々過ごしています。

100点のテストでも、10点のテストでも、その後の自分の糧になれば良いと思うのです。

そんな風に学びと向き合っていってほしいなぁと考えています。

画像6





⑤【おまけ】10点のテストの後日談


成人してしばらくたってから、先生をよんでクラスメイトたちと同窓会をしました。

その時、先生に漢字のテストの話をしたら、「100文字も直すの嫌だからできるようになるかなと思ったんだけどなぁ。あれは多すぎたな!ガハハハッ!!」という反応でした。

私からも友達からもすごい突っ込まれてました。




あの時の10点の漢字テスト。

練習をすっぽかして呼び出された日曜日。

見方によっては、マイナスな経験なのかもしれません。

テスト全然できてないし、勉強はサボったし・・・(笑)

ですが、あの時の経験は確かに私を成長させてくれました。

面倒な事に向き合うことで得られる達成感を知ることができたあの日の事件。

私にはとても良い思い出になっています。

画像4




今回は、以上になります。

お読みいただきありがとうございました。

この記事が少しでも皆さんのお役に立てば嬉しいです。

✅みなさんのスキやフォローが投稿の励みになりますので、ぜひ、応援のクリックをお願いします!!




いただいた分は、若手支援の活動の資金にしていきます。(活動にて、ご紹介致します)また、更に良い発信ができるよう、書籍等の購入にあてていきます!