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人を指さす時、指の内の3本は自分の方を向いている
みなさん、こんにちは、旅人先生Xです。
今日は、人にものを言う時に、自分のことを振り返る必要があるなということについて書いていきたいと思います。
目次は以下の通りです。
①学校で子どもたちに話をする時に思うこと
先日、ふと、子どもたちに「自分でも充分にできていないこと」を言う時があるなぁと改めて感じました。
指摘するというか指導する時、実際に指を指すわけではないですが、内容の半分くらいは、自分に言っているような感覚を持っています。
ちょっと具体性に欠けるかもしれませんが、「やるべきことをしっかりとやるようにしよう」とか、「コツコツと続けてみよう」とか「相手の気持ちを考えよう」とかですね。
私の場合、やるべきことを後まわしにしてしまって、やりたいことをやり、その後、ひぃひぃいいながらやるべきことをやるみたいなことが時折あります。
夏休みの宿題を最後に一気にやるみたいな感じのやつです。
夏休みの宿題でいえば、やりきってしまえば、別に悪いわけではないのですが、望ましい感じとは言えないかなと少し思いますが…
そんな私が、「やるべきことをしっかりやるようにしようと胸を張っていえるのかいな」という疑問は常に心の内にあるわけです。
同様に、「コツコツと続けてみよう」とか「相手の気持ちを大切にしよう」とかについても自分が満足にできていないと感じることを伝える場面が仕事中にあります。
先日、こんなツイートをしました。
子どもに頑張れといってることの大半は自分にも当てはまる気がします。
— 旅人先生X (@tabibitoteacher) December 16, 2020
コツコツ継続しようとか、相手の気持ちを考えようとか…
彼らと接していると、自分もやっていこう!という気が起きてくる反面、できてないことを伝えるジレンマみたいなものを感じます😌
ツイートにも書いたのですが、子どもたちに伝えている時、心の中で「自分もがんばろう」という気持ちになります。
私の場合は、いいのか悪いのか分かりませんが、「まぁ、私もちゃんとできていないこともあるんだけどね…一緒に頑張ろう」と伝えることがほとんどです。
できていないことを伝える時に、ていのいい言い訳をしているようにも見れるかもですが、私は、見栄を張りながら人と付き合うのが好きではないので、子どもたち相手にも、同様のことをするようにしています。
要するに、できていないことを隠さずに、割とオープンに行く感じです。
どうせ、隠しきれるほど、賢い人ではないので…(笑)
②自分が充分にできていないことを人に言ってはいけないのか
子どもの頃、「自分ができていないのに、人に言わないでよ」とか思っていることがありました。
小学生の頃、親に言葉の意味が分からなくて、しばしば、「~ってどういう意味」とか「~って何?」とか聞きまくっている子でした。
あるときから、親に「自分で調べなさい」と言われ、家の棚の中にあった辞書で言葉を調べるようになりました。
今振り返ってみると、わからないことを自分で調べると勉強になるってことを知ることができて、とてもありがたかったなと思います。
ですが、
幼かった時の私は、「分からないことあまり自分で調べてなくない?」って思ってしまったんです。
そのことを親に言って、見事に叱られました。
「屁理屈ばっかりいってんじゃない」って。
「屁理屈じゃないよ…ホントのことだよ…」と言って、さらに
叱られました。
叱られたっていうより怒られました。
こういうこと指摘するのは、良くないんだって思った反面、「心の中で何だよ。自分はしていないのに…」っていう気持ちが芽生えたことをよく覚えています。
そんな経験から、「できていないことを人に言うべきではないのかな」という考えをもつようになりました。
でも、正直、その後も自分を棚に上げて人に云々いうことはありました、ごめんなさい。
しかし、教員になって、子どもに何かを指導する際に、ふと思ったのです。
「あれ?これじゃ、ほとんど何も伝えられないんじゃない?」っと。
私、できてないことありすぎじゃん。どうしよう。
その時に思ったのは、スポーツのコーチとか監督のことです。
彼らは、自分でできていないことも話をしているはずだなっと。
何かを伝えたり、一緒にやっていったりするのが、彼らの仕事だとしたら、自分もそういう仕事と言えそうだなと始めてその時に真面目に考えました。
仕事始める前に、考えろよって話ですよね。
でも、スポーツなどのコーチのことを思った時、「できていないことを言うのは悪いことではないけど、きっと伝え方が大事なんだろうな」と感じました。
③大切なのは伝え方だと思う話
自分が充分にできていないことを偉そうにいっても相手には、受け入れにくいことでしょう。
もしも、充分にできているとしても、伝え方によっては、相手に受け入れてもらえないこともあるのではないかと思います。
よく、「何を言うかではなく、誰が言うか」みたいな話がありますよね。
それと似ていて、充分にできている場合は、少なからず、「誰が言うか」という面での影響力は高くなると思います。
しかし、「結局は、伝え方だよな」と私は感じています。
偉そうに言われれば、どんな正論で、素敵なことだとしてもなんだか素直に聞く気が起きません。
※これは私だけかもしれませんが…
逆に、自分を大切にしてくれているなと感じたり、それがきっと自分のためになるなと思えたりすると、行動に取り入れてみようかなと思います。
伝える相手に、上手く気持ちを伝えるコツというか、私が気を付けていることは、タイトルの言葉です。
「人を指さす時、指の内の3本は自分の方を向いている」ってこと
これは、指摘の際に意識されるようなことかもしれませんが、伝えるという時にも多いに役立つなと思っています。
指が3本向いているので、以下の3つのことを考えるようにしています。
1 相手に伝える時、自分は伝える内容に対してどうなのか。
2 伝える内容について、自分がやってきたことは何か。
3 伝えたら相手はどんな気持ちになるのか自分に置き換えて想像する。
コミュニケーションの中でゆっくりとこの3つを考えている時間がない時だってありますが、普段からこのようなことを気を付けて、なるべくできるように心掛けています。
以上、「人を指さす時、指の内の3本は自分の方を向いている」についてでした。
・読んで下さった方々へ
お読みいただきありがとうございます。
私は、教員という仕事の特性上、「伝える」という行為が多いため、より良い伝え方を模索しています。
沢山伝えるからこそ、相手が基本子どもだからこそ、気を付けるべきことだと個人的には思っています。
まだまだ上手くいかないことばかりですので、精進あるのみです。
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