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【一人旅体験談⑧】空港での思い出話
こんにちは、旅人先生Xです。
TABIPPOの募集が今日までということを思い出したので、今回も旅話を書こうと思います。
今回は、空港での思い出をいくつか紹介したいと思います。
目次は以下の通りです。
① チャンギ空港での思い出
初めてのアジア周遊旅での出来事です。
全ての日程を終えて、シンガポールのチャンギ空港から帰国便にのる時の話を書きます。
初めての海外周遊旅では、5ヵ国を10日くらいで回るスケジュールでバタバタ動いていました。
当時は、日程の段取りもあまりうまくなかったため、自分で作った予定なのに、ひぃひぃ言いながら回っていた気がします。
素敵な出会いやアクシデントの漏れなく見舞われて、楽しい思い出を胸に、帰国便に乗るため、空港へ。
少し疲れていたので、残りのお金で、レッドブルを買って、ボーディングゲートから少し離れたラウンジのベンチに座っていました。
かなり人もたくさんいて、ガヤガヤしていたのをよく覚えています。
「あぁ、一人旅も今日で終わりかぁ。色々あったけど、勇気をだして行って、良かったなぁ。」とか自己満足なことを思い出に浸りながら思っていました。
はい。
気付いたら、寝てました。
起きたら、驚くことに、周りの売店は全部閉まり、ベンチの周りには、人っ子一人いないではありませんか。
なんだ、夢かと思って、目をつぶりました。
夢じゃなさそうです。
おやおや?
これは、もしかして、ヤバいやつなんじゃあないのか??
と思って焦っていると、すごい勢いでカツカツした足音が聞こえてきます。
正直、カツカツとかいうレベルではなくて、がっつりガンガン鳴らしながら、誰かが通路の向こうから来ます。
焦りが恐怖に変わり、怖いよー怖いよーとか思いながら、身構えていると・・
CAさんが現れました。
良かったー、怖い人じゃなかったーと安心したのもつかの間。
「あなた、旅人先生Xですね?」
「はい。」
「飛行機が待っています。走って下さい。」
…めっちゃ怖かったです。
進撃の巨人で壁が破られた並みに、恐怖が蘇りました。
嘘です。
それはオーバーすぎですが、普段怒らない人に怒られたくらいの衝撃はありました…
でも、冷静に考えてみたら、わざわざ探してくださって、こうして急いで迎えに来てくれたなんてなんていい人なんだと思い、ゲートに向かってダッシュしながら、感謝の意を述べました。
ちゃんと伝わったのか…
CAさん、焦りのあまり、名前を聞くのを忘れてしまいましたが、とても感謝しています。
いつかまた、どこかで出会ったら、ちゃんとお礼が言いたいです。
それ以来、今まで以上にスタッフの方々には、丁寧にお話するようになりました。
あの時、私を見つけてくれてありがとうございました。
もしも、あれで乗り遅れて路頭に迷っていたら、旅がトラウマになっていて、今の私はないかもしれません。
本当に感謝の一言です。
② サントリーニ空港のおばさんとの思い出
飛行機が遅延して、サントリーニ空港で3~4時間待たされました。
その時の話です。
アテネから深夜のバスで、メテオラに向かおうとおもっていたのですが、遅延により間に合わないことが確定。
ゆとりを持っていたつもりが、慢心でした。
電車のチケットがただの紙切れになったことに絶望してサントリーニ空港で待っていると、愉快なおばさんが話しかけてきました。
ドイツ?の人だったような気がします。(記憶があいまいです)
おばさんは、遅延のぐちを私に話してきて、私もチケットが無駄になってムキャーなことを話して、ダークな話題で盛り上がりました。
仕事の話などもして、盛り上がっていたら、おばさんが飲み物を買いにいくといいました。
荷物見ていて!といって、颯爽と売店に向かうおばさん。
おばさん、信じてくれるのは嬉しいけど、知らん人に荷物を預けるとは、すごい度胸です。
なんかもう、よく今まで大丈夫だったなこの人って思うくらい無防備でした。
財布とかパスポートとか普通に渡されました…
信用してくれるのは嬉しいのですが、心配になりました。
飲み物の話題で、コーラが好きだと話していたのを覚えていてくれたようで、私の分まで買ってきてご馳走してくれました。
「荷物番のお駄賃よ」的なことを言っていて、かっこよかったです。
ただ、荷物は無防備すぎました。
「危ないじゃないの!私が悪い人だったら、どうするのさ」
と話すと
「あら?あなた悪い人なの?」
とおばさん。
「いや。そうではない。」
と私。
「なら問題ない。大丈夫じゃないの」
とおばさん。
これが、無防備おばさんの超理論でした。
相手が悪い人かそうでないかの2択を直感で決める超理論、おばさん、肝っ玉がすげぇです…
「私、人を見る目はあるのよ。話せばわかるわ。あなたもなかなか筋が良さそうだからやってみるといいわ」とドヤ顔で言われてうんといいそうになりました。
正気に戻った私は、「拙者、修行不足のため、まだそんなことできません」と丁重にお伝えいたしました。
素敵な方でしたが、今は元気でしょうか。
いつかまた会いたいものです。
③ プラハ空港で友達の友達に会った話
ヨーロッパ付近を周遊中、職場の友達が同じタイミングでチェコにくるとのことだったので、合流することに。
どうやら友達が迎えに来ると話していましたが、詳しくは聞いていませんでした。
到着時間になっても、なかなか人が現れません。
あたりは、お迎えの人で結構な人数になっていました。
はやくこないかなーと職場の友達を待っていると…
ちょっと離れた所にいるある一人のチェコ?の方と目があいます。
一瞬で理解しました。
この人が、友達の友達だと。
こういう瞬間ってなんかたまにありますよね。
なんなんでしょう。
おもむろに、そのチェコ?の方は、カバンからスッと手作りのウェルカムボードを出しました。
そこにあるのは、友達の名前。
私は、ドヤ顔で、親指を立てて、グーしました。
あの瞬間は、何とも言えない嬉しさがこみ上げました。
見ず知らずの人と結構な距離感で謎に意志の疎通ができたという妙な達成感。
ふと目が合って、分かり合える感じは、条件こそあれ、人種とか性別とかに縛られるものじゃないんだなぁと感じました。
その後、その人と1時間程話し込み、友達が到着。
私たちが、すでに合流していること、色々話してすでにお互いを割と知っていることに、驚いていました。(笑)
こんなこともあるんですね。
空港での楽しい思い出の一つです。
ここまで書いて、気付いたのですが、エアポート賞があると聞いて、空港での思い出を書いていましたが、成田とか、関空のタグだと知り、ちょっと内容違いだったか!?と心配しています。
思い出を振り返りがてらだったし、思い出したこともとても多かったので良かったのですが、ちょっと残念。
無事エントリーできることを願います。(笑)
台湾の桃園空港でギターを弾いて歌った話や野宿話等、まだいくつかネタがありますので、いつかまた空港ネタは書いてみようと思います。
TABIPPOさんの企画のおかげで、色々な旅の思い出が蘇ってきたので、とてもありがたい限りです。
今回は、ここまでにしておこうと思います。
意外と色んな場所で色んな人と出会い、色んなエピソードがあるなぁとしみじみ思った次第です。
こうして、旅に思いを馳せるとまた、旅に出たくなりますね。
再び旅に出て、空港の時点から旅を楽しもうと思います。
次の旅では、たくさんの人と旅の交差点である空港を通じて、触れ合えるような行動をとっていきます。
あぁ、早く行きたい…
今回もお読みいただきありがとうございました。
旅人先生Xはこんな人です。↓↓↓↓↓↓
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