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「ズルい」と言う子どもとの向き合い方

みなさん、こんにちは、旅人先生Xです。

授業中にしばしば、ズルをしたり、子どもを欺いたりしていた結果、ある側面では、狼少年並みに信頼を失って疑われている私ですが、今日は、そんな私が「ズルい」について思うことを書いていきたいと思います。

目次は以下の通りです。

① 今日お話しする「ズルい」について

今回書くズルいは、冒頭の「先生、ズルい」とは少し違うことです。

具体的な場面をあげて書いた方が、しっくりくるかと思いますので、例を挙げます。

子どもが何人かで目に余るおふざけをしていたとしましょう。

その時に、教員がおふざけをしていた全員を把握していなくて、そのうちの数名に話をしたとします。

そうなると、子どもの口からは、きっと「あいつもやっていたのにズルい」という言葉が漏れてくると思います。

今日、取り上げるのは、このズルいです。

あいつだけ…という意味では、冒頭のズルいとちょっと似ているところもあるかもしれません。

言葉でかくとなんだか伝わりずらいかもしれませんが、「ズルい」のニュアンスがやや違うのは感じていただけるでしょうか。

卑怯なことをしたのを指摘するズルいではなく、あいつだけ、運よく逃れられたぞ!あれは、なんだ!のズルいといった感じです。

すいません。

私の語彙力及び文章力では、これが精一杯です。

読んでくださっている皆様、どうか、私が今回取り上げたい「ズルい」を先の場面を頭の中にソウゾウして、感じていただければ幸いです。

おにごっこ3


② ズルいと話している子にどう向き合うか

先の「おふざけしていた子の内の数人だけに話をした」という例をもとに、どうズルいと向き合うのが良いのか私なりに思うことを書いてみます。

私は、先のようなズルいという言葉には、誠実に向き合うように心がけています。

その言葉が出てくる背景には、きっと不公平感や不服な気持ちがあると思っているからです。

不公平感や不服な気持ちと向き合うのに、誠実さは、大切だと考えているため、誠実に向き合うようにするようにしています。

私が先の例ような状況に陥った場合で考えてみます。

まず最初は、どうしてズルいと思うの?と相手の気持ちを確認するところから始めると思います。

ズルいと思う理由や背景が認識できていないと話にずれが生まれたり、負の感情が増幅してしまったりするかもしれないからです。

そして、何より、話をして、伝えたいことを伝えるという目的が果たしにくくなると思うからです。

次に、こちらの行為の反省を伝えます。

話をするなら、数人だけでなく、やはり全員を集めるべきだったと思います。

子どもの不公平感も納得です。

ですので、その反省をそのまま子どもに伝えるようにすると思います。

最初の声のかけ方によっては、時には、謝ることも必要だと思います。

子どもたちの様子や状況によっては、そこで、改めて別の関わっていた子にも声をかけて、話を仕切り直しこともあるかもしれません。

そこから続けて、私がなぜ声をかけて話そうとしたのかの目的を話します。

例は、おふざけがすぎたというものでしたので、おふざけの程度の話をすると思います。

話をする目的は、そのままおふざけを続けると周りに迷惑がかかったり、ケガの恐れがあったりするということを子どもに改めて認識してもらって、行動を変容させるためです。

目的はもう1つあります。

それは、自分達のしていることを振り返って、行動を変える力を磨いてもらいたいとうことです。

特に、行動を変える力を磨くというのをとても大切にして話をすると思います。

前者は、場当たり的な側面が強いですが、後者は、今後にも生きるとても汎用的な力です。

私と話をして、子どもが「これからに生かせる力が磨けたな」と感じてくれたなら、自ずとズルいと思っていた気持ちが「ラッキー」とか「もうけ」な気持ちに変わってくれるかもしれません。

というか、むしろ、そうなってほしい。そう思えるような話をする。という気持ちで、向き合います。

話をして良かったなと感じられるように誠実に対応することがズルいと向き合う一つの方法なのかなと思います。

最後に、お願いをします。

話に参加できなかった子に、自分達が話をして、こんなことが良かったよと伝えることをお願いするのです。

このお願いは、子どもが私と話して良かったなと思うことが無ければ成立しないのですが、そこは、腕の見せ所でしょうか。

このお願いをして、最後に、ありがとうで締めくくりたいなと思います。

これが、先の例でズルいと言われた時の私なりの向き合い方です。

理想論も多分に含んでいますが、実際に、例に挙げたようなことに近いことは、たまに学校で起きています。

そして、その時は、似たような対応をしています。

それが、果たして子どもたちにとって、良い影響を受けるものなのか、そうでないのかはわかりませんが、私なりに精一杯向き合うようにしています。

できることをその時できるだけ行いながらも、「これで良かったのかな」と自問自答しながら、試行錯誤を繰り返しています。

先生の一日 見送り

以上、「ズルい」という子どもとの向き合い方についてでした。

分かりにくい内容で大変恐縮ですが、皆さんに気持ちが伝わっていたら嬉しいです。

今回もお読みいただきありがとうございました。


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