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たびこふれ(阪急交通社グループ)は、旅好きのための旅行メディアです。現地在住のライター&旅のプロが旅好きのあなたに、まだ知られていない魅力的な情報をご紹介します。noteではメルマガ「たびとどけ」のバックナンバーを掲載中。

最近の記事

図書館で本を読む気持ちよさ

コロナ渦以降、生活スタイルが変わりましたね。 私の中で変わったことのひとつに「図書館の活用」があります。 これまで図書館にはほぼ縁がなく、何かの時に図書館に行こうか、という選択肢すらありませんでした。 しかし、テレワーク、休日のリラックス、心身のリセット、真夏の避暑(笑)には、図書館はとても良い空間です。 今までは喫茶店がその役割を果たしていましたが、図書館には、ならではの良さがあります。 それは「静けさ」です。 現代社会には静かな空間はなかなかありません。 オー

    • そのやり方は逆効果では・・・?

      職場の近くに、ランチでよく行くお好み焼き屋さんがあるんです。 そのお店は、木曜日だけランチ850円(ドリンク付き)が500円(ドリンク無し)と値下げされるんです。 私は木曜日は基本テレワーク日なのでこれまで行ったことがなかったのですが、先日たまたま木曜日に出勤したので、ランチに行ってみたんです。 お店は修羅場と化していました。いつものお店ではありませんでした。 お客さんが押し寄せて、店内は大混雑。 お好み焼きも普段食べているのよりも2/3くらいの小さいサイズ。 店員さ

      • 鳥取県がこれほど魅力的な所だと知らなかった。。。

        2024年7月。 生まれて初めて降りたった鳥取県。 記事を書き終えました。。。 「鳥取県は砂丘だけではない!」ということをたっぷりご紹介しましょう。 今回訪れた鳥取県の魅力的な町をざっと紹介すると。。。 ・初めてなのにどこか懐かしい、倉吉の白壁土蔵群を町歩きする気持ちよさ ・世界有数のラドン泉。湯治の雰囲気が残る三朝(みささ)温泉に浸かる ・ゲゲゲの鬼太郎の水木しげるさんは単なる漫画家のおじさんではなかった ・みんなで心をひとつにして漕ぐドラゴンカヌーは予想以上に楽しい

        • 2024年も酷暑の夏。では外国はどう?

          2024年の夏も暑い! 言ってもしかたないけれど、暑い! 言わずにいられないくらい暑い! 誰かなんとかしてほしい。。。 気温もそうですが、湿気が辛いですね。 昔に比べて日本の夏は確かに暑くなっていると感じます。 気温30度を超える日は昔はそうはありませんでしたよね。 さて、では外国はどうでしょうか? ウェザーニュースの記事にはこうありました。 マレーシアのクアラルンプール:年間平均気温33度、湿度81%。 タイのバンコク:年間平均気温29度 湿度73% イン

        図書館で本を読む気持ちよさ

          オーバーツーリズムの対極にある鳥取県

          仕事がら日本各地に出かけておりますが、そんな私もまだ足を踏み入れたことのない県がふたつあります。 ひとつは徳島県、そしてもうひとつが鳥取県です。 今回機会があって、初めて鳥取県に降り立ちました。 鳥取県といえばまっさきに浮かぶのが「鳥取砂丘」ですよね。 その他には・・・? う~ん、出てきません。 同じ中国地方の広島県出身の私としても鳥取は意外に遠い県なのです。 しかし、初めて訪れた鳥取県は、それはそれは良いところでした。 私は大好きになりました。 ・赤瓦と白壁土蔵群が

          オーバーツーリズムの対極にある鳥取県

          30数年ぶりの懐かしい再会

          週末、プライベートで神戸に行ってきました。 合唱の合わせ練習が目的でした。 そこには、私が大学時代に一緒に歌った先輩、後輩たちがいました。 人によっては卒業以来かれこれ30数年ぶりの再会。 もう言葉になりません。 30数年ぶりにまた、同じ空間で、同じ呼吸をしながら合唱を歌える奇跡。 「しあわせとは、なるものじゃなく、感じるものだ」と言います。 その日、私は確かにしあわせを感じました。 「これまで生きてきて本当によかった」と。 「歳取ってからの同窓会には出席し

          30数年ぶりの懐かしい再会

          確認する旅にならないように

          私は日本各地を取材して旅ブログ記事を書いていますが、取材に赴く時一番大切なのはなんだと思いますか? それは「事前準備」です。 この事前準備の出来が、きちんとした記事が書けるかどうかの鍵を握っています。 感覚的には事前準備が、良い記事を書くための7割位を占めていると思います。 しかし、確かに準備は大切なのですが、落とし穴があります。 それは事前に調べたことを"確認する旅"になってしまってはだめだということです。 いえ確認すること自体は良いのですが、そこに意識が行きすぎる

          確認する旅にならないように

          イタリアでの生活を日本と比べると。。。

          絶好調の男子バレー(近年の男子バレーはホント強くなりましたね)の主将 石川祐希(ゆうき)選手はイタリアのミラノに住んでいます。 彼がインタビューにこう答えていました。 「イタリアに住んでみて感じます。日本の生活の方が明らかに便利なんですけど。。。イタリアはなんていうのかな、"自由"なんですよね。」と。 昔ローマに住んだことのある私は、石川選手の言おうとしていることがよくわかります。 イタリアでは、情報は自分から取りにいかないと入ってきません。 逆に取りにいこうとしなけ

          イタリアでの生活を日本と比べると。。。

          高校生が「ゆる寺体験」で癒される

          高校生を対象にお寺が「ゆる寺体験」を催した、とニュースでやっていました。 現代社会は情報過多で気持ちが休まる暇がない。 それは高校生も同じで、なんと高校生の約9割がストレスを感じているという調査もあるのだとか。 ゆる~くお寺を体験することで、心が穏やかになり、頭を整理する時間ができることを目的に企画されたそうです。 参加した高校生の感想は、 「ゆっくり呼吸したり、瞑想したりして、自分の中の嫌なことを吐き出すことで心がとっても落ちついてすっきりしました」など好評。 高校生に限

          高校生が「ゆる寺体験」で癒される

          外国人旅行者が日本で行きたいお店とは?

          今年(2024年)は外国人観光客がたくさん日本へ来てくれていますね。 ありがたいことです。 銀座や浅草など観光地は日本人より外国人の方が多くて、まるで外国にいるんじゃないかって錯覚するほどです笑。 さて、どこかの町の観光協会の方に聞いたお話です。 最近、日本に旅行でやってきて「●●に行きたい!」という外国人観光客が増えてきたというのです。 さて、外国人観光客が日本で行きたいお店ってどこだと思いますか・・・? チッチッチッ・・・ はい、制限時間いっぱいです。 わかり

          外国人旅行者が日本で行きたいお店とは?

          棚田の美しさと抱える問題

          先週、兵庫県の養父市(やぶし)という町に取材に行きました。 ここの観光スポットは"棚田"です 鉢伏山(はちぶせやま)の中腹 標高700mの地点に棚田が広がっています。 その向こうには、兵庫県最高峰の氷ノ山(ひょうのせん)を望める風光明媚な場所でした。 棚田というと日本の原風景というか懐かしさを感じます。 日本人がいかにも好きそうな、清廉で慎ましい清らかさを感じさせます。 私も「あぁいいなあ~」としばらく棚田の美しい風景に見とれていました。 しかしお話を聞いているとそん

          棚田の美しさと抱える問題

          チューバという楽器

          先日、オーケストラでチューバを演奏している方に出会いました。 チューバって皆さんどんな楽器かご存じでしたか?(上記写真がチューバです) 私、訊いてみたんです。 「どうしてチューバを選んだのですか?」と。 彼曰く「中学生の時、吹奏楽をやることになり、先生から『君、チューバやってくれないか?』と言われたんです。誰もやる人がいなかったみたいで。。。」 ・・・私の予想通りの答え笑。 金管楽器ではトランペットとか、サックスとか人気ですよね。派手だし。 チューバって誰からも選ばれ

          チューバという楽器

          湯治人気 再び!

          「最近、宮城県の東鳴子温泉などで湯治が再び人気!」とニュースでやっていました。 湯治というと農家の人たちが閑散期に長期滞在して休養するとか、病気を患った人が療養のために逗留するという宿泊スタイルです。 昔は多くの人が湯治旅をしていたそうですが、高度成長期以降、レジャー型の旅行が中心となり、湯治という旅のスタイルは廃れていきました。 物見遊山型の旅行は観光メインなので、日中は外に出っぱなしで、宿は泊まるのが目的、という感じがありました。 せっかく旅行に来ているのに、ずっ

          松屋「ソーセージエッグ定食」の美味しい味わい方

          私は基本的に「旅」や「お出かけ」に関する気づきを書いているのですが、日常の中で「おっ!」と自分の中で響いたことがあれば、旅に関係なく綴っています。 今回もそんな気づきがありました。 それは、牛丼チェーン「松屋」の朝食メニュー「ソーセージエッグ定食」の美味しい食べ方です。 これを発見した時、「お~これはいいっ!」と自画自賛しました(自己満足笑) なんとくだらない。。。と思わず、どうぞおつきあいください。 こういう些細な気づきと悦びが人生を楽しいものにしてくれるんですよね

          松屋「ソーセージエッグ定食」の美味しい味わい方

          イタリアに住んで感じたこと②    ホンモノを見る目

          イタリア人は良くも悪くも人間らしい(人間くさい)とお話しました。 行儀よく育てられた日本人の私たちからすると、イタリア人は怠け者で、いいかげんで、不真面目に見えるかもしれません。 そしてそういう面は確かにあると思います(笑)。 私もローマに住み始めた頃、イタリア人のあまりのいいかげんさに呆れましたが、ローマ在住20年以上の大先輩(日本人)から教えてもらって「ふ~んそうなんだ」と感心したことがあります。 その先輩はこう仰いました。 「彼らは確かにいいかげんな一面もある

          イタリアに住んで感じたこと②    ホンモノを見る目

          イタリアに住んでいた頃、感じたこと①

          私は、西暦1999年~2001年(通貨がリラからユーロに変わった頃)にイタリアのローマに駐在していました。 その時に感じたこと、気づいたことを少しづつ綴っていこうと思います。 当時と今のイタリアでは当然違う面もあるかと思いますが、話半分くらいで気軽にもらえたら嬉しいです。 ● 外国人観光客が日本に来て驚くことのひとつに「列車の発着時刻の正確さ」があります。 日本の鉄道の正確さは世界一だと思います。 日本では数分電車が遅れただけでホームに謝罪アナウンスが流れますよね。 イ

          イタリアに住んでいた頃、感じたこと①