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たびこふれ(阪急交通社グループ)は、旅好きのための旅行メディアです。現地在住のライター&旅のプロが旅好きのあなたに、まだ知られていない魅力的な情報をご紹介します。noteではメルマガ「たびとどけ」のバックナンバーを掲載中。

最近の記事

トマトって”だし”みたい・・・?

NHKの番組「アサイチ」で「だし」特集をやっていました。 その中で「あ~やっぱりそうだったのか。。。」と私が納得したことがあったのでお話します。 私は昔、イタリアのローマに2年間住んでいました。 外食は値段が高いので家で自炊することが多く、パスタをよく作っていました。 ローマのパスタはトマトソースが基本です。 フライパンにたっぷりオリーブオイルを入れ、叩いて潰したにんにく片を入れて香りをつけます。 そこに千切りにした玉ねぎを入れ、炒めて甘みを出した後、トマトピューレ(缶

    • AIが得意なもの、苦手なもの

      近年、AI(人工知能)が生活の中に現れるようになりました。 文章やデザイン、動画までもAIがあっという間にレベルの高いコンテンツを作ってくれます。 レポートや企画書、はたまた卒論までAIが朝飯前で作ってくれる。 AIのおかげで、作業が飛躍的に速くなり、ほとんど労力をかけなくても簡単に作れるようになりました。 たびこふれは記事サイトですが、これまでライターが現地に出かけ、うんうん唸って創り出した記事が生成系AIによって取って替わられる日も遠くない、と言われています。

      • 生死をさまよった時、一番の願いはこんなことだった。。。

        NHKの「ここから」という番組で、俳優の佐野史郎さんが仰っていた言葉が心に残りました。 昔、冬彦さんで一世を風靡した佐野さん。 数年前に血液のがんから敗血症を併発し、生死の境をさまよいました。 その時、佐野さんは「生きたい」と思った。 でもそこには「元気になって再び仕事に復帰したい」というような気持ちはなかった。 生きて何をしたいかと思ったかというと、家に帰って風呂に入ってビールを飲んで家族とご飯を食べたい。。。と。 その時 佐野さんはこう思ったそうです。 「俺の一番の望

        • 高知の四万十川・足摺岬エリアの魅力とは

          あなたは高知県の四万十(しまんと)川、足摺(あしずり)岬に訪れたことはありますか? 私は先週初めて行ってきました。思ったより遠かった。。。 このエリアは東京から一番遠いと言われている所だそうです。 高知空港から足摺岬までバスで約4時間かかります。 車窓から見える風景も昭和の香り色濃く漂う、初めてなのにどこか懐かしい景色(年齢のせいか。。。) 因みにこの西南地域は幡多(はた)エリアと言われています。 ひとことで言えば手つかずの自然に溢れたところなのですが、実はそれだけではなか

        トマトって”だし”みたい・・・?

          鼻うがい始めました

          あなたは鼻うがいってやりますか? 私、生まれて初めて体験したんです、鼻うがいを。 しょっちゅう風邪を引くタイプではないのですが、引く時は"喉"から引きます。ですので冬や空気が乾燥している時には、喉のうがいをしっかりするようにしていました。それでも引く時は引いてしまいますね。 統計学リアル謎解きのお姉さんyoutuberサトマイさんが「鼻うがいをするようになって風邪を引かなくなった!」と言っているのを聞いて「ほお~じゃやってみるか」と薬局で鼻うがい器を買ってきてやってみ

          鼻うがい始めました

          日本を”知る”ことが、旅の目的になる

          週末、群馬県の富岡製糸場に取材に行ってきました。 そこでガイドさんに伺ったお話をぜひ聞いてください。 ある日、ガイドさんが富岡製糸場内で説明を終えた時、若い女性のお客さんが走り寄ってきてこう話しかけられたそうです。 そのお客さんは旅行会社が企画したバスツアーに参加したお客さんでした。 「私、食べ放題が目的でこのバスツアーに参加したんです。正直いって富岡製糸場には全然興味がなかった。でもガイドさんのお話を聴いてここが歴史上とても奥深い価値があることがわかりました。今日は

          日本を”知る”ことが、旅の目的になる

          自分の思い込みに”喝”!

          仕事柄、あちこちへ取材に出かけるのでホテルに泊まることが多いです。 先日、群馬県富岡市のホテルに泊まりました。 ホテルの夕食はバイキング形式。 食事会場は比較的空いていて、ゆったりと夕食を楽しんでいました。 すると、アジア系の外国人観光客グループ(30人位)がぞろぞろと入ってきて、私のすぐ後ろのテーブルに座ったのです。 私は「あ~あ、せっかく静かにゆっくりと食事を楽しんでいたのに、これで台無しだ~。席を変わろうかな」と思いました。 ところが、意外や意外。 その外国人グル

          自分の思い込みに”喝”!

          いかにも大阪らしい天神橋筋商店街

          久しぶりに大阪に行ってきました。 大阪で私が好きなスポットはいくつかあるのですが、今回ご紹介したいのが「天神橋筋商店街」です。 数ある商店街の中でここを推したい理由は「庶民的で地元の匂いがプンプンするから」です。 キタ(梅田)やミナミ(なんば、心斎橋)にも商店街はありますが、やはり観光客向けというかちょっとよそ行きの雰囲気なんですよね。 その点、天神橋筋商店街は近所のおばちゃんがつっかけ履いてふだん着で買い物に来るような、庶民的で地元の商店街感が半端ないところなのです

          いかにも大阪らしい天神橋筋商店街

          フィルムで観る映画の面白さ

          2023年末に映画「PERFECT DAYS」を観たことをお話しましたが、1月も映画を観に行きました。 その映画とは新作ではなく「ALWAYS三丁目の夕日」です。 シリーズ三部作を一挙上映というイベントが近所であったのです。 ~板橋映画上映会 おおやまレトロシネマ~といって、会場は映画館ではなく板橋区立文化会館大ホール。 このイベントの特徴は35ミリフィルムでの上映だったということ。 これがとってもよかった。 フィルム独特の粒子の粗さがいかにも映画らしくて、柔らか

          フィルムで観る映画の面白さ

          義援金と支援金の違いとは

          災害が起こった時等には「寄付をする」という支援の方法があります。 色々な機関が色々な方法で寄付を呼びかけられるので、どこに寄付するのが一番良いのかよくわからないな、と私などはとまどってしまいます。 みなさんはそんなことないでしょうか。 たびとどけをご愛読いただいているドイツ在住のA.Nさんより以下の記事を紹介していただきましたので共有します。 ふるさと納税、能登半島地震など被災地を迅速支援 広がる支援の輪 - 日本経済新聞 (nikkei.com) 記事に書いてあるポ

          義援金と支援金の違いとは

          なぜ森の中は気持ちいいのか?

          私は山に登るのが好きです。 なぜ登るのかと言えば、 山頂から見わたす景色が素晴らしい 山仲間といっしょに過ごす時間が楽しい 運動不足の解消 などいくつか理由が挙げられるのですが、 単純に「山の中に入ると気持ちいい」というのも理由のひとつです。 山や森に入るとなぜ気持ち良いのでしょうか? あなたは「フィトンチッド」という言葉をご存じでしょうか? フィトンチッドとは、木々が発する香り成分です。 言葉の意味はフィトン(植物が)チッド(殺す)という少し怖い意味を持ちます

          なぜ森の中は気持ちいいのか?

          スーパーで出会ったほっこりした風景。しかし惜しい。。。

          わが家の近くに「OKストア」というスーパーがあります。 そこであった「ほっこりしてなんかいい感じだな~」と思ったエピソードをお話しします。 スーパーのパンの棚に見慣れぬ「明太ポテトパン」を見つけた私。 なんとなくカゴに入れてレジに並びました。 するとレジの女性が「あっ、このパン、美味しいんですよね~」と声を掛けてきました。 「あっそうなんですね、私初めて買うんですけど」と答えると、女性スタッフがこう続けました。 「私、このパンにハマってるんですよ~。まずレンジで10秒チ

          スーパーで出会ったほっこりした風景。しかし惜しい。。。

          新年でも開いてる?

          新年、気持ちよくめざめる。 いい気分だ。 なにかじっとしているのがもったいないような。 頭が冴えているこんな時には、いつもの喫茶店で仕事してみるかな。 俺ってなかなか見上げたやつだな(自画自賛笑)。 年明け3日だけどあの店やってるかな、、、とスマホで調べてみる。 おっ、やってるじゃない 「開店9時まもなく営業」だって、すごいな、やる気マンマンだな。 店の前に立つ。 「あれっ年明けは4日からって張り紙してある。。。」 もうひとつの行きつけの店に回ってみる。 「ん~今日からやっ

          新年でも開いてる?

          年賀状

          年賀状の文化が急速に衰えている。 SNSなどで簡単に手早く連絡が取れるようになった。 家に届く年賀状の数もずいぶん少なくなった。 だからこそ、気持ちのこもった年賀状は相手の心に伝わるようになった。                           2024年1月1日 >>このnote投稿の概要は最初の記事「はじめまして」をご覧ください。 このつぶやきが少しでもあなたの毎日の参考になればうれしいです。 読んだ感想をぜひお寄せください。 それでは、また! 明日があなた

          酒場で飲む価値

          昨日観た映画「PERFECT DAYS」 役所広司さん演じる主人公 平山は公衆トイレ清掃の仕事を終え、押上のアパートに帰る。 自転車に乗って銭湯に行き、浅草地下街の大衆酒場に寄る。 頼むのはいつも決まって酎ハイときゅうり。 決して裕福ではない生活をしている平山なら、コンビニや酒屋で酒とつまみを買って家で飲んだ方が安上がりだろうに。 でも、そうではないことが分かる。 平山は酒場では誰と会話することもなく黙々と飲んでいるだけ。 流れているテレビを眺め、他の客の賑わいを距離を置

          映画 PERFECT DAYSを観た

          普段、映画館に足を運んでまで映画を観ることは少ない私。 その私が、この映画はすぐにでも観たいと思ったのがPERFECT DAYS。 主演は役所広司。 監督はドイツの名匠ヴィム・ヴェンダース。 第76回カンヌ国際映画祭で最優秀男優賞を獲った作品。 なぜすぐにでも観たいと思ったかというと、 役所広司さんが「日本の映画界はこれからはこういう作品を作って欲しい」とインタビューで応えていたから。 主人公は公衆トイレの清掃員 平山。 派手な脚色もドラマチックな展開もなく、ドキュメンタ

          映画 PERFECT DAYSを観た