教員の時短術 評価のメモのこと
新学期も始まることですし、先生の多忙についてもまた話題になっていますので、今日は、簡単にできる時短術のことについて書きたいと思います。
今回は、評価のメモについて書きたいと思います。
今回、ご紹介する方法は、プリントやノートなど、丸を付けていって、評価をするという機会に使えます。
やり方は、とても簡単です。
先に、ポイントだけ書くと、
1人毎に、メモしないということ
です。
簡単にですが、説明していきます。
1 まずは、チェックの項目を決める
当然ですが、これができていれば、~という具合に、チェックの項目をいくつか決めていきます。ABCで付ける場合は、その観点を確認してからチェックに入りましょう。
やりながら考えていくとか、曖昧なまま始めると時間がかかります。
よって、しっかりと項目を決めて、それを柔軟に運用していきましょう。
ABCを的確につけることも評価では大切だとは思いますが、何のための評価かということは、忘れずに、行っていきたいところです。
2 項目を意識して、チェックを行う
項目を決めたら、後は、どんどんチェックしていきます。
簡単に丸付けをするくらいの感覚で、見ていきましょう。
細かくみたいという場合は、そのようにしていただいて構わないと思うのですが、目的が評価の場合は、しっかりと項目を意識して、あまり余計なことは考えすぎないことをオススメします。
時間は、とても大切だと思いますので、他業務との関連なども頭にいれながら、効率よく行っていきましょう。
3 チェックしながら、分けておいていく
この点が、今回で一番大切なところです。
一人ひとり、終わったらチェック、終わったらチェックとやっていくと時間のロスが結構でます。
今回の時短術は、ここを削減します。
やり方はいたって簡単です。
Aの子のものは、ここに置く、Bの子のものはここに置く、支援の必要な子や声掛けの必要な子は、ここに置くと数か所置く場所を決めて置き、該当のノートやプリントをチェックしたらそこに置いていきます。
たった、これだけの工夫で、時間が短縮されますので、やらない手はないと思います。
チェックしたら、決められた場所におくという行為を繰り返すだけなので、誰でもできると思います。
チェック⇒メモ⇒チェック⇒メモ⇒…
と繰り返すより、
チェック⇒チェック⇒チェック⇒チェック⇒チェック…最後にメモ
としたほうが、頭の切り替えや動作が短縮されるため、効率が良いです。
実際にやってみれば、いつもより早めに終わることを実感していただけると思います。
4 分けたものをまとめてチェックする
最後は、チェックをまとめてするだけです。
それぞれの該当のことを名簿等に反映させれば終わりです。
これもまとめてガ――とかけるので、すぐに終わると思います。
まとめてつけると記入ミスしやすくなりますので、必ず、確認をしっかりしながら反映させるようにしてください。
きっとここまでやった人は、
「いつもより楽に終わったなぁ」
という感覚を味わうことができるのではないかと思いますよ。
最後に
今回の時短術は、無駄な動作と思考を減らすという目線で考えました。
日々のどの業務も、そのような視点で工夫をすれば、少しずつ効率化できると私は思っています。
どの業務の時間も少しずつではありますが、効率化を積み重ねて、そのノウハウを共有していけば、きっと今よりも時間が生まれると信じています。
生み出した時間を授業の準備や休息など、その時の自分に合わせた使い方をすることで、働きやすくなるのではないかと思います。
ちょっとのことの積み重ねは、とても効果的であると思います。
今回の時短術でも削減できる時間は、ほんの数分くらいかもしれません。
しかし、「数分だから別にいいや」ではなく、「数分ずつでもやってみよう」「別の事はできないかな」という思考で、色々なことをそれぞれが行ってみてほしいと私は願っています。
一人ひとりのそういう意識が、集まることで、過酷というわれる労働の環境も少しずつ変わってくると思います。
働き方改革は、システム面等の整備での課題はまだまだあると思いますが、
座して待つより、一歩踏み出して変化していく
ということをそれぞれで行いながら、自分達を良いほうに変化させ、その姿を子どもたちにも背中で語れると素敵ではないかなと思っています。
以上、拙い時短術でしたが、ここまで読んでいただき嬉しいです。
今回もお読みいただきありがとうございました。
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